404ページのデザイン提案【前編】

機械的なエラーの表示の仕方はケアが必要です。多くの利用者はエラーをみると、たとえシステムエラーでそうなったとしても、自分のせいにしてしまう場合があります。

Twitterのほうでひっそりと告知しましたが、404ページのデザインを変更してみました。なぜこんなところから始めたのかというと、サイト制作でいつも後回しになってしまう部分なので考えてみたかったですし、1ページ完結型なので早く形に出来るというのが理由です。いわゆるエラーページなわけですが、「見つかりませんでした」という結果表示ではなく何か補助出来ないかというのがテーマでした。

機械的なエラーの表示の仕方はケアが必要です。多くの利用者はエラーをみると、たとえシステムエラーでそうなったとしても、自分のせいにしてしまう場合があります。メッセージの出し方によっては「何か誤操作をしてしまったか」「そもそも何が起こったの?」「もしかして壊した?」といった感情を引き出してしまう可能性があります。利用者が悪くないのに、悪いと突き出してしまうような見せ方だけは避けなくてはいけません。

専門用語を使ったり、簡略化過ぎるエラーの説明もよくありません(説明抜きにしておもしろ楽しく見せる方法はアリですがサイトのターゲットユーザーによるでしょう)。利用者が分かると思われる範囲でエラーが表示されている理由を簡略に説明するほうが良いですし、回避方法・解決方法を幾つか提案すると次のアクションへ繋がると思います。

では何が 404 を引き起すのでしょうか。4つ可能性が考えられます。

  • スペルミス
  • ページの削除・移動
  • リンクミス
  • (私には理解不能な) システムエラー

ものすごい数というわけではりませんが、意外と多かったのがスペルミス。Webmaster Tools は、どのアドレスで 404 が表示されたのかを記録していますが、それによると全角スペースが付いていたり、2つのアドレスがひとつになっていたり、日本語が付いていることからエラーに繋がっているケースが見られました。メール、SNS、Twitter などコミュニケーションの際に気軽にリンクをはるものの、クリックするとエラーが出ているのかもしれません。

利用者にも分かる範囲で何が起こったのか説明した後、どのような『出口』を提案できるでしょうか。検索を通してアクセスしようと思ったサイトに近づけるかもしれません。他の記事へ興味をもってもらうための入り口になるかもしれません。あれこれ提示するのはクドいですが、次のページへ繋がるヒントを利用者に提供出来ると良いなと。わざわざエラーが出たからといって連絡をする方はほとんどいませんが、誰がこのサイトの『責任者』であることを明示し連絡の窓口を築くにもサイト運営をする立場として重要な姿勢だと考えています。特にエラーページはそうかもしれませんね。

筆者について

Photo of Yasuhisa Hasegawa

組織の一員となるスタイルで一緒にデザインに関わる課題を解決するといった仕事をするなど、チームでデザインに取り組むためのお手伝いをしています。各地でデザインに関わる様々なトピックで講師をしています。