セミナー

A collection of 23 posts

セミナー

プロトタイピングやコンテンツに関する講演を行います

今年は 1月から講演ラッシュで忙しくしていたのですが、4月は特に何もなくリラックスして過ごすことができました。5月から徐々に表舞台で話をすることになりそうです。 2012年5月26日(土)あおもりIT活用サポートセンター主催のセミナーで登壇します。青森では毎年講演をしており、昨年はコンテンツ戦略について話しました。今年は「これから求められるWebコミュニケーションスキル 〜 今日から始めるプロトタイプデザイン」という題名で、プロトタイプの基礎について講演します。最近の講演は未来像を描く内容が多かったわけですが、青森の公演では久しぶりに実践寄りの話をしようと思っています。題名どおり今日から使える内容です。 2月に開催された CSS Nite in TAKAMATSUで、静的なカンプは通用しなくなるという話をしました。では、どうしたら良いのかという回答がプロトタイプになります。この講演を通じて、プロトタイプはコスト高で面倒な作業になるわけではなく、今まであったミスコミュニケーションを解決するためのツールになると気付いていただければ幸いです。 なお、このイベントでは高松以来2度目の共演となる高畑哲平さんが、講演とワークショップを行います。 2012年6月9日(土)は、SwapSkills 主催のイベント One Web 2012 で基調講演を行います。昨年から初めている有料拡大イベント Doubbble シリーズは、毎回おもしろいトピックを扱っており、

セミナー

9月〜10月に4つの講演をおこないます

今年の春くらいから徐々に講演の依頼をいただくようになりましたが、いつの間に過密なスケジュールになってきました。公開されているスライドのデザインや講演の内容が気に入ってくださった方がいるというのはありがたいことです。10月まで4つの講演が控えていますが、デザイン、キャリア、マーケティング などトピックの幅は様々。この中で紹介されているセミナーの中には無料なのもあるので、もし気になるトピックがあれば参加してみてください。 WebSig 1日学校 2011 2011年9月10日(土) デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ 学校の校舎をつかって行われる1日イベントも今回で二回目になります。WebSig で2年半前にセマンティックWebについて話をしましたが、それ以来の講演になります。私は選択授業という枠で「デザイン視点のコミュニケーション術」について話をします。 今のデザインはデザイナーだけに任せるには荷が重過ぎます。Web は人々の生活の一部になり初めているからだけでなく、技術をはじめ様々な分野の関与がなければ設計が出来なくなってきているからです。従来『非デザイナー』と呼ばれていた方達によるデザインプロセスの参加が欠かせなくなってくるわけですが、どのようにデザイナーと対話をしたら良いのでしょうか。彼等の領域、自分たちの領域を尊重しつつ適切なフィードバックやインプットをする方法は幾つかあります。 今の時代にデザインすることを再確認したいという方にとっておもしろい授業になるかと思います。 第6回 .NET中心会議 デベロッパーでもできる! UX向上手法 2011年9月23日(金)UDX GALLERY NEXT ITMedia

セミナー

7月は2カ所で登壇します

昨年末からセミナーで話すという機会に恵まれていませんでしたが、7月は2つあります。ひとつは7月2日、東京で開催される SwapSkills doubbble01。こちらはモバイル制作から見る次世代の Web のカタチを、コンセプト的な話から実践的なところまで幅広くカバーするセミナー。もうひとつは7月9日、青森市で開催されるIT活用サポーター活動事業セミナー。こちらは Web サイト運営の見直しをテーマに私がコンテンツ戦略、坂本さんが IA の視点から話をします。 SwapSkills doubbble01 では、「Mobile First:モバイルファースト」が意味する今後のWebコミュニケーションデザインと題して、モバイル機器向けの Web サイトを作るという意味と、今後それがパソコンを含めた他デバイスの構築にどう影響するのかという話をします。ただ作るだけではなく提案していくという姿勢がより一層必要となる今だからこそ、全体像を掴んでおく必要性があります。どのコミュニケーションハブを使って誰とどのようにコミュニケーションをとれば良いのかを理解することで、提案の仕方、そして作り方も変わるのではないかと思います。最初に話すので、基調講演っぽいビックピクチャーな内容になるかと思います。 4月に行った谷拓樹さんとの対談や、以前執筆した文脈を理解したWebコミュニケーションデザインは参考になる内容だと思います。 毎年恒例になりつつある、青森のセミナー。最近 UX という言葉をよく聞くようになったので旬かもしれませんが、青森では昨年ワークショップ付きで開催したしたので今回はパス。

