Latest thinking

すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。

コンテンツ

Webサイトにある3つの成長段階

成長するWebサイトの違いはなにか 昔は立ち上げることだけで価値があった Web サイトですが、次第にそうではなくなりました。きちんとした戦略を立てなければ、ターゲットにしているお客様に届かなくなりましたし、関係を維持するための施策がなければ、すぐに関係が絶たれることもあります。今は Web サイトを作ったことだけで満足していては自己満足で終わってしまいます。 Web サイトはどのように成長していくのでしょうか。作っただけのサイトと、成長過程にあるサイトの違いは何でしょうか。Web サイトが成熟するための段階が 3 つあると考えられます。 まず最初の段階にあるのが、企業側(コンテンツ配信者側)が必要だと感じることを優先的に出す状態。自分たちが扱っている製品やサービスがどれだけ素晴らしいかをアピールしたり、短期的に利益を上げるための施策を重要視します。見せたいコンテンツがたくさんあるので、訪問者側が欲しいと思うコンテンツの優先順位が低かったり、見せたいコンテンツは訪問者も欲しいと思い込んでいる場合もあります。 Web サイトを初めて立ち上げる企業は、Web サイトは自分たち

Nov 6, 2015 3 min read min
デザイン

デザインにある様々な対立について思うこと

デザインの議論で以下のような対立を見かけることがあります。 * アプリ/Web * 文系/理系 * テキスト/ビジュアル * アート/デザイン * アクセシビリティ/視覚表現 * UI/UX 私たち人間は様々なことを分類することを好みます。一見相反するものは、明確に分類しようとしますし、それぞれの定義を明確にしようともします。片方を選ぶことで、もう片方は諦めなければいけないと考えている方もいると思います。それぞれの言葉の意味を理解しておくべきですが、どちらかを選ぶというものではないと考えています。 ふたつを合わせることで、私たちの仕事の可能性を広げることができるはずです。 * 自分の仕事をアプリか Web いずれかに絞ることはありません * 文系だからといって数字が弱いということはありません * テキストとビジュアルが合わさることでコンテンツが増幅します * アートと呼べるような問題解決は存在します * 視覚的な表現が豊かでもアクセシブルにはできます * UI から生まれる体験もありますし、体験の理解が UI を生むこともあります 深みにハマった定

Nov 4, 2015 2 min read min
デザイン

ひとりから始めるデザイン批評

孤独だから見えにくい デザインは孤独な作業になりがちです。ひとりでデザインファイルと向き合う時間が長いので、自分がつくったものに対し感情的な繋がりができてしまうことがあります。また、プログラムのように、ひとつのファイルを何人かが触るということも少ないので、ある程度のステージに到達するまで誰もデザインを目にしないことがあります。つまり、『完成品』しか提示されないので、その間どのような試行錯誤がなされたのかも分からないわけです。 自分の視点だけに閉じこもることを避けるために、デザイン批評 [http://www.yasuhisa.com/could/article/design-ciritique/] を通して、何が改善できるかをクライアントや同僚と話し合いをおこないます。批評を意識した会話は、ひとりのデザイナーとしての成長にも大きな影響を及ぼしますが、誰でも会話ができる環境にいるわけではありません。フリーランスはもちろん、まだデザインの会話を始めにくい環境で働いている方もいるでしょう。 デザイン批評は複数人で実践するのが理想的ですが、ひとりで自分のデザインを批評することもできます

Nov 2, 2015 2 min read min
アクセシビリティ

今からできるWebコンテンツの次のコト

10月25日、仙台で The NEXT WEB CONTENT 2015 [https://weba11y.jp/the-next-web-content-2015.html] が開催されました。主催である株式会社インフォアクシア [http://www.infoaxia.co.jp]設立11周年記念として、Web アクセシビリティを中心に、デザイン、ユーザビリティ、SEO など、Web に関わる様々な話題を扱ったイベントになりました。トピックは広く浅いわけですが、異業種の専門家が集まることで、新たな視点の発見や共通点を見つけることができました。 本イベントの様子は Togetter #tnwc2015 [http://togetter.com/li/891063] をご覧ください。 Web利用は『終わった』のではなく『変わった』 ここ1年「Web は終わった」というニュアンスが含まれた話題を国内外で耳にします。Mashable

