LittleSnapperで自分だけのサイトコレクション

昨日から始まった Mac のシェアウェアキャンペーン MacHeist 3。今回も魅力的なソフトが幾つかありますが、購入を迷っている方のためにお勧めのソフトを幾つか紹介していきます。1,2つくらい欲しいのがあれば十分元はとれるので購入を検討してみてはいかがでしょう。

Webデザインをしている方なら LittleSnapper は入手しておきたいソフトのひとつです。スクリーンキャプチャが出来るソフトですが、特にウェブサイトのキャプチャするのに特化しています。私も今年のはじめから使い始めているのですが、今までコレクションする場所に困っていたスクリーンショットの数々が一カ所にまとまっていい感じです。

今見ているサイトをショートカットキーで撮ることが出来、ビューエリアだけでなくページ全体をキャプチャすることが出来るようになっています。キャプチャした際に自動的に URL を保管してくれるだけでなく、Webアーカイブとして保存もするので、万が一サイトが閉鎖したとしても後で確認出来るようにもなっています。ビルトインのブラウザからであれば縦に長い Flash サイトもすべてキャプチャすることが可能です。

基本的に iPhoto と同じなので、使ったことがある方は LittleSnapper は直感的に使えるのではないでしょうか。タグや星評価で自動的にフォルダ別けが出来ますし、ギャラリーのサムネイルの大きさの変更もスムーズです。

LittleSnapper はキャプチャした画像を「Type (種類)」に分類することが出来ます。例えば、スクリーンショット、写真、イラスト、iPhone など幾つか用意されています。任意ですが、タイプを別けておくと便利な場合もあります。LittleSnapper には簡易型の編集モードが用意されており、キャプチャ画像にマークを付けたり、文字を入れることが可能です。自分が作ったデザイン案のキャプチャを LittleSnapper へ取り込み、「Type (種類)」を「Mockup」に選択しておけば、スマートフォルダからまとめてデザイン案を見ることも出来ます。さらにタグで振り分けてモックアップのコレクションを細かく分類することも可能です。

現在、LittleSnapper では、選択した画像を FTP, SFTP, Flickr へ直接アップロードする機能も用意されています。また、独自に QuickSnapper というサービスも立ち上げており、ウェブ上で他のユーザーとスクリーンショットの共有も出来ます。LittleSnapperのライブラリは「Application Support」フォルダに1つにパッケージ化されていますが、この保管場所を変更することも出来ます。ファイルサイズがかなり大きくなるのでお勧めではありませんが、Dropbox 上にライブラリを設定して複数の Mac で共有することが出来ます。

他のソフトでも画像を管理するこは出来ますが、ウェブサイトのキャプチャに特化しているだけあり、その目的に合った素敵機能が幾つかあるのが特徴です。今年は LittleSnappr を使って積極的にウェブサイトのコレクションを作ってみてはいかがでしょうか。

Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。