UX

「聞いて学んで考えるUX講座」を開催しました

先週神戸にて第四回リクリセミナー「聞いて学んで考えるUX講座」を開催しました。今年の夏に開催された青森のイベントの再演。UXの基本的な話から当時はあまり盛り込むことが出来なかったUXの測定方法といった話題について話をしました。もちろん、前回に引き続きワークショップも行い、皆でデザインプロセスを共有。青森でも感じましたが、発表内容をみると短時間とは思えないクオリティの高いものばかりでした。イベントの総括はリクリの Web サイトでレポートされているので、詳しくはそちらをご覧ください。 すべて続いていること IT業界だけではありませんが、毎年のように新しい言葉が表れては消えていきます。数年前からですが、今まで以上に「ソーシャルメディア」という言葉を耳にするようになりましたし、「ソーシャルゲーム」や「電子書籍」も今年多く耳にした言葉です。こうした言葉を聞くとエキサイティングになると同時に自分はついていけるのだろうかという不安も過ります。来年もまた何か新しい言葉を耳にするようになるでしょうし、またそのときに今と似たような感情を抱くのかもしれません。 「UX」に関しても上記に挙げた流行語と似たようなところがあると思います。90年代から UX という言葉自体あったわけですが、ここ数年日本でもよく耳にするようになりました。感情・体験といった右脳クリエイティブに響く関連フレーズもあるので、先に挙げた流行語より作り手に刺さりやすい言葉かもしれません。それと同時につかみ所がないのも事実。UX という言葉が伝えたいことは分かるけど、一体何をやれば良いのかが分からなくて不安になったり非現実的と感じる方もいると思います。 新しい言葉が出てくる度に「学ばないと!」という意識が高まります。

コンテンツ

確信と不確信が生み出す次のアクション

CSS Nite LP11で開催したミニワークショップ「人の特徴から見えてくる次のデザイン提案」。時間の都合でたくさんのことを伝えきれなかった部分がありますが、受講者の中にはアイデアをまとめて送ってくださった方がいます。文章にまとめてくれた方からスケッチをしている方まで実に様々。今まで3回記事にして紹介しました。 物理的な近さと心理的な近さから考えるプロセス ペルソナからはじめるストーリーの構築 ストーリーで再認識するコンテンツの大切さ 開催から既に1ヶ月経ちましたが、受講者の方からアイデアをいただいたので紹介します。 確信確信がもてる情報を欲すると同時に、詳細情報があるほうへ行動する傾向にある。 曖昧さは不安を招く場合があります。クリックした先に何があるのか分からないというのもそうですし、情報が漠然とし過ぎているのも不安に繋がることがあります。「業界ナンバーワン!」と一見明確に書いているようにみえる文章でも、一体なにを基準でいっているのか分かりません。それどころか、そのナンバーワンが見ている方が欲しいと思っているコトとどう関係しているのかも分からない場合があります。明確さを持つことの重要性については「文化の違いで変わるデザインアプローチ[後編]」で少し触れましたが、日本人にはその傾向が強いかもしれません。 確信できるような情報がないことから、「先には何があるだろう」「もっと知りたい」と誘導出来る場合もありますが、同時にアクションにまったく繋がらないこともあります。大きく分かりやすい色で「こちらをクリック」と書かれていても、先が分からない(確信がもてない)ことからクリックをしてもらえないということも考えられます。 人が物事を決定するときに必要な情報とは何でしょうか?利用者が確信をもてるような配慮をしているのか、それともわざと確信がもてない内容にして興味を注ぐようにしているしているか?なにかアクションに繋げて欲しいと考えているサイトであれば考えなければ鳴らない部分です。

コンテンツ

ストーリーで再認識するコンテンツの大切さ

CSS Nite LP11のミニワークショップ「人の特徴から見えてくる次のデザイン提案」の受講者のアイデアを共有します。過去2回の紹介は以下をご覧ください。 物理的な近さと心理的な近さから考えるプロセス ペルソナからはじめるストーリーの構築 ストーリー私たちの選択は、実経験か想像に関係なく何かのストーリーと関連している。 今まで発表したサイトは CSS Niteの提案でしたが、課題にでていたサイトは CSS Nite だけでなく KDDI Web Communications 様の CPI もありました。今回紹介する @iichikoh さんには CPI のサイトの提案を挙げていただきました。 ストーリーについてkazumissimiさんの発表のときに解説したので詳しくはそちらを参照してください。 機械的なスペックや機能よりストーリーとして語ったほうが伝わりやすい場合があります。物語(ひとつの話)になっていたほうが情報を理解しやすいという調査結果もあります。人の記憶に残るようにプレゼンテーションにストーリーを盛り込む方は少なくなりませんが、それは人の特徴と関係しているのかもしれません。 例えば iPhone 4 をみてみましょう。Ratina ディスプレイ、マルチタスク、FaceTime

