Google の UX プロセス
今では小さなチームによるアジャイルソフトウェア開発はそれほど珍しくはないですが、Google は随分前からそれを実践している企業のひとつです。よりよいものを作ることであれば、時には今まで辿って来た道も変えてしまうこともあるダイナミックな環境でどのようなプロセスが存在するのでしょうか。David Sherwin さんのブログで、Google のユーザーインターフェイスデザイナーである Jake Knapp さんのセッションに関するレポートが掲載されています。
Knapp さんのセッション内で、ダイナミックに変わる環境化の中で、よりよいユーザー体験をもったサイトを構築するための8の対策を紹介したそうです(細かく別けると全部で17)。以下に簡単にですが紹介しておきます。
- 確固たるプロジェクトの基盤をもつ
- チームが小さい分、フォーカスしなければならない
- プロジェクトのもつ影響力は?
- 他のプロジェクトではなく、それを選ぶ理由を考える
- ビジネスインパクトを知る
- UXの向上が会社全体にどのように影響を与えるか
- UXがどれだけ影響力があるか見極める
- 複雑なシステムの表現は時間とフォーカスが必要になる
- チーム内で活躍することに積極的であるかどうか
- 自分の能力をチームメンバーに知ってもらうという姿勢がチームを円滑に動かす原動力にもなる
- コードそのものがモックアップになる
- ホワイトボードに描かれたものをすぐに形にするスピード。今まで使ったコードも積極的に再利用してスピードを重視
- 研究や調査は社内で密に共有
- 調査が重複していないかの確認にもなる。調査結果は社内の人間であればアクセス出来るようにする
- デザイナーは印象に残るプレゼンをすること
- チームメンバーになぜそうなったのかをきちんと伝えれる能力。UXがフォーカスの場合は、見た目についての議論にならないような工夫も必要