ウェブサイトの構築といっても、立場関係を考慮することなく、コラボレーションのようなデザインプロセスになってきています。デザインプロセスのどのフェイズにおいても、開発メンバーやクライアントを交えて意見を交換するときがあります。皆でサイトを作り上げて行くわけですから、会話をすることはとても大事な時間ではありますが、建設的な意見ばかりが出て来るわけではありません。時には会議が迷走してしまったり、開発メンバーの士気を下げてしまう可能性もあります。

チームメンバーだけでなくクライアントにも伝えておきたい、建設的なフィードバックの仕方。よりよいウェブサイトを皆で作って行くために覚えておきたい項目を5点紹介します。

感情を含む熟語を含めない
「好みではない」「違う気がする」といったネガティブな表現だけでなく、「好きだね」も使うのを控えたほうが良いです。もちろん、違う意見を言うことは悪い事ではないですし、「好みではない」と考えることは誰でもあります。そのとき感情的な表現をそのまま述べるのではなく、どうしてそう感じるのかを考えてフィードバックすると良いでしょう。
問題と言わない
この言葉が入った瞬間に、何か間違いが起こっているように聞こえてしまいます。デザインプロセスは試行錯誤の連続なので、あるのは問題ではなく超えなくてはならない『課題』のみです。感情的な表現も含めて、ちょっとした言葉の使い方を気をつけるだけで伝わり方が変わることがあります。
主観的であることを認識する
自分の経験や役職の責任からフィードバックをすることはありますし、ときにはデータに基づいた意見かもしれません。しかし、フィードバックはあなたの意見であって主観的であることが多いです。何か意見を言う前に、デザイナーや開発者になぜその見た目にしたのか、なぜその機能があるのかを聞くようにして、その意見を元にフィードバックすれば主観性は和らぐでしょう。
明確な理由を述べる
何が機能していないのか、なぜうまくいっていないのかを説明するようにしましょう。聞く方が詳細に聞けば、応える方も同じように詳しい説明をするようになります。「好き」「好きではない」以上のディスカッションをするには、まずは感情的な言葉で簡単に済ませないことです。
答えを先に言わない
「こうしてください」と言うのはデザイナーだけでなく開発者へも禁句ですね。指図したとおりにするだけであれば、単なる作業になってしまいます。先に述べたような、何がどう上手くいっていないのかを説明し、その分野のプロである彼等にソリューションを提示してもらうようにしましょう。そこからどうするのかを決めても遅くありません。