Google が今月初めに Social Graph API を公開しました。Social Graph API について知りたい方はマイコミジャーナルの記事を参考にされると良いと思います。自分と友達の関係を特定のサービスに限定させることなく視覚化出来るという意味で非常に興味深いです。今後具体的になってくるであろう Google によるソーシャル検索のための伏線でしょうし、これが他サービスとどう組合わさって行くのかも楽しみですね。

もちろん、これにはプライバシーをどのように保護するのかといった課題も出てきます。例えば自分自身は Social Graph API を利用していなかったとしても、自分の友達が Social Graph API を利用して「友達である」と示していれば関係性が表に出てしまうのではないのでしょうか。つまり、自分が求めているかどうか関係なく自分に繋がっている誰かが API を利用することで、自分もネットワークの一部として『公開』されるかもしれないわけです。もちろん、どのように繋がりを見せるかといった設定が可能だったり、何かしら制限を加えることで回避出来るかと思いますが、こういった課題を幾つか超えて行く必要は今後いろいろあるような気がします。

Social Graph API の説明を読んでふと思い出したのが 2006年10月に開催された CSS Nite LP1 で紹介した hConnect というコンセプト。Microformats には hCard や XFN といったフォーマットがあるので Social Graph との親和性が高いです。hConnect では、Microformats を経由して自分のコンタクトに関する情報を集め、Address Book や iCal と簡単に同期が出来るというものでした。これに Social Graph が組合わさるとどんなかんじになるかモックアップを作ってみました。

hConnect のスクリーンショット

以前にはなかった関係を示す部分や、その人が利用しているソーシャル系のサービスやブログを一望出来る部分が増えました。ある意味、人を中心にして考えた RSS リーダーっぽいですね。以前作った他のモックアップも見ていただきたいですが、こうした Web にある情報が自分がいつも使っているソフトウェアともっと密接に繋がれば便利だと思うんですけどねぇ。どうなんでしょう。