様々な使い方や機能をあらかじめ提供している他サービスとは異なり、Twitterは大変シンプルなサービス。こうした機能を最小限に削ぎ落としたサービスは「こういうことが出来る」という明確な使い方が提示しにくい故、使い始めに苦労する場合もあります。明確な使い方がないのは同時に、工夫次第で使い方はいろいろあるわけです。英語圏で利用している方は多いので、リーチ出来る数も多いですし、ほぼリアルタイムでの対応が出来ることから、口コミやサポートのツールとして Twitter アカウントを持っている方も少なくありません。

また Twitter API を利用することで、具体的な使い方を提示出来るサービスをつくることも可能です。先月の Web Directions East で講演した Dan Cederholm も Twitter API を使って Foamee というサービスを立ち上げています。サービスの機能や仕様に利用者が合わせるのではなく、利用者の使い方にサービスが合わせることが出来る・・・この点が Twitter が成功しているひとつの点なのではないかと思います。

使い方次第でどうにでも『化ける』ことが出来る Twitter ですが、最近では社会活動の一環として Twitter を使うケースが出てきています。

Tweetsgivingは、10,000ドルの寄付金を Twitter を介して集めるというキャンペーン。発表後、一気に Twitter 内で広まり、tweetsgivingタグが付いたコメントは 3000以上にも上ったそうです。結果的に 48時間以内で目標金額を超えて大成功に終わりました。紹介されているブログの数も100を超えています。

edureliefはモンゴルの子供達の教育に力を入れている団体で 2006年から活動を行っています。Twitter Library Projectは、edurelefの1プロジェクトで、Twitter経由で集めたお金だけでモンゴルに図書館を建てるのが目標です。2,000ドルが達成金額で、まだまだ道のりは長いですが可能性を感じますね。募金も PayPalのようなマイクロペイメントシステムを手軽に導入出来るというのも重要な点です。海外では SMS を使ったバンキングサービスもあるので、Twitter のようなモビリティの高いサービスを利用した募金活動は有効なのかもしれません。

Facebook, Six Apart, Mixi と様々なサービスが『オープン化』を初めていますが、これによってどのようなサービスが生まれるのかが注目ですね。何でも出来る巨大なプラットフォームのようなサービスになってきたので、きめ細かなニーズはオープン化によって解決しようという流れなのでしょうか。その先駆けとしての例が今回のようなサイトなのかもしれません。利用者層を考慮して、それに合った技術を組み合わせれば、社会活動をはじめ様々なコミュニケーションが生まれるでしょう。