Webマーケティングのホットスポット
Webサイトは立ち上がってからが勝負ですが、それはサイトのメンテナンスだけでなく、マーケティングの側面からみても同じです。オープン後どのようにサイトをプロモーションしていけば良いのか、どういった方法が最も効果的なのかマーケティング担当の方は日々考えていると思います。それでは、マーケティング担当の方は今の Web で、どのような手法が利用価値が高いと考えているのでしょうか。
MarketingSherpaが、「Top Web Advertisers Rate Best & Worst Online Tactics & Budget Plans Email to a Colleague」という記事で、インターネットマーケティングを担当している 421人から得たアンケートの結果をまとめています。詳しい内容は記事を参照してほしいですが、気になった部分をピックアップしてみました。
検索とEメール
- 57%が SEO は他の戦略に比べて効果があると考えている(2006年は 45%)
- 42%がEメールマーケティングを重要視している(2006年は 47%)
- 34%がキーワードマーケティングを重要視している(2006年は 49%)
- 昨年度 13%が重要視していたEメールニュースレター内の広告が2007年は返答なし
- 逆にコンテンツの文脈を利用したキーワード広告は 2007年から注目が集まっている
マーケット戦略とROI
- 先述したとおり、文脈を使った広告は注目が集まっているものの、行動ターゲティングへ今後シフトしていく模様
- アフィリエイトは2006年度と同様
- リッチメディアを利用した広告は2007年で大きく下降しているが、テキスト広告は逆に増えている
- ポップアップ広告はマーケティング担当も注目していない
マーケット戦略の予算
- 93%がオンラインビデオを使ったプロモーションを始めるか今後も増やして行く
- 87%が SNS を利用したマーケティングを始めるか今後も増やして行く
- 60%がモバイル向けのワイヤレス広告を模索している
単にインパクトのある広告ではなく、いかにターゲットにしている人たちのプロフィールやニーズに反映した広告や情報を送ることが出来るかを重要視しているという印象があります。マスに向けたものではなく、どんどんセグメント化してきているということでしょうか。キーワードを購入するテキスト広告は競争も値段も増しているので ROI は低下していると思いますが、そのかわりになる行動ターゲティングのための手法が増えて来ると、また SEO もおもしろくなるのかもしれませんし、よりデザインと密接したものになりそうな気がします。