Automagic Book Club

結構前から「ブッククラブ」やりたいなぁと思っておりまして、運営に便利なシステム(サービス)を立ち上げようと人に持ちかけたことがあるくらいです。日本ではあまり馴染みのないフレーズですが、読書会と言われるケースもありますね。定期的に会って課題として出した書籍について感想や意見を交換する集まりです。もちろん、ブッククラブ自体は新しいアイデアでもなく、UX Book Club Tokyo という集まりもあったりします。最近だと NB Reading がソーシャルメディアと組み合わせて「雑誌を読む」という行為をソーシャル化しています。

今回、Automagic Book Club というブッククラブを始めることにしました。デザイン系、Web/IT系の書籍を一緒に読むことを目的にした Web 上のブッククラブです。北海道にいても、ヨーロッパにいても参加出来ます。顔を合わせて本の話をすることがブッククラブの楽しみですが、Web 上で行うことで「東京にいなければ不利」という雰囲気は多少なくなると思います。〆切までに本を読まなければならないというプレッシャーを可能な限り下げつつ、遅れても参加が出来るような仕組みが欲しいなと考え、Web で実行してみました。

基本的に Twitter のアカウントを持っていれば誰でもいつでも参加出来ます。課題図書にはそれぞれユニークなハッシュタグが付き、章ごとにさらに分割されています。Tweet する際に指定のハッシュタグを付けるだけでブッククラブに参加出来ます。誰もフォローしなくて良いですし、Like も付けなくても内容は見れます。

Tweet ではなく、ちゃんとブログとかにして記録したい方もハッシュタグを付けていただければ、より多くの方に読んでもらえるかと思います。ブッククラブの記録はトゥギャッターのようなまとめツールを使う場合もありますが、基本的に ブッククラブのWebサイト(Tumblr)でまとめていきます。

誰のためのデザイン?の表紙

記念すべき最初の課題図書は『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論#abk1)』です。有名な書籍ですし、読んだ方も多いかと思いますが、まず最初はということで。ボリュームがあるので後回しにしていた・・・という方がいたら、これを機会に読んでみてはいかがでしょうか。

読書のスタートは 2011年6月20日からです。以下のスケジュールで章ごとに気付いたことを Tweet していきますが、後から追いかけていただいても結構ですし、自分は途中から始めたいという方は途中から初めていただいて結構です。あくまでおおまかな基準です。1週間に 50 〜 100 ページくらいのペースなので忙しいスケジュールでもついていけるかと思います。

  • 第一章 毎日使う道具の精神病理学(6月20日〜26日) #abk1_1
  • 第二章 日常場面における行為の心理学(6月27日〜7月3日) #abk1_2
  • 第三章 頭の中の知識と外界にある知識(7月4日〜10日) #abk1_3
  • 第四章 何をするのかを知る(7月11日〜17日) #abk1_4
  • 第五章 謝るは人の常(7月18日〜24日) #abk1_5
  • 第六章 デザインという困難な課題(7月25日〜31日) #abk1_6
  • 第七章 ユーザ中心のデザイン(8月1日〜7日) #abk1_7

たとえ今回読めなかったとしても、ブッククラブの Web サイトへアクセスし、ハッシュタグを追えば自分が読んでいる章を他の人はどう捉えているのか読むことが出来ます。

電子書籍でソーシャルリーディングが注目されていますが、ページに表示させることで読書体験の邪魔になるのではという懸念がありますし、特定のフォーマットや企業に依存してしまうのも楽しみが半減するかと思います。今回試してみる手法は電子書籍のフォーマットやアプリケーションに捕われる必要もありませんし、特別なサービスに入る必要もありません(Twitter があると便利ですが必須ではありません)。紙の書籍でも参加出来るのも大きいと思います。Web技術を活用してデジタルとアナログの間でソーシャルリーディングをやってみる・・・というのが今回のプロジェクトの目的です。

もしよかったら参加してみてください。