トラッカーが付きまとうWeb観覧 私が広告を掲載しない理由のひとつに、広告をはじめとしたトラッカーが利用者の体験を著しく低下している点にあります。中には利用者の動向を複数のサイトをまたいで監視しているのもあります。 iOS9 からコンテンツブロック機能が追加されたことにより、トラッカーを停止した状態で、Web サイト観覧ができるようになりました。コンテンツブロックをオンにするには少し面倒な操作が必要ですが、国内外でコンテンツブロックアプリが上位にランクインしており、注目が高いのが分かります。今の Web サイトはトラッカーだけでなく、過剰な表現を実装しているのも少なくないので、コンテンツブロックを使うことでパフォーマンスの向上を感じると思います。 しかし、「トラッカーは悪」と単純に片付けることはできません。トラッカーは、コンテンツをユーザーの好みに合わせるのに役立ちますし、無駄な手続き(手順)を省いてくれることもあります。 日本のトラッキングはどうか コンテンツブロック機能の実装以来、様々な議論がされていますが、日本の Web サイトでは実際どれくらいトラッキングが埋め込まれているのでしょうか。Web サイトが埋め込んでいるトラッキングを確認できる Ghostery を利用して、日本のメディアサイト 42 を調べてみました。少し技術系に偏っていますが、ファッションやエンターテイメント系のサイトもピックアップしています。 やり方は単純で、Ghostery の Chrome