ユーザーが考えるブラウザの未来

Mozilla は去年からコンセプトサイトで未来のウェブの使い方の提案をしています。セミナーでも紹介したことがある、Adaptive Path の Aurora が有名ですね。コンセプトサイトだけでなく、Flickr の mozconcept というタグから、利用者が提案した様々なコンセプトデザインを観覧することが出来ます。

利用者が考えた優秀なコンセプトデザインが見たい方は、Design Challenge: Summer 09 がオススメです。120以上のアイデアが提案されており、モックアップ、スケッチ、ビデオなど説明の方法も様々です。Firefox をベースにしたものが多く、履歴やブックマークの新しい管理方法。タブとは異なる複数同時ブラウジングの可能性を示しているものが人気トピックですね。ここまでやるか!と思えるような作り込みがされているコンセプトも少なくありません。

全体的に、新たな管理作業が加わる印象が多い機能が目につきますね。それがタブであったり、ブックマークのメタ情報であったりと様々ですが、手動であれば使われない機能になるかもしれません。利用者が何もインプットしなくても管理されている必要があるでしょうし、利用者の使い方を学習しれると嬉しいですね。今ブラウジングしているサイトのコンテキストに応じてブックマークバーの内容が変わるとか。

こうしてたくさんの、アイデアが並んでいると「あ、こんなのおもしろくない?」という思いに繋がりますね。たまにモックアップ作っていますが、また今度挑戦しようと思います。

Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。