4種類のコラボレーションタイプ

「コラボレーション」は「Collaboration」の音訳ですが、多くの方が使う言葉になりました。様々なシチュエーションでコラボレーションという言葉を耳にするようになりましたが、単に「共に働く、協力」では説明するのは難しいですし、協力する相手によってコラボレーションの形や接し方も変わってきます。Harvard Business Review に掲載されている Which Kind of Collaboration Is Right for You? ではコラボレーションについて取り上げており、大きく4種類あると説明しています。

組織構成 (階層式 vs フラット) と参加方法 (オープン vs クローズ) の組み合わせによってコラボレーションの形が変わります。以下が記事で紹介されているコラボレーションの組み合わせになります。

Innovation Mall (オープン階層型)
誰でも自由に問題提示やソリューションを提案出来るが、最終決定は上層部が行うタイプ
Innovation Community (オープンフラット型)
誰でもソリューションに参加出来るコミュニティ型。ソリューションはコミュニティによって決定される
Elite Circle (クローズ階層型)
選ばれた人たちが上層部が挙げた問題提示に対するソリューションを提案するタイプ
Consortium (クローズフラット型)
小さなグループによって問題提示とソリューションを提示するタイプ

Innovation Community は、オープンソースコミュニティが挙げられますし、Elite Circle もよく見かけるコラボレーションタイプです。どのタイプもメリット/デメリットがあるので、集まった人たちや組織に応じてどのタイプが最適なのか検討したいところです。

Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。