2017年よく使ったiOSアプリ

今年もお世話になりました

生活だけでなく、仕事にも欠かせなくなってきている iOS アプリ。次々新しいものに変えるタイプではありませんが、1 年を振り返ると少しずつ変わっているようです。他にも使っているアプリがありますが、特にオススメのものを7つ紹介します。

Bear

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2017年はノートアプリを乗り換えた年。長年使っていた Byword から Bear がメインになりました。Byword の代わりだけでなく、Evernote でやっていたことも徐々に Bear に移行し始めています。私の中で執筆用エディタの条件は、Markdown が使えること、マルチデバイスで執筆・編集ができること、複数の書き出し形式があることの 3 つですが、すべて満たしてくれるだけなくプラスαになる機能も幾つかあるのが魅力です。

Markdown ですが、リッチエディタのような感覚で書けるだけでなく、画像の貼り付けやノート間のリンクなど、じっくり長いコンテンツを書くのに最適。クリップボードにコピーした URL を貼り付けると自動的にリンクを作ってくれるなど気の利いた機能もあります。年間契約モデルですが、更新頻度も早いのでお金の価値はあると思います。

Halide

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カメラアプリは幾つか使っていますが、新しく加わったのが Halide。限りなくカメラに近いカメラアプリといったところでしょうか。RAW 形式はもちろん、ISO やフォーカスのマニュアルコントール、色や明るさのバランスをみるヒストグラムもリアルタイム表示されます。ビデオもなし、パノラマもなし、エフェクトもなし。スマホでじっくり写真を撮りたい人にオススメです。今年の春から使っていましたが、iPhone X に買い換えてから使う頻度が増えました。

UI もよく出来ています。通常のカメラアプリとは使い勝手が違うので慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ジャスチャーで様々な操作が完了できる体験はユニーク。また、iPhone X の形状に最適化された工夫が見られるのもプラスです。

OmniFocus

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長年使っているタスク管理アプリ。他のタスク管理アプリを試すこともありますが、結局戻ってきています。特に忙しくなると、様々な切り口でタスクを整理するので、入力フィールドの豊富さだけでなく、リストの見方を自由自在に変えることができる OmniFocus は重宝しています。

今年に入って Zapier との連携をスタート。例えば GitHub でメンションが入ったものは、自動的に OmniFocus のインボックスに追加するようにしています。コミュニケーションの経路がたくさんある現在、API を介してひとつにまとめて管理する場所が必要で、そんなときに OmniFocus は活躍しています。OmniFocus は改めて使い方を紹介したいです。

Instapaper

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こちらも長く使っている「あとで読む」アプリ。今でもアプリの更新は続いていますが、「読む」という行為に関わる以外のことはまったくしていないシンプルな見た目と操作感を維持しています。昔は「Premium」という有料プランに入らないと使えなかった、全文検索、ノート、ハイライトですが、今は無料で使うことができます。

iPad 版を使うと、Safari からリンクをドラッグ&ドロップして保存できたり、Instapaper にあるテキストをノートへ移動するといったことができるので、ちょっとした調べ物であれば iPad だけで十分になりました。

Weather Line

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天気で重要視している情報は人によって違います。私の場合、雲の動きをはじめとした詳細情報より「今日1日どんな感じなのか?」というザックリとした情報が欲しいタイプ。Weather Line はその名の通り、1日の天気と気温を時系列の線で表現してくれるアプリです。

「よく使っている」といってもアプリを開いているわけではなく、ウィジェットに置いて見るようにしています。iPhone を開くだけで「今は暖かいけど、夜はかなり寒くなるな」くらいの情報をすぐに確認できます。同じ系統のアプリで CARROT Weather がありますが、見た目のシンプルさで Weather Line を選んでいます。

Paper

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昨年書いた オススメ iPad アプリ でも紹介している Paper。レイヤーがないシンプルなアプリですが、絵の具のように色の混ぜ合わせができたり、色を乗せるときの感覚が自分に合うので使っています。Instagram で公開しているスケッチノートのほとんどは Paper で描かれています。

今年の秋に大幅アップデートで、iPad のマルチスクリーンで使えるように UI が刷新されただけでなく、方眼紙のようなテンプレートが入れやすくなりました。レイヤーがないと物足りないと感じることもありますが、ないことで考え過ぎずにサッと描くことを促してくれます。

Runnastic

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ジョギングには欠かせないお供。データによる「見える化」の重要性を身をもって体験したアプリかもしれません。地図に自分の走りがプロットされますし、今までのランの比較もしやすく、次はこう走ってみようと自分で考えて走れるのが自分には合っています。

Apple Watch からタイムの計測や現状確認ができるので、走っているときは Watch でチラッと確認して、終わったあと iPhone アプリでじっくり見るようにしています。連携アプリがたくさん出ているので、ジョギングをはじめ様々なアクティビティを Runnastic でまとめて見れるのもプラスです。

Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。