2009年ベストイントラネットサイト

オーストラリアのコンサルティング企業 Step Two Designs は、2007年から企業のイントラネットサイトで優れたデザインを紹介・分析したレポートを公開しています。詳細な情報を知りたい場合はレポートを購入する必要がありますが、概要であればオンラインで観覧することが出来ます。イントラネットサイトに関する情報はなかなか表に出ることがないので、貴重な情報です。しかも、公開されているスクリーンショットはぼかしがかかっているものではなく、実際動作しているサイトのイメージで掲載されているのも嬉しいです。 優秀サイト一覧はこちらのページにリストされています。CRS Australia のようなオーストラリア国内のものだけでなく、IDEO や IBM のような有名企業もリストされています。オリジナリティ、スタッフへのインパクト、企業利益という3項目を審査対象とし、優秀サイトが選出されたそうです。レポートにはなぜそのサイトが選出されたのかのポイントも解説されています。 膨大な情報量が複雑に入り組んでいるだけでなく、様々な人が扱うイントラネット環境。サイトによっては SNS の要素を盛り込んだものもあれば、文書の認証ワークフローの中央化といた特定の機能を中心にして設計したサイトなど様々です。 最優秀サイトの CRS Australia のイントラネットサイトには「Workflow Inbox」というパーソナライズ化されたタスクとワークフローのトラッキング機能が実装されています。今しなければならないタスクのみすぐ見える状態になっており、仕事のトラッキングがしやすいだけでなく、漏れも少なくなったそうです。企業内で使われている別のアプリケーションからも Workflow Inbox へタスクを追加出来るという連携性の高さもプラスです。 どのサイトにも共通しているのが、企業文化や抱えている課題を考慮して作られている点です。言い方を変えれば、すべてをイントラネットサイトで解決しようとしているというより、出来ることだけを確実に行うためのシステムにしている点といえるでしょう。情報を掲載する場ではありますが、人へのフォーカスを忘れていない点も共通点です。様々なスキルセットをもつ人たちが扱うわけですから、取りこぼさないための配慮が機能・コンテンツ・ビジュアルでなされているのが印象的です。 あまり注目されることがないイントラネットサイトですが、レポートを読むと確実に次世代へ向かっているのが分かります。サイトのアプローチだけでなくレポートの書き方という側面でも参考になりました。

オーストラリアのコンサルティング企業 Step Two Designs は、2007年から企業のイントラネットサイトで優れたデザインを紹介・分析したレポートを公開しています。詳細な情報を知りたい場合はレポートを購入する必要がありますが、概要であればオンラインで観覧することが出来ます。イントラネットサイトに関する情報はなかなか表に出ることがないので、貴重な情報です。しかも、公開されているスクリーンショットはぼかしがかかっているものではなく、実際動作しているサイトのイメージで掲載されているのも嬉しいです。

優秀サイト一覧はこちらのページにリストされています。CRS Australia のようなオーストラリア国内のものだけでなく、IDEO や IBM のような有名企業もリストされています。オリジナリティ、スタッフへのインパクト、企業利益という3項目を審査対象とし、優秀サイトが選出されたそうです。レポートにはなぜそのサイトが選出されたのかのポイントも解説されています。

膨大な情報量が複雑に入り組んでいるだけでなく、様々な人が扱うイントラネット環境。サイトによっては SNS の要素を盛り込んだものもあれば、文書の認証ワークフローの中央化といた特定の機能を中心にして設計したサイトなど様々です。

最優秀サイトの CRS Australia のイントラネットサイトには「Workflow Inbox」というパーソナライズ化されたタスクとワークフローのトラッキング機能が実装されています。今しなければならないタスクのみすぐ見える状態になっており、仕事のトラッキングがしやすいだけでなく、漏れも少なくなったそうです。企業内で使われている別のアプリケーションからも Workflow Inbox へタスクを追加出来るという連携性の高さもプラスです。

どのサイトにも共通しているのが、企業文化や抱えている課題を考慮して作られている点です。言い方を変えれば、すべてをイントラネットサイトで解決しようとしているというより、出来ることだけを確実に行うためのシステムにしている点といえるでしょう。情報を掲載する場ではありますが、人へのフォーカスを忘れていない点も共通点です。様々なスキルセットをもつ人たちが扱うわけですから、取りこぼさないための配慮が機能・コンテンツ・ビジュアルでなされているのが印象的です。

あまり注目されることがないイントラネットサイトですが、レポートを読むと確実に次世代へ向かっているのが分かります。サイトのアプローチだけでなくレポートの書き方という側面でも参考になりました。

筆者について

Photo of Yasuhisa Hasegawa

組織の一員となるスタイルで一緒にデザインに関わる課題を解決するといった仕事をするなど、チームでデザインに取り組むためのお手伝いをしています。各地でデザインに関わる様々なトピックで講師をしています。