いろいろあるインタラクティブ・テーブル

マルチタッチで操作可能なインタラクティブ・テーブルといえば Surface が有名ですが、他でも同類のテーブル(もしくは壁)が開発されています。カフェ、図書館、カンファレンスなど人がたくさん集まる場所にあると便利そうなインタラクティブ・テーブル。今回は GUI の見せ方も含めて興味深いものを幾つか紹介。アート作品から実際使われているものまで集めて参りました。リンク先のサイトには動画が掲載されているので、読むよりまずは見て体感すると良いと思いますよ。

Maeve
ドイツの University of Postdam で開発されているテーブル。専用カードを置くことで情報むことが出来たり複数のカードの情報の関連性を視覚化してくれます。ProcessingGestaitで開発されたそうです。
Remotable
スウェーデン在住の学生によって作られたテーブル型のリモコン。観覧しているDVDのコントロールや部屋の灯りの調整をジェスチャーで行えるのが特徴。テーブルにリモコンの機能を足しただけといえば単純ですが、リモコンがあるとないとで随分見方も変わるなという印象があります。
Interactive Mirror
眺めるのがちょっと楽しくなりそうな鏡。Lit Studio が考案したこの鏡は、触れることで様々なエフェクトをその場で作り出すことが出来ます。エフェクトだけでなくウェブ上の情報も表示させることが可能。もうひとつの現実が鏡の向こうのあるイメージ。
Organigami
Mireia Subirana と Iván Aguado により開発されたテーブル。テーブルに浮かび上がる有機物体とインタラクションがとれます。
atracTable
スイスにある Atracsys が開発したインタラクティブ・テーブル。Surface のように置かれた携帯電話から情報を取得しテーブルに表示させることが可能です。
inamo
ロンドンのレストランにあるこのインタラクティブテーブルは、利用者は直接メニューをオーダーすることが出来ます。座席の前にあるお皿のような円に食事の写真が表示されるみたいです。メニューだけでなくツアリスト向けの情報も表示してくれます。
Struktable
最大8人が利用出来るこのテーブルは、ゲームやフォトギャラリーなど様々なアプリケーションを利用することが出来ます。開発をしている Strukt では、オンデマンドでカスタムソフトウェアの構築・組み込みも行っています。
Vitamin B
2人の学生によって始まったこのプロジェクト。本をインタラクティブ・テーブル上で読むならどうなるかを提案しています。ちょっとした小道具がいい味出しています。
Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。