モバイル開発に欠かせないテストツール14選

スマートフォンやタブレットをはじめ数多くのモバイルデバイスが乱列する現在。今後さらに多くのデバイスが増えてきてユーザーは選択肢が増えるわけですが、開発者側はさらに負荷がかかりそうです。開発者側の苦労を少しでも軽減するためのテストツールを幾つか紹介します。

Adobe Device Central CS5

Adobe CS5 をパッケージ購入すると一緒についてくるモバイルデバイスのテスト環境。様々なエミュレーターが存在しますが、オールインワンで素早くテストがしたい場合はこちらがオススメです。特に Flash を活用したモバイルサイトをテストするのであれば欠かせない存在です。

Android SDK

Javaで開発されているので、Mac, Windows, Linux で動作する公式のエミュレーター。2011年1月現在、Android OS 1.1 〜 2.3 までのテストが可能。エミュレーターは実際のスマートフォンと同じ動作をするので、ディフォルトのブラウザだけでなく、Opera Mini や Firefox など他のブラウザをインストールしてテストすることができます。

iOS SDK

XCode も含め諸々ダウンロードしなければいけませんし Mac でしか動作しませんが、iPhone, iPod touch, iPad の開発とテストが確実に行えます。Android SDKはクロスプラットフォームで軽量ですが、コマンドラインを使わなければならない機会が多いので GUI 中心の iOS SDK はデザイナー好みかもしれません。

iBBDemo

Macはもっていないけど、iPhone とiPad で開発した Web サイトがどのように見えるのか気になる方はこちらが便利。Adobe Air で動作するこのアプリを使えば簡単なテストを行うことが出来ます。ショートカットで iPad / iPhone の切り替えやデバイスの向きを変えることが出来ます。

Opera Mini Simulator

Operaが公開している公式の Opera Mini シミュレータ。ページは英語ですが、日本語のサイトも問題なくテストが出来ます。拡大縮小のアニメーションもなんとなくホンモノそっくりです。何もインストールしなくても動作するので便利です。また、デスクトップで見るためのツールもリリースされています。

Samsung Galaxy Tab Add-on

日本でも登場した Galaxy Tab をテストするためのアドオンツール。Android SDK と一緒に使います。

BlackBerry Simulators

30種類以上のデバイスをテストできるBlackBerryの公式シミュレータ。アプリケーションや Web サイトがデバイス上でどのように表示され、操作されるのかをテストすることが出来ます。こちらはネットワークの状況を変えるとどのように操作性が変わるのかといったテストも出来るようになっています。

Microsoft Device Emulator 3.0

ちょっと古いですが、Microsoft が公開している公式のエミュレータ。Windows Mobile 6 以下のテストをしたい場合に使えそうです。Visual Stuidio 2008 には同封されているそうですが、スタンドアローンで欲しいという方はダウンロードしましょう。古いのはなく、新しい Windows Phone の開発環境が欲しいという方は(エミュレーターも含)公式サイトからダウンロードしてください。

Perfecto Mobile

ホンモノのデバイスをリモートで操作してテストをすることが出来るサービス。操作テストだけでなく、オートメーションのテストやモニタリングも可能です。有料サービスですが大規模のマーケットに対してモバイル向けの Web アプリを開発しているのであれば使う価値のあるサービスでしょう。

Ripple Emulator

この拡張機能をインストールすれば、Chrome上で開発ツールが手に入ります。会員登録が必要になりますが、HTML5ベースの Web アプリケーションのモバイルテストが出来るようになります。DOMインスペクタや JavaScript デバッグなど Web アプリ開発に欠かせない機能もついています。

MobiOne Studio

Windows で iPhone アプリを開発したいという方にとって朗報。開発とテストも Windows 上で行うことができます。Webアプリケーション、ネイティブアプリケーションの開発ツールとしてだけでなく、モックアップツールとしても役立ちそうです。$99.95 と少し高めですが、ひとつの選択肢として良いですね。

mobiReady

マークアップ、サイズ、スピード など Web サイトがモバイルに適しているかをチェックしてくれます。日本語では文字化けしてしまいますし、古いデバイスをテスト対象にしていますが、自分のサイトの状況を簡単にチェックしたいという方にとって便利なツールです。

W3C mobileOK Checker

モバイル向けかどうかをチェックするのであれば W3C が出しているのも便利です。改善点が何かも分かりやすいです。ページサイズだけでなく、ネットワークリクエストもまとめてみることが出来ます。コツをつかめば Firebug とかでも十分できますが、こういう手軽なツールがあるのはうれしいですね。

ProtoFluid

モバイル向けのWebサイトをチェックするのに使えるシンプルなビューワー。UserAgent ではなく、Media Queries を認識するだけなので、純粋な再現をしてくれるわけではありませんが、iPhone, Android をはじめとした様々なスマートフォンとタブレットのプレビューを一気に見ることが出来ます。大まかな見た目のチェックで良い場合は使えそうです。

筆者について

Photo of Yasuhisa Hasegawa

組織の一員となるスタイルで一緒にデザインに関わる課題を解決するといった仕事をするなど、チームでデザインに取り組むためのお手伝いをしています。各地でデザインに関わる様々なトピックで講師をしています。