ブログの次はと言ってる場合?

今、ソーシャルメディアに参入しようとか、Twitter はスゴいと言った話があります。それもあってブログはもう終わった、次はソーシャルメディアと飛躍した発想も見かけるようになりました。Twitterでも紹介しましたが、現在 Twitter 内だけでもソーシャルメディアエキスパートと名乗る人が16,000人いるくらいですから、一種のバブルですね。SNS が流行った時期も似たようなフレーズがありましたが、また同じパターンを繰り返しているといったところでしょうか。そんな今だからこそブログを再検討する価値があると思います。

そもそも理解しなければならないことが、ブログは日本で流行りだした 2004 年あたりから、既に過大評価された流行モノだったということです。確かにブログには大きな可能性を秘めていますし、使い方によっては大きな変化になります。しかし、ツールは所詮ツールであってそれ自体が何かしてくれるわけではありません。つまり「ブログが儲かる」というのは簡略し過ぎた表現であり、儲かった理由は「このブログシステムでこんなデザインやパーツを盛り込んだ」とは別のところにあります。すべて儲かる・儲からないで成功を計ることが出来ないのがブログであり、もしそれを期待しているのであれば、ガッカリするでしょう。それはソーシャルメディアも同じことです。

ブログの意味を Wikipedia で調べてみましょう。

英語では「a type of website, usually maintained by an individual with regular entries of commentary, descriptions of events, or other material such as graphics or video」と書かれています。ここで重要なのは「regular entries (定期的な記載)」という部分です。なぜかこのフレーズに相当するものが 日本語版 には書かれていないのが残念ですが、実は定期的に何か情報を発信するということがブログにおいて何よりも重要になります。

自称「ソーシャルメディア専門家」と名乗る男性が、企業に押し掛けるという設定のコメディ

ブログを続けていて、最初に感じるのが何も結果が表れないという不安とモチベーションの低下です。ブログの定義を見ると分かるように、ブログは定期的に情報発信を続けなければいけません。確かに最初は何もない空間に声を投げているような感覚になりますが、それでも中・長期続けなければブログでは何も結果が見えてこないのが現実です。

何か「結果」が表れたとしましょう。

コメントが付いたり、他のブログで話題になった場合、今度は読者とのコミュニケーションを始めなければいけません。ブログは放送ではなく対話なので一方通行の情報発信ではポテンシャルを最大限に引き出していないからです。コメントに返答したり、読者のフィードバックに応じてコンテンツを充実しなければならないかもしれません。

ここまで読むと見えてくると思いますが、ブログの次がソーシャルメディアでもなく、ブログがソーシャルメディアのひとつというのが分かります。

Twitterは140文字という短いメッセージで済むので始めるのは簡単かもしれませんが、企業として運営するという意味では、ブログより敷居が高いのではないかと考えています。Twitterのもつリアルタイム性がおもしろいと同時に、リアルタイム性を要求される場所だからです。ブログのフィードバックはそこまでのスピードを必要としませんが、Twitterでは読者は無意識でもリアルタイム性を要求してきます。ブログより読者に近づける分、より高いコミットが必要です。もし、企業でブログが出来ていないのであれば、恐らく Twitter もうまくいかない可能性があります。まずはブログという若干時間の流れが遅い場で、直にコミュニケーションをとるという感覚を養うことが何よりも重要といえるでしょう。

ブログを生かすも殺すも、続けるか続けないかにかかってきます。