Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

コンテンツ

Year in Review 2009

Twitter [http://twitter.com/yhassy] をはじめたことにより、ブログが減ったという話をよく耳にします。私の場合も記事を書く数は去年より減りましたが、個々の記事のボリュームが増えた印象があります。これは、Twitter をはじめとした他の場で軽めのメッセージや記事が書けるようになったことで、この場所がより明確になったからかもしれません。2010年も引き続き、他ではあまり読めない情報を盛り込みながら「有名ではないけど知る人ぞ知るWebデザイナーのサイト」を目指して行きたいですね。 単純にアクセス数だと「UIデザインガイドラインのまとめ [http://www.yasuhisa.com/could/roundup/ui-design-guidelines/]」や「 今のデザイナーに必要な10のスキル [http://www.yasuhisa.com/could/article/10-skills-designers-need/] 」のようなキャッチーで分かりやすいタイトルの記事が人気ですが、アクセス数が個人的にお気に入りの記事というわけではありません。今年

セミナー

WCANで今後のWebと利用者について話しました

12月19日に WCAN 2009 Winter [http://www.wcan.jp/index.php?ID=269] が名古屋で開催されました。年末はほぼ毎年、スピーカーとして参加させていただいているこのイベント。毎回、1年の総決算みたいな内容でしたが、今回は少々趣向を変えて「 2010年に飛躍するための7つのキーワード」という今のトレンドや人・社会の変化からみる今後について話しました。ちょうど先日行われた CSS Nite Shift3 [http://www.yasuhisa.com/could/diary/shift3/] が似たような内容だったわけですが、そのときの反応や情報収集が役に立ちました。時間が少々長めの 80 分だったこともあり、結果的に 140 枚のスライドと 70サイトの紹介 [http://www.yasuhisa.com/could/roundup/wcan-2009-winter-list/] というボリュームが大きい内容となりました。 今年もかなりの数のサイト・

インターネット

WCAN 2009 Winter で紹介したサイト一覧

12月19日、名古屋で開催された WCAN 2009 Winter [http://www.wcan.jp/index.php?ID=266] では、今年を象徴するサイト、制作においてインスピレーションになるサイト、そして来年の行方を想像させてくれるようなサイトを紹介しました。合計70サイトを駆け足で紹介したので、会場にいる方は少々混乱してしまったかもしれません。以下のリストを参考に今後の勉強に役立ててください。 * Windows 7 UX Guideline [http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa511258.aspx] * Introduction to Apple Human Interface Guidelines [http://developer.apple.com/mac/library/documentation/UserExperience/Conceptual/AppleHIGuidelines/XHIGIntro/XHIGIntro.

プレゼン

Shift3で人と社会の変化について話しました

撮影: 飯田昌之 [http://www.masazo.net/]12月17日に CSS Nite 年末恒例イベント Shift3 [http://cssnite.jp/ginza/vol42/] が開催され、私はそこで「 不景気から学べる今後のサイト制作のありかた」という題名で 10 分間のプレゼンをしました。不況に関しては昨年の Shift2 [http://www.yasuhisa.com/could/diary/shift2-2008/] でも話したので、これで2年連続になります。去年は実感していた方が少なく、ピンと来なかった方もいたと思いますが、今年は直撃した方も多いかと思います。人材派遣会社や就職関連の方と話す機会がありますが、やはり今年に入って Web 関連の仕事が減ってきたと仰っていました(DTPはさらに前だったそうです)。年度末に向けてまた仕事が増えると予測されますが、厳しい状態はまだ続くでしょう。 不況で真っ先に行う対策の中に「予算削減」というのがありますが、実はこれは短期対策であってビジネスの成長を逃す可能性があります。Andrew Razeghi

意見

読まなくなった私たちと「読む」の今後

今、書籍を読む人たちはどれくらいいるのでしょうか。学生の頃はたくさん読んでいましたが、今は減ってきています。そもそも書籍を読むということが時にストレスがたまることも少なくありません。はやく要点に辿り着いて欲しいと感じる事もあれば、検索が出来ないのでとても不便と感じることもあります。 お菓子コンテンツが愛される 少ないメッセージやちょっとしたリンクであれば Twitter [http://twitter.com/yhassy] で十分役割が果たせるので、このサイトでは情報を盛り込んだ読み応えのある文章にするよう心がけています。Web には他にもたくさんの長文と呼ばれる記事はありますが、本のボリュームで考えると数ページの話です。それですら私たちは「あとで読む」とタグ付けをしてブックマークの奥底に放置します。むしろ、長文は読者受けされにくく、ザッピングに最適化されたリストや Tips が多いのが現状です。 このサイトでも長文かリスト形式の Tips にするかでアクセス数が大幅に異なることがあります。 Webだけが、こうした一口サイズのお菓子コンテンツになっているわけではありません。書

