6月下旬にスタートした Automagic Book Club。『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論#abk1)』を課題図書として取り上げ、誰でも好きなタイミングで参加できる仕組みを模索しながら進めていきました。7週間という長いスパンで読書をしていきましたが、先週とりあえず日程をすべて終えました。私の Twitterアカウントでも何度か読書感想文を書いていたので気付いていた方もいらっしゃるかと思います。

敷居が低いということで Twitter を中心にやりとりをしていましたが、 Tumblr日記に残している方もいて表現は様々。読書のやりとりや、興味深い感想はすべて Book Club サイト のほうにまとめてあるので、興味がある方はぜひご覧ください。

また、Twitter でのつぶやきはすべて Togetter のほうでまとめてあります。章が進むにつれて数は減ったものの、638ツイート集まりました。気になった文章を引用している方もいれば、疑問に思うこと、反対意見を書いている人もいました。また、書籍に書かれていることが実世界であるか観察する方も表れたりと、『ツイート』とひとことで言っても表現の幅は実に広かったです。感想が会話に繋がるケースも何度かありました。

Twitter には書いている方の顔しか表れませんが、Favorite や RT をした方、読んでいるだけの方もいるわけですから、それなりの数の方が今回の読書会に参加したのではないかと推測しています。古書というのが理由だったと思いますが、一時期 Amazon では「誰のためのデザイン?」が品切れ状態になったくらいなので、それなりに反響はあったのかもしれません。

以下、学んだことを徒然と。

  • リーダーシップが肝心。引っ張らないと誰もやって来ない
  • モニタリングするための仕組みはあらかじめ作っておく
  • ターゲットにしている参加者にとって楽な配信経路は何かを見極める。ツールは限定しすぎない
  • 良い感想や指摘があった場合は、漏らさず全員に向けて誰が何を言ったかメンション(言及)する
  • ちょっと期間が長過ぎた。長期化がモチベーションの低下に繋がる場合もある
  • 今回の課題図書はある意味敷居が高過ぎたかも。特に分厚い本という威圧感
  • Facebook の導入は最後まで迷ったが今回はしなくてよかった。不採用の理由などポッドキャストで話しています
  • Twitter はいろいろ楽な点があるが、その瞬間にいないと参加しにくい。返答・返信はできるがタイムラグで会話が続き難くなる
  • Tumblr はクリッピングや情報をまとめるのに便利だが、会話のためのプラットフォームではない
  • 感想をいかに会話へと派生させる方法が最後までみえなかった
  • 日程を合わせる人が大半だったが、遅れて自由に参加してくれた方もいてよかった
  • 読者それぞれがもつ読書の『リアルタイム』へどう入りこむかが今後の課題
  • 自由度の高さが今回のモットーであり魅力ではあるが、ときには時間をきっちり決めて話す時間を設けるのも良いかもしれない

改善点は幾つかありますが、最初としてはまずまずのスタートだったと思います。もちろん、1回だけの企画で終わるのではなく、第二回を開催する予定です。8月はお休みにして、9月からスタートしようと思っています。

候補にしている課題図書は幾つか出ているので、もう少ししたら Book Club サイトで、次はどれにするか投票で決めます。今度は1ヶ月かそれ以下でサッといけるようなスケジュールでいきたいところですが、どうなることやら。

参加してくれた皆様(読んでいただけの方も含めて)楽しんでいただけたでしょうか。
第一回の課題図書は『終了』ではなく常にオープンです。Togetterは誰でも感想を追加できるようにしてありますし、私のほうでも追加することがあるかと思います。自分の感想を皆と共有しておきたいという方、これから読もうと思っているけど、皆の反応が知りたい方はぜひご利用ください。