簡単にコンテンツが最適化されているかを見る方法

サイト運営側が「こうみられたい」と考えて作ったコンテンツでも、実際は異なる捉え方をされている場合があります。外からどのように捉えられるかを調べる方法のひとつとして Google のウェブマスターツールがあります。サイトがインデックスされているか、そして検索結果にどのように表示されているのか、調べることが出来ます。取得出来る幾つの情報の中に「上位の検索クエリ」という統計があります。

上位の検索クエリのスクリーンショット

統計データは2つの順位表に分かれています。左側がサイトのページの表示に最も多く使用された検索クエリ。そして右側が実際のクリックに繋がったクエリになります。地域や検索の種類、そして期間で絞り込んだ結果を出すことも出来ます。サイトに記載されているキーワードがランキングで表示されているので、利用者からみたサイトのイメージを漠然と捉えることが出来ます。このデータから2つの可能性と対策が考えられます。

  • これらがあなたのサイト (もしくは企業サイト) を象徴するキーワードになっているかどうか。ズレが生じているのであればコンテンツのテーマを絞り込んだり再検討が必要とされます。
  • 特定のキーワードが検索結果の上位には来ているものの、あまりクリックがされていないのはあるかどうか。この場合、タイトルや概要の表現がよくない場合があります。

このサイトは、そのときの旬ネタで多少動きを見せるときがありますが、ウェブデザイン関連のキーワードが多数を占めているので、悪くないかと思います。ひとつの参考資料としてウェブマスターツールは使えるのでぜひ試してみてください。

PS: 個人的にビックリしたのが、2年前の CSS Nite Okinawa でデモをした水産庁のページが異様に高い点。デモとはいっても、本物に近づけるためにまじめにコンテンツを書いたとはいえ驚きです。

Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。