Latest thinking
すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。
UXに関する疑問に答えて気づいたこと
8月8日、クリーク・アンド・リバー社主催のイベント「と、コラボ特別編 [http://www.creativevillage.ne.jp/6111]」で UX [http://www.yasuhisa.com/could/tag/UX/] をテーマに座談会をしました(#tocolabo [https://twitter.com/search?q=%E2%99%AFtocolabo])。ポッドキャストで対談した [http://bit.ly/1L4dmlG]ネットイヤーグループ株式会社の坂本貴史さん [http://www.bookslope.jp/blog/] と参加者といっしょに「UXってなに?」という初歩的でありながらも難しい課題について話し合いました。セミナーでもワークショップでもない、話をするだけのイベントでしたが、参加者の満足度が非常に高い有意義な時間になりました。 上図: webディレクターの阿呆な研究
データ中心になると忘れがちな直感の重要性
データだけでは答えは導き出せない チームで工程を進めていく上で、何か根拠のようなものが求められます。そこで、デザイン [http://www.yasuhisa.com/could/article/how-we-talk-about-design/]やコンテンツ [http://www.yasuhisa.com/could/article/creating-content-magic-sheet/] の定量・定性調査は欠かすことができません。「これは本当に使いやすいのか」「集客できるのか」「儲かるのか」といった様々な声に対して応えなければならない状況があります。 最近は解析ツールの発展や A/B テストのような模索がしやすくなったことで、データ収集の敷居が下がりました。そして、データを基に実践するための『プロセス』や『フレームワーク』も幾つかあります。しかし、周りが納得するための十分なデータと、確立した手法を用いてプロジェクトを進めれば成功が約束されるのかといえばそうではありません。 以前、ポッドキャストのリスナーから「UXデザインプロセスを実践しても失敗することはあるのか? [
わたしが広告を掲載しない理由
このサイトに始めて訪れた方は、広告がないことに気付いたでしょうか? 以前から読者である方のなかには、このサイトにはなぜ広告がないのか不思議に思っている方もいるかもしれません。現在の Web 広告には以下 5 つの問題を抱えていると考えており、掲載を控えています。 1. 技術の問題 2. ユーザー体験の問題 3. デザインの問題 4. コンテンツの問題 5. モラルの問題 読者の足を引っ張る広告たち 何度か広告ネットワークから掲載オファーをいただいたことがあります。多くの場合、複数の JavaScript を埋め込む必要があり、パフォーマンスへの多大な影響がでることから掲載を断っています。うちのような小さなサイトであれば大きな変化はないかもしれません。しかし、ちょっとしたパフォーマンスへの負債が積み重なれば読者への影響も多大なものになります。 上記の数値は、ある有名な日本のブログメディアのトップページのファイルサイズとリクエスト数です。広告ブロックを使うことで、ファイルサイズとリクエスト数が著しく変わるところからみても分かる通り、広告はパフォーマンスの大きな足か
デザイナーなら知っておきたい感情移入と思いやりの違い
重要とはいえ、感情移入(エンパシー)という言葉が多用されることで、意味が薄れてきている側面もあります。
利用者の声と意図のギャップを理解する
利用者の声は解ではない 利用者の声を受け止めて、よりよい製品を作りたいとデザイナーであれば考えるはずです。しかし、利用者の声がデザインの解を提示しているとは限りません。ときには根本的な問題の解決になっていないことがあります。 それを裏付ける考え方として、政治学者であり認知心理学者でもあるハーバード・サイモン [https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーバート・サイモン]博士が 1956 年に提唱した「Satisficing [https://en.wikipedia.org/wiki/Satisficing]」という用語が参考になります。これは、Satisfy(満足)と Suffice(十分)を組み合わせた造語で、日本語では「こんなもん化(参照 [http://cruel.org/econthought/profiles/simon.html])」「満足化(参照 [http://www.weblio.jp/
プロトタイプの使いどころからみる紙の真価
今だからこそ再入門 2015年7月12日東京 OpenCU のイベント「CMS SUNDAY Vol.4 [http://opencu.com/events/cms-sunday-vol4]」に登壇しました。セミナーと一緒にワークショップも実施されましたが、CMS のカスタマイズ知識なくても参加できるカリキュラムが組まれていました。ファシリテーションを務めた羽山祥樹さん [https://twitter.com/storywriter] のワークショップの進め方も含めて勉強になる充実した1日になりました。私のほうはワークショップ前の準備運動としてプロトタイプの基本を振り返る話をしました。 2012年頃から [http://www.yasuhisa.com/could/article/prototype-the-future/] プロトタイプに関するセミナーやワークショップをしています。翌年にはデジタルハリウッド大学院 [http://www.yasuhisa.com/could/article/dh-prototyping-course/]でプロトタイプの講座も開いています。
デザイン批評を始めたい人のためのヒント集
批評と具体的な方向性を固めるプロセスは別々にしたほうが、フィードバックを基にしたデザインの改善のスピードを速めることができます。
マルチデバイス時代の評価課題と提案
今後はさらに測れない領域が増える 今のところウェアラブルデバイスの通知は賢いとは言えないものの、今後利用者の文脈に応じて柔軟かつタイミングよく送られてくる可能性があります。また、Google の App Indexing [https://developers.google.com/app-indexing/android/app] や、Apple の App Search [http://www.macstories.net/stories/inside-ios-9-search-apples-plan-for-more-connected-apps/] など、アプリとデバイスとの間、アプリとアプリとの間、アプリと Web との間があやふやになっていきます。ウェアラブルやスマートフォンでは、その瞬間に欲しいコンテンツへ直接アクセスするという行動が増えていくでしょう。今までのようにアプリアイコンをタップするだけが接点ではなくなりますし、アプリのトップ画面から見ていく必要もないわけです。 通知が賢くなり、そのとき欲しいコンテンツが届くことは利用者へのメリットは大きいです。しか
コンテンツを見直すための魔法のシートが必要な理由
マーケティングとデザインの共通点 2015年6月27日大阪 Re:Creator’s Kansai [http://www.re-creators.jp/] 主催のイベント「基礎からきちんとマーケティング」に登壇しました。デザイナーとして働いているのでマーケティングは畑違いのように見えますが、以前から マーケティングを扱った記事 [http://www.yasuhisa.com/could/?s=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0] をたくさん書いています。カスタマージャーニーマップ [http://www.yasuhisa.com/could/