Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

UX

体験について考えるとは

UXでは見えてこない側面 ひとつの考え方として UX (User Experience) は今日のデザインでは無視をすることが出来ません。デザイナーだけでなく、今やビジネスシーンでも耳にする「体験」という言葉。しかし、この体験という言葉は非常に曖昧な表現です。体験というのは主観的かつ内面的に感じ取るものであることから、良い体験の定義の仕方も異なる場合があります。 ところで「体験」ってなんですか? [http://www.yasuhisa.com/could/article/what-is-experience/] という記事で紹介したように、体験には「Experience Self」という今この瞬間を経験する自己と「Remembering Self」という記憶を辿る自己があり、どちらの体験を話しているかで話がズレてしまうことがあります。 体験について考える上で、「U(ユーザー)」が必要なのだろうかと疑問に思うことがあります。もちろん、ユーザーを無視してデザインしようと言いたいわけではありませんが、このユーザーという要素が入ることで体験そのものとはズレた議論になりやすいのではないかと懸

コンテンツ

青森で今必要とされるコンテンツとWebサイトのあり方について講演しました

7月9日、青森にてWeb サイトの運営について、改めて考えてみる [http://yes-aomori.jp/?p=1746] というテーマでセミナーが開催されました。今回は、IA Thinking [https://www.amazon.co.jp/dp/4862671063/ref=as_li_ss_til?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=4862671063&adid=1YX97767SM2XFPZ2DXPR&"] の著者・坂本貴史さん [http://bookslope.jp]と一緒に講演。

サービス

イマドキの電子出版プラットフォームいろいろ

電子書籍であれば、様々な方法で出版できるようになった現在。日本国内でも Puboo [http://p.booklog.jp/] が好調ですし、類似サービスも数多く出揃ってきました。もう出さない理由はないといってもいいくらい、自分のニーズに合わせて電子書籍が出せる状態になってきました。ファイル形式も分裂状態ですし、ソフトウェア UI も発展途上ですが、まずは電子書籍の世界に飛び込むための土台は作られているといえます。 テキストを流し込むと ePub のような比較的汎用性の高いフォーマットに変換・その場で販売というサービスであれば幾つかありますが、他にどのようなサービスがあるのでしょうか。中には独自のネットワークやビジネスモデルをつくっているサービスがあります。また、こうした電子書籍の時代だからこそ紙の書籍を軸にしたサービスもでてきています。 今回は最近注目されている出版プラットフォームを幾つか紹介します。 24Symbols [http://www.24symbols.com/] 無料で読める電子書籍プラットフォーム。Webブラウザとアプリで書籍が読めるようになっており、クラウ

モバイル

SwapSkillsでモバイルを意識したWebコミュニケーションの講演をしました

7月2日、野村カンファレンスプラザ日本橋にて SwapSkills doubbble01 [http://swapskills.info/2011/doubbble01.html] というセミナーが開催されました。7 人のスピーカーから、概念的なところからコーディング、UI設計、パフォーマンスという様々な側面からモバイス向けの Web サイト制作の今を検証しました。私は 「Mobile First:モバイルファースト」が意味する今後のWebコミュニケーションデザイン という題名で話をしました。技術的な話は少なめで、今私たちはどのような人たちに向けてサイトを作っているのか、そして彼等のニーズに応えるには何が課題なのかという話をしました。 最近、国内でも耳にするようになった「モバイルファースト」という言葉。これは元 eBay / Yahoo! のデザイナー Luke Wroblewski が提唱した [http://www.lukew.com/presos/preso.asp?26] と言われています。モバイル機器を使う人の割合が圧倒的に高くなるということ、そしてそこでの体験は非常

