Latest thinking
すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。
デスクトップを超えたOS: itsme
デスクトップのメタファを使ったファイルシステムが不適切な状態になってきていると言われて久しいですが、現状は変わることなく使われています。個人的に Mac OSX は未だに従来のメタファを使っているものの、徐々にそこから離れているイメージがあります。必要な気がしても「これ!」というものに出会っていませんが、この難しい課題に挑戦しているのが、イタリアの itsme [http://www.itsme.it/] というプロジェクト。2010年のリリースを目指して Linux ベースのまったく新しい OS を開発しているそうです。 このプロジェクトが興味深いのが、機能ではなく人にフォーカスしてどのようなシステムが必要か模索している点。人の生活は様々なストーリーが密接に絡み合っており、それぞれのストーリーには現場 (venue / 場所・意見・立場) が存在すると仮説。人の体験や状態に応じて柔軟なメタファが必要であると説いています。我々が能動的にアクションを起こすのではなく、状況に応じて適切な情報が表示されるようなイメージです。 複雑化する情報をどのように整理して円滑にするかという課題は先
Macを使った情報フィルターの考え方について話しました
11月に開催される Web Directions East [http://east08.webdirections.org/] の主催イベントで「 Webデザイナーが知っておきたい情報ワークフロー 」というタイトルのプレゼンをしました。お忙しい中、見に来ていただいた方々に感謝です。今回は実験的な意味も含めていつもよりトーンを強めて話をしてみました。これが良かったのか悪かったのか分からないですけど、次へ繋げるためにもいろいろ試してみようかなと思う今日この頃です。 情報過多と言われているウェブは、実はというとフィルタが破綻しているだけであるという仮説の基に話を進めていた今回のプレゼン。ツールや自分なりのワークスタイルを明確にして自分のフィルタを作っていこうという内容でした。お勧めのツールを紹介したいという思いもありつつも、ツールに合わせるのではなく、自分に合ったツールを見つけてほしいという思いがあったので、良いアプリケーションの見分けるコツを紹介するに止めました。この部分は賛否両論だと思いますが、プレゼンの後に続けて考えてほしいという意味ではアリなのかなと思います。 いつものことです
年々検索されなくなっているユーザビリティ
検索語を比較・解析する Google Trends というのがありますが、それとは別で Google Insights [http://www.google.com/insights/search/] というツールがあります。地域・時間枠などで検索語の傾向を調査出来るのが特徴です。ウェブマーケティングに役立ちそうなツールですが、検索をする人たちの趣向と自分の興味がどれだけマッチしているのか確かめるのにも使えそうです。 試しに「interaction design」「web analytics」「information architecture」「usability」というウェブサイト制作において重要なキーワードを入力してみました。以下がその結果になります。 世界全体で調べた比較グラフ [http://tinyurl.com/6ydgly] 日本語で同じように書くと違う結果になるかもしれないと思い、今度は「インタラクション」「サイト解析」「情報構造」「ユーザビリティ」と入力して調べてみました。以下がその結果になります。 日本語で調べた比較グラフ [http://tinyurl.co
Ext JSの勉強会に参加してきました
先日、Web Directions East [http://east08.webdirections.org/] の告知もかねて、Ext JS [http://extjs.co.jp/]の勉強会に参加してきました (前回の様子はこちら [http://extjs.co.jp/japan/study3.php])。JavaScript ライブラリといえば Prototype [http://prototypejs.org/] や jQuery [http://jquery.com/] を利用している方が多いと思いますが、Ext JS はこれらに次ぐ人気 JS ライブラリで利用者も増えているそうです。Ext JS の魅力はデスクトップアプリケーションに似た高い UI 要素を簡単に再現出来る点。小規模なアプリケーションを開発する際やエフェクトをかけたい場合は他のライブラリのほうが長けていますが、大規模なアプリケーションを効率よく構築したいのであれば Ext JS
10月は3カ所で講演します
