作り手の視点だと、どうしても製品・サービスそのものだけにフォーカスして善し悪しを判断することがあります。しかし、製品そのものは利用者体験において、ほんの一部でしかありません。製品と使う人との1対1の関係だけではなく、そもそも製品に触れようと思った『何か』があります。それは、内の感情に響くものであったり、製品・サービスと個人的な繋がりや、感情移入になることがあります。『何か』とは文化であり、文化が今、製品・サービスにおいて核となる存在になりつつあります。
例えば Pinterest [http://pinterest.com/yhassy/] を見てみましょう。
Pinterest は、2011年にブレイクしたイメージブックマークサービス。Bookmarklet を使って Web
ページの画像をクリッピングするというコンセプトは、目新しいものではありません。Tumblr [http://tumblr.com]
を真っ先に思いついた方もいるでしょうし、Wists [http://wists.com/]のような類似サービスは
2006年くらいからあります。技術やアイデアに革新的なものが何