デザイン

デザイン、コード、マルチスキルの世界と私たち

比較は実はナンセンス デザイナーはコードが書けたほうが良いのか? ハイブリッドなのか専門家なのか・・・長く議論されてきているトピックのひとつです。Webデザインの分野でもデザイナーは HTML / CSS / JavaScript くらい出来た方が良いのでは?という意見がありますし、最近では UI デザイナーが Object-C や Java を学んだほうが良いのでは?という意見もあります。 デザイナーがコードの領域に踏み込めるようになることで、インタラクションや画面遷移など、見た目だけでなく細かい動きの制御の設計に直に触れることが可能になります。コードから物事が見れるようになることで、初めて視覚化・具体化できるアイデアもあるでしょう。では、コードも書けるハイブリッドデザイナーのほうが優れているのかといえば、答えは「YES」であり「NO」でもあります。多くの技能をもつということは、何でも屋になる可能性もありますし、特徴のない制作者になる可能性もあるからです。 コードも書けるデザイナーが求められているのか、それともデザインを突き詰めている人材が必要とされているのか?実際のところ

WD101

WD101: Webは見た目のコントロールがきかない

このシリーズでは Web Design101(WD101)と名付けて、ウェブデザインをより深く理解するための最初の一歩になる知識やノウハウをコラム形式で紹介していきます。 DTPという名の足かせ Webデザインはよくも悪くも DTP のノウハウを受け継ぎながら徐々に成長してきた領域です。今でも根強く残っている「ページ」という概念。タイポグラフィ・グラフィック・レイアウトなど DTP が培ってきたノウハウは CSS と HTML (ときどき JavaScript)を使って再現されたりしています。DTPの概念とノウハウがなければ Dreamweaver [https://www.amazon.co.jp/dp/B003F7831I?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B003F7831I&adid=14E6WW5MR5ZFNY1RQ6MB&

UI

Kinectから始まる新しいインタラクション

既に 1000 万台が販売されていると言われている Microsoft Kinect [https://www.amazon.co.jp/dp/B003T9VDJQ/ref=as_li_ss_til?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B003T9VDJQ&adid=18CVSS3GS5PZPPHH7QMH&] 。コントローラーを持たなくても身体を動かすだけで様々な操作を実現するこのデバイス。USB接続を使用していることもあり、発売開始直後から、PC や Mac に接続をしてハッキングをする方が続出。プログラミングのためのプラグイン・アドオン・ライブラリが続々と登場しました。久々にモノ作り魂に火が付いた方も少なくないと思います。 Kinect と AR を組み合わせたデモこうした開発者達の草の根活動を禁止することは出来たはずですが、

Automagic Book Club がはじまります

結構前から「ブッククラブ」やりたいなぁと思っておりまして、運営に便利なシステム(サービス)を立ち上げようと人に持ちかけたことがあるくらいです。日本ではあまり馴染みのないフレーズですが、読書会と言われるケースもありますね。定期的に会って課題として出した書籍について感想や意見を交換する集まりです。もちろん、ブッククラブ自体は新しいアイデアでもなく、 UX Book Club Tokyo [http://uxbookclub.org/doku.php?id=tokyo] という集まりもあったりします。最近だと NB Reading [http://nbr.business.nikkeibp.co.jp/] がソーシャルメディアと組み合わせて「雑誌を読む」という行為をソーシャル化しています。 今回、Automagic Book Club [http://automagicbc.tumblr.com/] というブッククラブを始めることにしました。デザイン系、Web/IT系の書籍を一緒に読むことを目的にした Web 上のブッククラブです。北海道にいても、

UI

マルチデバイスUI設計で注目したい5つの要素

2011年 UI/UX トレンド [http://www.yasuhisa.com/could/article/ui-ux-2011-trends/] という記事で、モバイルWebデザインのノウハウがデスクトップにも影響し始めているという指摘をしました。Mac OSX Lion [http://www.apple.com/jp/macosx/] や Windows 8 のような OS だけでなく、Web サイトにも変化が見られています。スクリーンの大きさを活用してモバイル環境では再現が難しいダイナミックで動きが多いレイアウトも出て来ている一方、モバイルアプリの血を受け継いだかのような目的にフォーカスしやすく、目的までのステップと選択肢が少ない Web サイト / アプリケーションも次々と出て来ています。 Windows Phone 7 をそのまま受け継いだかのような Windows 8 の UI今後デスクトップOS がモバイルOSのようになり、利用者がシンプルな操作と体験を求めやすい環境になれば、Web サイトも次第にシンプルになる可能性がありますし、そうしなければならない状況も出て