コンテンツ

私的今年のベストWebサイト

今年もたくさんのサイトを見てきたわけですが、個人的に最もインパクトがあったのが Boston Globe が運営する写真ブログ「The Big Picture [http://www.boston.com/bigpicture/]」。Twitter [http://twitter.com/yhassy]でいろいろな サイトを紹介 [http://www.yasuhisa.com/could/twitter/]していますが、かなりの頻度で The Big Picture を紹介しました。写真 (コンテンツ) が素晴らしいのは当然ですが、他にも注目する点は幾つかあります。 このサイトは Boston Globe という 100年以上続く新聞社が運営しています。他の新聞社と同様、発行部数は大幅に落ちており非常に厳しい状況 [http://www.editorandpublisher.com/eandp/news/article_

シンプル

複雑をシンプルにしても駄目な場合

「シンプルがベスト」という言葉はデザイナーでなくてもよく使う言葉です。しかし、すべてをシンプルにしてしまえば良いというわけではありません。シンプルの反意語で「複雑」という言葉があります。しかし、英語の「Simple」の反意語には「Complicate」と「Complex」という2つの言葉があります。いずれの単語も日本語にしてしまうと「複雑」になってしまいますが、使い方が違います。そして、「Complicate」をシンプルにするのと、「Complex」をシンプルにするのは意味が異なります。 「Complicate」は込み入ったものや困難という意味がありますが、「Complex」は幾つかの部品からなる複合体、入り組んだという意味が含まれています。共に複雑に構成されている可能性がありますが、必要なもので作られた複合体(Complex)だとしたら、シンプルにするのは難しいです。つまり、「Complicate」はシンプルにすると良いですが、「Complex」は一概にそうとは言えないということになります。複雑だからシンプルにしたほうが良いというわけではなく、その複雑さがどういった性質のものか判断

デザイン

2009年ベストイントラネットサイト

オーストラリアのコンサルティング企業 Step Two Designs [http://www.steptwo.com.au/] は、2007年から企業のイントラネットサイトで優れたデザインを紹介・分析したレポートを公開しています。詳細な情報を知りたい場合はレポートを購入する必要がありますが、概要であればオンラインで観覧することが出来ます。イントラネットサイトに関する情報はなかなか表に出ることがないので、貴重な情報です。しかも、公開されているスクリーンショットはぼかしがかかっているものではなく、実際動作しているサイトのイメージで掲載されているのも嬉しいです。 優秀サイト一覧はこちらのページ [http://www.steptwo.com.au/products/iia2009/winners-iia2009] にリストされています。CRS Australia のようなオーストラリア国内のものだけでなく、IDEO や IBM のような有名企業もリストされています。オリジナリティ、スタッフへのインパクト、企業利益という3項目を審査対象とし、優秀サイトが選出されたそうです。レポートにはな

UX

Nokiaが考える2015年の未来

Webを利用した共同作業 [http://www.yasuhisa.com/could/article/nokia-betalabs/]や ジェスチャーを利用したコミュニケーション [http://www.yasuhisa.com/could/article/gesture-mobile-communication/]など、ノキアは UX に注目したサービスやデバイスの模索をここ数年続けています。そのノキアが、今月はじめにフィンランドにて The Way We Live Next 3.0 [http://events.nokia.com/thewaywelivenext/home.htm] というカンファレンスを開催しました。そこで、2015年に人々はどのような生活をしているのか幾つか提案をしています。「インテリジェント・デバイス」と呼ばれるネットに常時接続と同期をするデバイスを利用することで人々とシームレスに繋がる構想が描かれています。イメージビデオを見ると、その全体像がなんとなく見えてきますが、ビデオの下にサマリーを書いておきます。 * すべてのデータがクラウドに保管される