情報アーキテクチャの脊髄を視覚化
2月9日に東京で開催された World IA Day 2013 に参加してきました。前回の記事 で書いた今後の IA の課題のヒントになるようなメッセージを、イベントを通して幾つか見つけることができました。
今回は吸収した内容を自分なりにインフォグラフィックにしてみました。
イベントを通して『情報』にはデータベースに蓄積できるようなものと、掴み所がないものと二種類あると考えました。言い換えれば右脳的な情報と左脳的な情報があるといったところでしょうか。まったく違う存在のようにみえる二種類ではありますが、4つの段階を踏んでアーキテクチャ(構造)を作り出しているようにみえました。
- Deconstruct (分解)
- Sort(分類)
- Compose(構成)
- Adjust(調整)
つまり、感情やニュアンスといった掴み所のない情報だったとしても、ビッグデータを活用した情報の解析だったとしても、進むべき道筋は大変似ているというところがありました。また、機械的に集めるデータだったとしても、人間的な非合理性・不確定性を加味するといった具合に、双方の特性を組み合わせてアーキテクチャの構築を行っている点も興味深かったです。分断しているかのようで実はそうではない・・・相互補完関係にあることに気付かされました。
相互関係として情報が繋がったとき、どのようなアーキテクチャが必要とされるのでしょうか。そのアーキテクチャはどのように生み出されるのでしょう。そして人々はどのように触れることになるのでしょうか。今回のイベントを通してイマジネーションが広がったので、今後の活動に活かそうと思います。
今回のイベントのスピーカーの人選は、楽天の UXデザイナーとして活躍している坂田さん。個人的にはかなり絶妙な人選で 1 日楽しませてもらいました。ちなみに彼は、ポッドキャストの第43回にゲスト出演しているので、興味がある方はぜひ聴いてみてください。