特定のトピックに縛られることなく、いろいろな形でプレゼンが出来るのは嬉しいですが、気付いたら 10月は三カ所で話すという忙しい月になってしまいました。 ワークショップ [http://www.yasuhisa.com/could/diary/workshop-august2008/] 後のはじめてのプレゼンになるので、成果を発揮出来たら良いのですが・・・。 WDEとのジョイントイベント [http://www.apple.com/jp/retail/ginza/]10月1日 19:00 @アップルストア銀座 11月に開催される Web Directions East [http://east08.webdirections.org/] の協力で「 Webデザイナーが知っておきたい情報ワークフロー 」というタイトルで話をします。Macに特化したものが多くなりますが、それ以外を使っている方も参考になる話も盛り込んでありますパソナテックカンファレンス 2008 [http://www.pasonatech.co.jp/10th/event/pt_conf2008/
効果的なウェブサイトに対する意識のギャップ
「効果的なウェブサイトって?」というのは単純な質問ではあるものの、視点や役割によって意見が違いそうです。この抽象的な質問に関してレポートにまとめている文書を見つけました。オンラインラーニングやウェブ上のクリエイティビティの推進のために様々な活動をしている NPO 団体 IDEA [http://www.idea.org/] が Factors that improve online experience [http://www.idea.org/find-information.html] というレポートをまとめています。NPO, ウェブサイト制作会社, 利用者の3つのブループに分けて「効果的なウェブサイトの要素は何か」という質問に応えてもらったそうです。詳しい調査結果と解説が書かれた PDF も同ページでダウンロードすることが出来ます。 作る側と利用者とのギャップというのは未だにあるみたいですね。今回の調査で大きく分けて 8 つの特徴が見つかったみたいなので以下にまとめておきます。自分も改めて意識しなければならないなと思ったのが幾つかありました。気を引き締めないと。 デザイナーは
Fringe “Pilot”
LOST [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000YRY69A/could-22/ref=nosim/]、 エイリアス [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001CFXM52/could-22/ref=nosim/] で知られている J.J.ブライムスの新作 TV シリーズ。Fringe Science (非主流科学) を題材にしたサスペンスで、ちょうど X-Files とトワイライトゾーンを足して2で割ったようなイメージです。LOST の第一話は本物の飛行機を爆発させるなど映画のようなセットと製作費用で話題になりましたが、Fringe の第一話はそれを超える 1000万ドルを費やしたそうです。数々の壮大なセットやアクションシーンは映画そのもので、TVドラマを見ているとは思えなかったです。 J.J.ブライムスが関わっているということもあり、連鎖反応のように謎が出現しては解明されていく展開が続き、
iPhoneとオンラインゲームの未来
オンラインゲームの世界を作るためのプラットフォームは既に幾つか存在しており、以前「カスタムMMORPG [http://www.yasuhisa.com/could/entries/000974.php] 」というエントリーで紹介したことがあります。しかし、これらはすべてパソコンを使ったゲームを想定して作られたプラットフォームでモバイル用ではありません。既に日本の携帯ではオンラインゲームは幾つかありますが、パソコンのネットワーク対戦の域を超えているものは少ないです。場所や時間を組み合わせてリアルに人と繋がるという意味でオンラインゲームに新たな意味を加える可能性がモバイルにはありますが、既に開発している企業も出てきています。 Fallen Earth [http://www.fallenearth.com/]の開発をはじめ、オンラインゲームのソリューションを提供しているIcarus Studios [http://www.icarusstudios.com/]が、本格的なバーチャルワールドを iPhone で再現しようと開発を進めているそうです。プレスリリースはこちら [http://
Job: AQがWeb制作者/デザイナー募集中
シンプルで魅力的なバイリンガルサイトをデザインすることで定評のある AQ [http://www.aqworks.com/]。Tokyo Art Beat [http://tokyoartbeat.com/] のデザインを手がけたことでも知られています。今回募集している方は、主にコーディングが出来る方みたいですが、制作の早い段階からプロジェクトに関わることが出来ますし、デザインプロセスにも参加することが出来るそうです。 詳細はこちら [http://tokyoartbeat.com/jobs/2008/9F08]。 バイリンガルな環境でウェブサイト制作に挑戦してみたい方はぜひ! 業務 * Photoshopのモックアップから、ウェブ標準に準拠したCSS/XHTMLのページを制作 (70%) * 待遇能力経験を考慮して決定 / 交通費支給応募資格 * クリーンかつWeb標準に準拠したXHTML、とCSSへの「愛」とコーディングの経験 * 柔軟で能率的なCSSのプランニングとコーディングの経験 (特に、東京アートビートのような多機能で進化がはやい大規模サイト向けのCSS