cssniteのサイトを対象とし、はじめて参加される方へ敷居を下げる改善プラン抽出の為、既存サイトとあるべき像を擬人化@nakagawanさんのプレゼン内容をプチ実践。

from: kazumissimi

前回に引き続きCSS Nite LP11のミニワークショップ「人の特徴から見えてくる次のデザイン提案」の受講者のアイデアを共有します。JWDA の中川さんが自身のセッション内で「ペルソナをつくる」という話をされていましたが、ペルソナつくりを今回のワークショップに取り入れて発表したのが kazumissimiさんです。

ストーリー

私たちの選択は、実経験か想像に関係なく何かのストーリーと関連している。

人は様々な情報をそのまま丸暗記しているのではなく、何かのトリガーを頼りにして記録した情報を呼び戻す傾向があります。「CSSのバグを回避する」といった、いかにも丸暗記で学習したように思える事柄も回避方法だけを思い出すわけではありません。バグに遭遇したときの苦労や、回避できたときの喜びなどといったストーリー (感情) が一緒によみがえってくるはずです。音楽を聴くとよく聴いていた頃を思い出すということもあると思います。印象が強い物事には必ずストーリーがありますし、ストーリーがあることで長く印象に残るということがあります。

楽天の製品ページはとても長くてカートも見つけ難いところが多いですが、製品に関するストーリーが書かれているので概要では捉えることができない魅力が伝わってきます。また、サービスを利用した顧客の体験談を掲載しているサイトもありますが、これもサービスの良さをアピールしているだけでなく「こんなことを言っていたサービスがあったな」と思い出しやすくするためにストーリーになっています。リスト形式の概要紹介は、読んでいるときは頭にはいってきますが、あとで思い出してもらうためには少し弱い場合があります。記憶を呼び戻すためのキッカケとしてストーリーは有効な手段です。

CSS Nite の活動を知らない方に興味をもってもらうために何が出来るかを kazumissimi さんは考えました。ストーリーを構築する上において、どのようなキャスティングがふさわしいかを考える方法としてペルソナを使っています。下にあるのは kazumissimi さんが描いたスケッチです。これをみると分かるようにゴールを達成するにはどういったペルソナをもった人をつかってストーリーを伝えたら良いのか提案がされています。

kazumissimiさんが描いたペルソナのスケッチ

現行の CSS Nite では、来場者のインタビューもストーリーも掲載されているわけではないですが、もしサイトのストーリーがあったのならを想像してペルソナを構築。結果これでは近寄りづらいのではと仮説し、最適だと考えるペルソナをつくったというプロセスが分かります。これから実際、どのようなストーリーを構築するのかが気になりますが、考え以下のようなアイデアが出る可能性があります。

  • つくったペルソナが共感しやすい先輩デザイナーの CSS Nite 参加レポート
  • CSS Nite でもらえる素敵なお土産紹介
  • 講演者を交えた番組「トレンドウォッチ」(パーソナリティは男女交える)

上記のようなコンテンツ提案だけでなく、今流行のルック&フィールにサイトを1ヶ月ごとに変えるとかサイトの見た目での提案も出来るかもしれません。漠然にストーリーを考えるとなると、体験談を掲載というふうになりがちですが、重要なのは誰の体験談を掲載するかです。それを考える上でも今回 kazumissimi さんがしたようにペルソナをつくるというのは、アイデアを共有するために有効な手段といえます。