先週のセミナーで、ページ遷移ではなくデータがどのようにフローしていくのか想像しながらサイトデザインが必要になってくると話しました。近年、ページもしくはひとつのサイト内の情報設計だけでなく、ウェブ全体でその情報はどう扱われるのかという視点も加わったと思います。RSSやAPIはその始まりの段階だといっても良いでしょうし、こうしたセマンティックウェブ的な技術はブラウザの一部の機能として取り込まれたり、技術を意識することなく使えるようになってきています。 Microformatsは、徐々に広がりつつあるマークアップ方法ではありますが、具体的な実用例やツールが少ないということで制作者側も足踏みしている状態です。そんな中、先日マイクロソフトが Oomphというツールキットをリリースしました。そうです、Web Slice を作っているマクロソフトが Oomph です。 このツールキットは、IE用のプラグイン、hCard, hCalendar の HTML/CSS テンプレート、そしてページ内に Microformats があるとハイライトして他のサービスでそのままデータを利用出来るjQuery と組み合わせたツールがセットになっています。IE用のプラグインをインストール後、Microformats でマークアップされたページを表示すると、アイコンが点灯します。クリックすればページ内の Microformats し、地図を表示したりアドレス帳に追加するといった Firefox 用 Plug-in である