今日 kengoさんの tweet 経由で Twitter Grade というサービスを知りました。Twitter上での影響力を調べるツールで、点数も付けてくれます。どうやって点数を付けているのかと思いこちらの記事を読んでみることに。フォローや更新数の多さから換算するような人気順ではなく RT や、@ といった他利用者とのインタラクションの頻度や誰にフォローされているのか(しているのか)といった関係も点数に影響するみたいです。ランキングをみると単にフォロワーが多かったり更新頻度が高ければ上位にいっているわけではないというのが分かります。

影響をもつためのステップ

人のネットワークをうまく利用してマーケティングしたいと考えている方は少なくありませんが、依然としてアクセス数、友達数、フォロー数、クリック数で留まっているのが現状。影響力をつくることはマスへ向けて情報発信すれば良いというものではありません。Twitter Grade の換算方法をヒントにすると何をしなければならないかがみえてきます。

まずは使って現状把握
周りの評判だけでは Twitter をはじめとしたサービスで何が起こっているのかを知ることが出来ません。何が出来るのかを考える前に、『現場』で何が起こっているのかを知ることがスタート
興味をひく会話を見つける
サービスで実装されている検索機能を使ったりコミュニティに参加するなど、自ら何かアクションがとれる場をみつける
影響力のある人との関係を築く
Twitter Grade のようなサービスを使わなくても、現状を追っていれば次第に影響力がある人が誰なのかみえてきます。コメントを付けたり、RTでもいいので何か繋がりをもつことが最初のステップ
お手軽な気持ちは禁物
存在感を示すためには単に宣伝を流しているだけでは意味がありません。短期プロモーションのために利用するとしても、終了したと同時に閉鎖することは出来ません。人間関係のように長くケアが必要だと考えたほうが良いでしょう

やっと見える化されてきた『影響力』

SNSが出始めたあたりから影響力をどう示すかというのは考えられてきましたが、Twitter Grade はひとつの方向性を示しています。また、繋がりが多ければ影響力が増すというわけではないということを具体的な数として表している一例ともいえるでしょう。Twitterのような単純な仕組みがゆえに影響力を数値として表しやすかったのかもしれません。インターネットの最強最大の特徴がハイパーリンク。そのリンクのやりとりの加速化が Twitter 上での測定をしやすくしたひとつの要因だと思います。では、何がリンクの数を増やしているのでしょうか。

ウェブサイトのリンクはもちろん、今はサイト内にある様々なデータを細分化してリンクすることが出来るようになりました。ビデオや音楽といった従来のマスメディアが分散しているのはもちろん、イベント情報やレビューなど様々なデータを個別に持ち出すことが出来、再利用を可能にしています。「メディアの民主化」という言葉を使う場合がありますが、誰でもメディアになれるということを具現化したのが Twitter なのかもしれません。データがポータブルになってきているからこそ、多くの対話が生まれ、影響力が次第にみえてきたのでしょう。情報のやりとりをしていくうちに信用が生まれることがありますし、新たな関係を生む機会になるかもしれません。それが、ソーシャルメディアにおける影響力ではないでしょうか。影響力をもつために巨大で派手なスピーカーを使って大声でたくさんの情報を流す必要性はネットではないということですね。

セルフプロモーションも対話的に

デザイナーでもブログを書いて情報発信したほうが良いということを言ったことがあります。今でもその意見は変わりないですが、少し変わりつつある部分もあります。ポートフォリオを作って、人が来るのを待つだけでは意味がありません。どの業界でもそうですが、実力があれば必ず成功するわけではありません。タイミングや人との出会いを逃すと上手くいかないことがあります。ブログにしても単なる一方通行な情報発信ではポートフォリオをそれほど違いがありません(もちろん CMS の仕組みや CSS の勉強などスキルアップのメリットはありますが)。

情報を受信するにせよ発信するにせよ、一方通行で終わるのではなく、対話にすることが重要です。問題提示をしたり、質問をしたり、挨拶をする・・・何でも良いと思います。何か会話を初めて様々な関係を作ることがプロモーションにおいてますます重要になってきます。「話せる人」かどうかって仕事する上で重要ですよね。もちろんブログでも出来ますが、敷居が低いという意味では Twitter をはじめとしたマイクロブログがお手軽ですね。とりあえず使って独り言をつぶやくのでも良いですが、対話を始めるためのツールをして使って頂きたいですし、そのときに初めてポテンシャルに気付くと思います。