Oct 27, 2015 4 min read min
UI

大きいスクリーンのタッチデザインを考える

タッチは大前提 発表後、発売を待たずに売れ切れ状態になった Surface Book [http://www.gizmodo.jp/2015/10/surface_book_sold_out.html]。ノートパソコン並みの大きさを誇る iPad Pro [http://www.apple.com/jp/ipad-pro/] 。それぞれコンセプトが異なる製品ですが、スクリーンサイズが従来のタブレットの域を超えたものが注目されているのは、デスクトップパソコン以外で本格的な作業をしたいというニーズが高まりつつあるからでしょう。 Adobe のコアアプリも Windows 向けにタッチフレンドリー [http://www.engadget.com/2015/10/05/adobe-touch-friendly-design-apps/] に改良が加えられています。 Windows だけでなく、Linux 製の Gnome [https://www.gnome.org/

Oct 23, 2015 3 min read min
アクセシビリティ

次世代Webはブラウザの外にある

10月18日、法政大学にて次世代 Web カンファレンス [http://nextwebconf.connpass.com/event/19699/] が開催されました。Web に関わる技術について徹底的に話し合うイベント。セッションすべてディスカッションで勉強会というより話を聞きに行くというニュアンスが近いかもしれません。8 月に UX をテーマに議論する会 [http://www.yasuhisa.com/could/article/questions-about-ux/] を開きましたが、今年はこうした『会話』を軸にしたイベントに興味を惹かれます。 今回は、「デザイニングWebアクセシビリティ [https://www.amazon.co.jp/dp/4862462650?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&

Oct 20, 2015 4 min read min
コンテンツ

コンテンツタイプの理解と分類のコツ

コンテツタイプの把握が不可欠な理由 コンテンツモデルの基礎と活用メリット [http://www.yasuhisa.com/could/article/content-model/] で、コンテンツをひとくくりにまとめるコンテンツタイプ を紹介しました。コンテンツタイプには、ニュースリリース、レビュー、レシピ、チュートリアルなど様々な種類があります。これらがどのような項目で構成するのか考える前に、そもそもどのようなタイプのコンテンツが制作・管理されているのかを知る必要があります。 様々なコンテンツタイプがあるにも関わらず、CMS では「本文」という大きな枠にまとめて入力することがあります。カスタムフィールドやプラグインで解決するといった方法もありますが、五月雨式に項目を増やすよりコンテンツタイプごとに設計できたほうが維持・管理がしやすくなります。 CMS の設計のためにコンテンツタイプを把握するのも目的のひとつですが、それだけではありません。様々なコンテンツタイプがひとまとめで管理されていることのデメリットをクライアントに理解してもらう必要があります。コンテンツタイプ幾つか用意

Oct 15, 2015 3 min read min
インターネット

国内サイトのトラッキングはどうなっているか調べてみました

トラッカーが付きまとうWeb観覧 私が広告を掲載しない理由 [http://www.yasuhisa.com/could/article/why-no-ads-in-this-website/] のひとつに、広告をはじめとしたトラッカーが利用者の体験を著しく低下している点にあります。中には利用者の動向を複数のサイトをまたいで監視しているのもあります。 iOS9 からコンテンツブロック機能 [https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2015-511/] が追加されたことにより、トラッカーを停止した状態で、Web サイト観覧ができるようになりました。コンテンツブロックをオンにするには少し面倒な操作が必要ですが、 国内外でコンテンツブロックアプリが上位にランクイン [https://twitter.com/yhassy/status/648778499583401984] しており、注目が高いのが分かります。今の Web サイトはトラッカーだけでなく、過剰な表現を実装しているのも少なくないので、コンテンツブロックを使うことでパフォーマンス

Oct 5, 2015 2 min read min
デザイン

海外の動向からみるデザインツールの現在

デザイナーとツールは切っても切り離せない関係です。ときにはデザイナーのスキルはツールの熟練度や使い分けの仕方で決まることもあります。長く使い続けたいですが Web やアプリのデザインは、テクノロジーと密接に繋がる仕事であるが故に、いつの間にか新しいツールが主流になることがあります。 特にここ 10 年でデザインの仕事は大きく変わりました。今でも Web デザイン、アプリデザインにおいて Adobe 製品 [https://www.amazon.co.jp/dp/B00FOHQZPI?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B00FOHQZPI&adid=1CY484XRPNWJFAPJ9TD9&] は多大な影響力をもっていますが、それがほぼ唯一の選択肢だった頃と今は違います。また、今まで以上にデザインにスピードと柔軟性が求められているので、Adobe 以外のツールも必要になってきています。 [http://tools.subtraction.

Sep 28, 2015 3 min read min