Grapeを使って散らかったデスクトップを整理
Canvas for OneNoteの感覚的な情報整理というエントリーで、自動ではなく手動による情報整理の可能性を紹介しました。Canvas は、OneNote 限定ですが、BumpTopのようにデスクトップ上のファイルを手動で整理出来るアプリケーションもあります。BumpTop のような3Dにすることで、ファイルを配置する平面がさらに3つ増えます。マウスで操作するには少々効率が悪いですが、機械的なソートでは整理出来ない情報整理の提案しています。
こうした手動による情報整理が出来るソフトで最近見つけたのが Grape です。Mac OSX で動作するこのアプリケーションを使えば、仮想のデスクトップ上でファイルを自由に整理・検索が出来るようになります。手動と自動によるファイル整理をバランスよく行えるという意味でお勧めです。
仮想デスクトップの広さはスクリーンサイズに制限されているわけではなく、自由にファイルを配置出来ます。ズームを使って全体を見渡すだけでなく、特定のグループを詳しく見ることも可能。PDFであれば、その場でページをめくることも出来ます。アイコンの大きさを変えて強弱を付けたり、グループに名前を付けたりと自分なりのアレンジをしてファイルを整理。BumpTop のように重ねて置いておけますし、ショートカットできれいに配列表示に切り替えることも出来ます。
僕のデスクトップは殺風景なほど、ファイルが置かれていないので Grape があまり役に立たないのですが、どうしてもデスクトップに置いておきたいファイルが多い方には使えそうです。マウスやキーボード以外を使ったコンピュータとのインタラクションが増えてきており、中には感覚的に操作が出来るのもあります。そうした操作が出来る場が増えると、情報の整理の仕方にもバラエティがさらに増えてくるでしょうね。Grape はそのひとつの例といえます。