私はワークショップの序盤に参加者全員に自己紹介をしてもらっています。自己紹介では役職名だけでなく、「仕事で興味があること、悩んでいること」を話してもらうようにしていて、上のメモは自己紹介タイムに残したものです。30 人前後参加するイベントなので結構時間をとってしまいますが、それでも実施するようにしています。 自己紹介はアイスブレイクになるのはもちろんですが、私も含めた参加者全員で文脈を共有するためにしています。「デザイナー」「Webデザイナー」「UXデザイナー」「UI デザイナー」「Web ディレクター」など役職名がたくさんあるこの業界。たとえ同じ名前でもまったく同じようなことをしている人はいません。責任範囲も違えば、現場で求められている成果物も様々です。 自己紹介を通して「なるほど、そういう働き方もあるんだ」という気づきもあると思いますし、「似たような悩みある」という共感が生まれることもあります。何よりも自分と違う価値観と環境で、様々なデザインの挑戦をしている人がいるんだという見えにくい背景を知る機会になると思っています。 登壇者⇄参加者のコミュニケーションがあるといっても一方的ですし、懇親会に出ないと参加者⇄参加者の関係も生まれにくいのは残念だと感じています。自己紹介というそれぞれの視点・考えを打ち明ける時間は、そのあとに続くワークショップにも響きますし、「他の環境だとこういう課題があるかもしれない」「だから〇〇さんはこう考えてるのかも」と想像を膨らませるキッカケになるかもしれません。 以下がよくある声の傾向です。 ステークホルダーとのコミュニケーション アニメーション、