Tagged

TV

A collection of 5 posts

TV

ドキュメンタリー「Abstract」を観覧して抱いた違和感

Netflix オリジナル作品「Abstract: The Art of Design [https://www.netflix.com/title/80057883] 」を観覧しました。様々な分野で活躍するデザイナーをひとりずつ丁寧に扱った全8回のドキュメンタリーシリーズです。ただでさえ少ないデザイン系の番組なので楽しみにしていましたが、Inspiration(刺激)より Confusion(混乱)の想いが強く残りました。 どのデザイナーも第一線を走り続ける有名人ばかり。登場するデザイナー達が遠い存在に見えるのは当たり前なのですが、デザインですら遠い世界の何か別のものに見えました。トップクラスのクライアントを抱えるグラマラスなデザイナー達。「自己表現」という言葉がところどころに出てくる本編を見ていると、デザインとは一体何なのか余計分からなくなるかもしれません。 デザインは課題解決という定義をする場合もありますが、表現を無視するのはナンセンスです。視覚的な美しさが課題解決に繋がることもありますし、そこには作り手(デザイナー)による『ある視点』が含まれるのは当然だと思います。しか

TV

ロングテール化するTVと4つの展望

Apple TV [https://www.amazon.co.jp/dp/B004BR2CL8/ref=as_li_ss_til?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B004BR2CL8&adid=1SKXA5YKF6N8T9HXH85A&] で見たい海外TVドラマや映画を好きなタイミングですぐに見れたり、自分がお気に入りの購読チャンネルを iPad や iPhoneで気軽に見れたりするようになった現在。HDDレコーダーが出たあたりから、CM をスキップして番組が見れる環境が整い始めてきましたが、今はクラウドからのストリーミング、オンラインサービスとの連携でいつでも何処でも見れたり、予約も何処からでも簡単にできます。TV が TV 局の番組を受信・映写する機械から、クラウドに通じるモニターに変化しているんだなとシミジミ思います。 Hulu

Rubicon(TVシリーズ)
TV

Rubicon(TVシリーズ)

2010年は LOST が終わった年 [http://www.yasuhisa.com/could/article/why-i-love-lost/] であったと同時に、8シーズン続いた『24 [https://www.amazon.co.jp/dp/B003RITZ26?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B003RITZ26&adid=0GWF31FDDYXBQMCZA3M8&] 』が最後を迎えた年でした。独特のストーリー構成と早い展開で人気を呼んだ番組だったので、見た方も少なくないはず。途中からマンネリ化してしまったところがありましたが、革新的な番組だったと思います。独特なストーリー構成だけでなく、映画並みのアクションと俳優を揃えた TV シリーズは出た当時は他にありませんでしたし、日本では海外ドラマブームの火付け役だったかもしれません。 『24』は

TV

私が LOST を愛した理由

先週終了したTVシリーズ「LOST」についての記事ですが、ネタばれは書かれていません。記事の内容は全体的なテーマや番組が試みた手法について書かれているので、特定の謎についても説明されていません。ただし、リンク先がネタばれに繋がる場合があるので注意してください。 LOSTを取り巻く神話 LOST [https://www.amazon.co.jp/dp/B002L22FTY?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B002L22FTY&adid=0KZTNK9TSR4D4H93XVY6&] がおもしろい理由のひとつとして数多く存在する象徴的表現にあると思います。John Locke [http://www.lostpedia.com/wiki/John_Locke] や Rousseau [http://www.lostpedia.

Fringe Season 2 Episode 1
TV

Fringe Season 2 Episode 1

幾つか海外 TV ドラマを見ているわけですが、その中でも昨年おもしろかったのが Fringe [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C4CI8U/could-22/ref=nosim/] でした。 シーズン1第1話のレビュー [http://www.yasuhisa.com/could/review/fringe-pilot/] を書いた当初は、ストーリーの全体像が見えてない状態だったので何を期待したら良いのか分からなかったわけですが、シーズンが進むにつれて徐々に Fringe の世界が明確になっていきました。 基本的に1話完結型なので気軽に見れますが、シーズンを通して展開するメタストーリーやテーマが幾つかあるので、内容をしっかり把握したい方は一気見するのがお勧めです。J.J.ブライムスが製作に関わっている作品らしく、細かい演出もたくさん用意されているので、シーズンを全部見てまた最初から見るとハッとするシーンも少なくありません。 コマーシャル前にさりげなく表示される植物や動物(ビデオ [http://www.youtube.co