インテルのソーシャルメディアガイドライン
インテルは比較的早い時期からブログを始めており、更新頻度も高くコメントも受け付けています (日本語版はこちら)。ブログというツールは気軽に導入出来たとしても、顧客と企業を繋げるひとつの窓口として運営していくのは大変なことです。インテルほどの大きな企業がどのようにソーシャルメディアと付き合っているのでしょうか。インテルでは Intel Social Media Guidelines というガイドラインを設けています。ブログだけでなく Wiki や SNS にも通じるこのガイドライン。当然インテル向けに書かれている内容ですが、応用出来そうな内容です。
ブログを長くしている方にとっては『当たり前』な内容かもしれませんが、社内やチームの共有ツールとしてこうしたガイドラインはあったほうが良いでしょう。
- 透明であること
- ブログを書く際は本名を書き、何の仕事をしているのか明示すること
- 慎重に情報を公開
- 透明であると同時にプライバシーポリシーをはじめ法に反していないか確認すること
- 自分が知っていることを書く
- 自分の専門分野はもちろん、他者の情報ではなく自分の見解で文章を書くこと
- 視点を明確にあらわす
- 公開される情報は社の基準や価値観に反映したものであること
- 会話である
- 実際、職場で会話をするかのように読者に語りかけなくてはいけない。完結するものではなくレスポンスがくることも考慮すること
- 付加価値があるかどうか
- 読者にスキルや知識を提供しているコンテンツであること
- 責任をもって取り組む
- 書いた内容の責任は筆者にある。社の運営基準の理解も必要
- おもしろみも大切
- 自分の情熱や社で行われている興味深い取り組みを共有する
- リーダーであれ
- 自分の立場を明確にし、違う視点も受け付ける姿勢を保つこと。また読者にとって過敏になりがちなトピックは避けること
- ヘマをした場合は認める
- 間違いを隠すのではなく認めること。早急に説明すれば効果的
- 必要なときは一息つく
- 感情的に「公開」ボタンをクリックするのではなく、一歩下がって吟味すること
- コンテンツの調整
- 従業員のコンテンツは調整せず、彼等の判断の元で公開するが、読者のコンテンツは匿名か会員かによって調整範囲も異なる