could - Personal Page of Yasuhisa Hasegawa

Review:

Fringe Season 2 Episode 1

4.5
Reviewed by Yasuhisa Hasegawa

幾つか海外 TV ドラマを見ているわけですが、その中でも昨年おもしろかったのが Fringe でした。シーズン1第1話のレビューを書いた当初は、ストーリーの全体像が見えてない状態だったので何を期待したら良いのか分からなかったわけですが、シーズンが進むにつれて徐々に Fringe の世界が明確になっていきました。

基本的に1話完結型なので気軽に見れますが、シーズンを通して展開するメタストーリーやテーマが幾つかあるので、内容をしっかり把握したい方は一気見するのがお勧めです。J.J.ブライムスが製作に関わっている作品らしく、細かい演出もたくさん用意されているので、シーズンを全部見てまた最初から見るとハッとするシーンも少なくありません。

コマーシャル前にさりげなく表示される植物や動物(ビデオ)は、自然と超自然的な要素が組合わさった独特のシンボルになっており、時には番組のテーマになっている場合もあります。実はそれぞれのシンボルは暗号になっており、シンボルごとにアルファベットがアサインされています。番組を通して表示される順番に暗号を解読すると、単語が現れるようになっています。詳しくは Solution to the Fringe Glyph Cipher という記事を参照してほしいですが、こうした謎があるのも番組の楽しみだったりします。

シーズン1の最後で大きな謎が解明され、次のシーズンでどのような展開になるのかを予感させる内容でした。恐らくこういうことが起きるのだろうと思って見始めたシーズン2の最初のエピソードでしたが、良い意味で完全に裏切られた内容でした。もちろんシーズン1で確立されたストーリー展開やオカルトだけどちょっと笑えるキャラクター達の対話は今も健在です。しかし、視聴者からすれば次への道筋が見える地図を渡されたと思ったら、いきなり真っ暗闇の部屋に放り投げられたような気分です。意外な主人公の登場シーン、素性がみえない新キャラクター、シーズン1の最後との繋がりなど驚きと謎を多く残したままシーズン2の最初のエピソードは終わりました。

前シーズンは何を期待して良いのか分からない不安がありましたが、今シーズンは謎を多く秘めているものの Fringe らしさが何か分かっていることと、メインキャラクターに深みが出て来たことから安心して見れますね。今シーズンも楽しみです。私がお気に入りの LOST もシーズン6で終わってしまうので、その後の1番のお気に入りは Fringe になるかもしれません。

2009年9月23日 5:45 am

Fringe “A New Day in the Old Town”

マサチューセッツ州ボストンを拠点に、国土安全保障省の下で活動するFBIのFringeチームを描く。世界中で発生する説明不能なおぞましい一連の事件「パターン」の捜査の為、チームは「fringe science」と呼ぶ型破りな手法を用いる。

筆者について

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(@yhassy)

デザインやコンサルティングを通じてWebの仕事に携わる活動家。Webとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで講演を行ったり、多数の雑誌で執筆に携わる。