H2O Spaceは、不定期に少人数の勉強会を開催しています。Webデザインや電子書籍など勉強で取り扱うトピックは多岐にわたっていますが、先週行われた勉強会のトピックは『英会話』。長くアメリカに在住していたという経験と、Web Directions East でときどき通訳をしているということで、谷口さんから講師として指名を受けました。高校のとき「おまえの英語の成績じゃ留学しても失敗する」と先生に言われるくらい英語の成績がよろしくなかった私ですが、なんとか読み書き話せるようになりました。当時の経験と、帰国後も英会話のスキルを保つため自分が何をしているのかという話をしました。

英語は英語として受け止める

私もたまにありますが「この英語の表現ってなんで言うんだっけ?」なんて思うことがあります(時々記事を書くときに英和で意味を調べることもあります)。その理由として、ひとつひとつの英単語の対訳を覚えているわけではなく、英語は英語として記憶しているからです。もし聞き入れている英語を頭の中で日本語に翻訳して、話すときに日本語を英語に翻訳していたら会話についていくことも出来なければ、相当頭の回転の早い人でないかぎり英会話が出来ないということになります。限られた人しか話せないなんてことはありません。

2、3年前に H2O Space の谷口さんにインタビューをしたことがあります。そのとき「どのようにプログラミングを覚えたのか?」との質問に対して「それはそれと、そのまま受け止めて覚えていった」と応えてくれました。つまり、「なぜ変数を定義するのに var がいるの?」みたいな深い理由を考えすぎないで、学習している言語をそのまま受け止めて覚えたそうです。今でも印象に残っている言葉なのですが、これは英会話にも共通しているかと思います。

英語を英語として受け止めるようになるのは簡単なことではありません。英語を聞きまくっていればどうにかなるわけでもなく、やはりある程度の単語は覚えておきたいですし、中学英語くらいの文法も学ぶ必要はあるでしょう。ただ、単語をたくさん頭にストックするよりかは、日本語が一切書かれていない英語に触れる機会を増やし、そういった英語の環境に浸る時間を少しでも増やすことが重要です。

自分を変える前に環境を変える

英語を英語として受け止めることが出来る『英語モード』に切り替えようと自分に暗示をかけてもうまくいきません。英語だけはなく、他のことでもなかなか変えることが出来なかったり続かないことがあると思います。英語モードになるよう英会話の書籍を読みあさっても上手くいかない場合があるのは、自分自身を変えることばかりに意識がいっているからです。人はそう簡単には変わることは出来ません。

自分自身が変わるように努力するのではなく、変われる環境をつくるとどうなるでしょう。勉強会では以下の3つの方法を紹介しました。

英語の接点を増やす
対訳が日本語の解説がない英語オンリーで情報収集をする
英語でやりきる
分からない単語があってもとばして良いので最後まで読むようにする
真似をする
単語ひとつひとつの練習ではなく、文章やコンテキストを理解して真似をしてみる

意識して勉強するのではなく、英語を体験し慣れ親しむことで次第に『英語モード』になると思います。留学する前に先輩から「英語で夢をみれるようになったら一人前」と言われたことがありますが、日本語に訳すのではく英語の環境を作り出している目安なのかもしれません。「英語見ただけで駄目!」「だんだん疲れてくる」ということはあると思いますが、まずはドップリ浸って慣れるしかないのでしょうね。

小学生に英会話を教えた経験しかないので、確実な方法ではないのかもしれませんが、参考になれば幸いです。Webの仕事をしているとどうしても英語に触れなくてはならないことがあると思いますので、この記事をキッカケに再度英会話に挑戦してみてはいかがでしょうか。