Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

iphone

2017年よく使ったiOSアプリ

今年もお世話になりました 生活だけでなく、仕事にも欠かせなくなってきている iOS アプリ。次々新しいものに変えるタイプではありませんが、1 年を振り返ると少しずつ変わっているようです。他にも使っているアプリがありますが、特にオススメのものを7つ紹介します。 Bear [https://itunes.apple.com/jp/app/bear-%E7%BE%8E%E9%BA%97%E3%81%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BD%9C%E6%88%90-%E3%83%86%E3%82%AD%E3%

ツール

現場で必要なデザインツールの見つけ方

ツールは表現から連携の時代へ 制作プロセスは、設計→デザイン→実装という真っ直ぐな線になっているように思われがちですが、あちこちに『溝』があります。関わる人が増えたり、心理的・身体的距離があれば、それだけ溝を埋めるための作業が増えていきます。 * 決裁者の意図・ビジネスの目的を読み取って具体的な要件にするための溝 * 要件を伝え、画面設計に落とし込むときの溝 * 画面設計から適切だと考えられるビジュアル言語を作るときの溝 * ビジュアルデザインから人々が見て、触れるような状態にするための溝 デザインツールはデザイナーの都合で選べば良いわけではなく、ツールによってはプロセスの溝を深いものにしてしまう場合があります。 Photoshop や Illustrator のような従来のデザインツールと、過去 5 年くらいに登場したデザインツールの大きな違いは、デザインプロセスにおいて解決したい課題が違うところです。前者はデザイナーの表現力を高めるツールで、今まで手作業でやっていたことを自動化してくれたり、表現が難しかったことを形にすることができます。 こうしたツールはデザ

UI

デザインの運用って何ですか?

公開しても終わらない コンテンツマーケティングの文脈でコンテンツの運用という言葉を耳にすると思います。いつ、誰に、何を、どのように配信するかを決めて、複数人で実践していくには運用が欠かせません。新しいコンテンツを作り続けなければいけませんし、現存コンテンツの維持・管理も必要になります。 コンテンツの運用で「公開したらあとは待つのみ」「納品したら終わり」という考えはありません。放置するとたちまち埋もれてしまい、存在していないのと同じになります。また、利用者の趣向・動向に合わせてチューニングをしていかなければ、ますます遠い存在になります。 公開したらデザインの仕事が終わるわけではないという意味でコンテンツの運用と似ていますが、デザインの運用は以下の点を解決することを目的とします。 * コンテンツの量に依存した『固い』デザインにしない * 基本的なことであれば短時間で実装ができる * 誰が触っても最低限の品質が担保できる * 一貫性のあるデザインが実装しやすくなる * ひとりのスターデザイナーに頼り切らない * 必要に応じて変更・改善し続けることができる CMS を導

デザイン

野放しは危険!デザイナーに潜む4つのモンスター

身近にいるかもしれないモンスター達 「モンスターペアレント」なんて言葉が流行した時期がありましたが、そのデザイナー版もありそうです。一見、平穏そうな装いをしたデザイナーの中に潜む恐ろしいモンスター達。彼らがデザインの行程を台無しにしたり、品質を落としてしまう場合があります。 今回紹介するモンスター達は web やアプリのようなデジタルプロダクトをデザインしている人たち向け。特にデザイナーとしてキャリアを始めた頃に陥りやすいモンスターたちです。 俺一番モンスター 問題解決することがデザイナーの仕事ですが、自分が考えた解決案が絶対正しいとは限りません。誰でも自分が考えたアイデアを大事にしたいですが、過保護になるとかえって視野が狭くなります。デザインに関わる様々な手法がありますが、それが解決を導き出す唯一の方法ではありません。課題解決ができるのはデザイナーだけではないわけですから、「自分が絶対正しい」という態度は、周りを突き放すことになります。 退治する方法: 解決をする前に、課題の定義と共有に集中すると良いでしょう。人それぞれ課題と感じる部分が違うこともありますし、そもそも何を

インターネット

簡単ホームページサービスと次へ導く難しさ

ダンプカーを押し売りしていないか 社会学者エベレット・M・ロジャーズ(Everett M. Rogers)のイノーベーター理論に当てはめると、今ホームページを作りたいと考える人たちは「レイトマジョリティー」もしくは保守的な「ラガード」に入ると思います。Web サイトを作るだけで多くの方が訪れる、ネットワーク効果でどんどん広がるというのは 10 年以上前の話。あらゆる専門家が思いつくことをやり尽くしている現在。「さぁ ホームページでも作ってみるか」と立ち上がってはみたものの、見渡す限り戦後の焼け野原といっても大袈裟ではありません。 日本ではほぼ普及しきったと言える web。そういう状態だからこそ安心して参入できると考えるのがレイトマジョリティーですが、競争も激しく小手先の手段では変化は生まれません。Web プロフェッショナル達が「ただ、作っただけでは意味がない」と語るのはそのためで、飽和状態の市場で勝ち抜くには、お金と人を十分につかった『全力の投資』が必要になる場合があります。 成功・失敗事例をたくさん見ているだけでなく、経験も積んでいるからこそ、作って終わりにしないよう働き

仕事

デザイン業界にある『インスタ映え』な側面にふと思う

美しいものだけに囲まれている不安 Instagram [https://www.instagram.com/yhassy/] をはじめとした写真共有サービスでアップロードされる見栄えの良い写真を「インスタ映え」と呼ぶことがあります。ハッシュタグで繋がる様々な写真を見て楽しむことができる Instagram ですが、そこで映し出されている世界がすべてだと勘違いしている人も少なくないと思います。自分の生活と比べて「なぜ皆はこんなに楽しそうなんだろう」と悲観的になる人もいるかもしれません。 Instagram に限った話ではありませんが、ソーシャルメディアで共有されているものは、投稿者の生活がダイジェスト配信されているようなものです。言い換えるならば、「ベスト・オブ・◯◯さん」を見ているようなものでしょう。ソーシャルメディアを使う人たち全員が、自分の PRエージェントになって活動しているようなものかもしれません。 私は「インスタ映え」と似たような現象は、デザイナー、スタートアップをはじめとした組織が配信するコンテンツにも言えると思います。 * 「こうしたら上手くいきました」とい

UI

デザインシステムにおける色の命名ルール

崩れない色名にする 前回「デザインシステムに採用する色を決める5つのルール [http://www.yasuhisa.com/could/article/design-system-colors/] 」を通して、色の名前の付け方や整理の仕方を紹介しました。これを受けてウェブデザイナーの深沢幸治郎さん(@witch_doktor [https://twitter.com/witch_doktor])が「ウェブサイトに使われる色に固有の名前をつけてみる [http://suikoudesign.com/suikolog/design/2270] 」という記事を書いてくれました。色の命名にまつわる苦労や工夫について読むことができるので、ぜひ参考にしてください。 前回の補足として、デザインシステムにおける色名の付け方の工夫を 3 つ紹介。色の整理をするときの参考にしてください。 色名=変数 色の名前を付けるのに困っている方は、Kromatic [http://kromatic.thoughtbot.com/] がオススメ。カラーパネルのスライダーを動かすか HEX 値を入力するだけで