「分からない」が将来を潰す 「インターネットってどうせ流行りでしょ?」 「FAXのほうが良いじゃないですか」 「今までのやり方で上手くいっているから必要ない」 小さな頃から web を当たり前のように使っていた人には信じられないですが、昔はそんなことを言っていた人がいました。企画提案をするにしても、過ぎ去っていく流行ではないことを説得するところからスタートすることもありました。 若い頃は昔の価値観にしがみついている人たちにどう伝えれば良いか分からなくて苦労しましたし、自分が『オジサン世代』になったら絶対こうなりたくないと思っていました。自分には分からないから、周りにはさせないみたいな態度が成長を遅れせてしまうのではないでしょうか。 『オジサン世代』になってしまった今でもそう考えながら仕事していますが、周りが次第に閉鎖的になっているのを見ると「ヤバいな」と感じることがあります。 「TikTok を使っている人がまったく理解できない」 「昔のほうがいろいろ面白かった」 「今まで通りホームページありきで考えるべきだ」 私と同じように、web の可能性から説得しなければならなかった人たちが、「分からない」「今までと同じで良い」と言っていた上の世代と同じ態度になってきているのを見かけることがあります。 スマートフォンが普及し始めた 2010 年前後にしても、デスクトップ向けの web サイトやアプリを作って成功した人たちが足を引っ張っていたところがあると思います。スマートフォン出荷台数が減り始めている今頃になって「モバイルだ!」と叫んでいるオトナもいるわけです。若い世代は IoT, AR,