セミナー

ペルソナからはじめるストーリーの構築

cssniteのサイトを対象とし、はじめて参加される方へ敷居を下げる改善プラン抽出の為、既存サイトとあるべき像を擬人化@nakagawanさんのプレゼン内容をプチ実践。 from: kazumissimi 前回に引き続きCSS Nite LP11のミニワークショップ「人の特徴から見えてくる次のデザイン提案」の受講者のアイデアを共有します。JWDA の中川さんが自身のセッション内で「ペルソナをつくる」という話をされていましたが、ペルソナつくりを今回のワークショップに取り入れて発表したのが kazumissimiさんです。 ストーリー私たちの選択は、実経験か想像に関係なく何かのストーリーと関連している。 人は様々な情報をそのまま丸暗記しているのではなく、何かのトリガーを頼りにして記録した情報を呼び戻す傾向があります。「CSSのバグを回避する」といった、いかにも丸暗記で学習したように思える事柄も回避方法だけを思い出すわけではありません。バグに遭遇したときの苦労や、回避できたときの喜びなどといったストーリー (感情) が一緒によみがえってくるはずです。音楽を聴くとよく聴いていた頃を思い出すということもあると思います。印象が強い物事には必ずストーリーがありますし、ストーリーがあることで長く印象に残るということがあります。 楽天の製品ページはとても長くてカートも見つけ難いところが多いですが、製品に関するストーリーが書かれているので概要では捉えることができない魅力が伝わってきます。また、サービスを利用した顧客の体験談を掲載しているサイトもありますが、これもサービスの良さをアピールしているだけでなく「こんなことを言っていたサービスがあったな」と思い出しやすくするためにストーリーになっています。リスト形式の概要紹介は、読んでいるときは頭にはいってきますが、あとで思い出してもらうためには少し弱い場合があります。記憶を呼び戻すためのキッカケとしてストーリーは有効な手段です。 CSS Nite

セミナー

物理的な近さと心理的な近さから考えるプロセス

CSS Nite LP11で「人の特徴から見えてくる次のデザイン提案」というミニワークショップを行いました。時間の都合で考えたアイデアは後ほど共有という形で終了しました。今回から数回に渡りいただいたアイデアを幾つか紹介していきたいと思います。 近さモノとモノが近いと、遠いもの同士に比べて関連性が近いと理解する。 人の特徴を活かしてサイト特有のゴールを達成させるためのアイデアを練るというのが今回のワークショップの目的ででした。ワークショップでは14もの人の特徴を紹介しましたが、その中のひとつに Proximity (近さ) というのがありました。 上の図を見てください。色が違いますが、直感的に隣り合っている円が同じグループに属しているように見えると思います。色にはまったく共通点がありませんが、近さが同じグループであると思わせています。AとI、FとHはそれぞれ同じ形と色です。しかし、それぞれに何か関連性があるとは考え難いです。たとえ同じ情報でも近くなければ関連性が見えてこない一例です。上の図は極端な例ですが、情報を設計する上で「近さ」をつかって感覚的に関連情報であることを伝えることが出来ます。 こうした情報の距離感ではなく、別の近さに注目したのが crema さんのアイデアです。上記に挙げた近さは物理的・視覚的近さですが、cremaさんが注目したのは心理的な近さです。今回のワークショップの題材として選ばれた CSS Nite だけではありませんが、講演者は「壇上のエラい人」に見えてしまうので心理的に遠く感じてしまうかもしれません。 「壇上のエラい人」

セミナー

不合理な人間から導き出すデザイン提案

作り方ではなく考え方で変わる 最近、行動経済学に関わる書籍や文献を読む機会が増えてきていますが、その中でおもしろかったのが「予想どおりに不合理」。専門的な用語もなく、人がなぜそのような行動をとるのかを知ることができます。人は論理的に行動出来る能力があるものの、感情やそのときの直感で思わぬ行動をするということに気付く材料として良い書籍です。 今週末に開催されるセミナーと一緒にあるミニワークショップでは、この「人間らしさ」に注目して、Webサイトのゴールをどのように達成できるかをみんなで考えて行きます。 どのサイトにも「アクセスを増やす」といった漠然なものだけでなく、様々なゴールがあります。それは Web サイトに留まらずビジネスゴールと重なり合うこともあるでしょう。例えば「お問い合わせボタンをクリックしてもらう」というのもひとつのゴールです。 こうしたゴールを達成させるために、私たちはビジュアルデザインや情報デザインのノウハウ/テクニックを駆使します。こうした実装の知識は大事ですが、まずそれは置いておいて、人間の不合理な性格を前提にして考えることで別の提案も出来るのではないでしょうか。例えば、「お問い合わせボタンをクリックしてもらう」というゴールを以下の人の心理と重ね合わせるとどうなるでしょうか。 限定品・稀少価値 限定品や非常に珍しいと知らされると、価値があるものと感じる。 目立つ色にしたら良いという考え方から、限定で無料サイト診断を行うというキャンペーンを行ったらどうだろうというコンテンツ&サービスの視点からの提案も出来るようになります。そしてどのように見せると分かりやすいだろうという発展も生まれるかもしれません。今回、ワークショップでは14の人間の心理・特徴を紹介しますが、

セミナー

WCANで今後のWebと利用者について話しました

12月19日に WCAN 2009 Winter が名古屋で開催されました。年末はほぼ毎年、スピーカーとして参加させていただいているこのイベント。毎回、1年の総決算みたいな内容でしたが、今回は少々趣向を変えて「2010年に飛躍するための7つのキーワード」という今のトレンドや人・社会の変化からみる今後について話しました。ちょうど先日行われた CSS Nite Shift3 が似たような内容だったわけですが、そのときの反応や情報収集が役に立ちました。時間が少々長めの 80 分だったこともあり、結果的に 140 枚のスライドと 70サイトの紹介というボリュームが大きい内容となりました。 今年もかなりの数のサイト・文献・記事を読んできましたが、その中から導きだされる今後にも繋がるキーワードは以下の7つではないかと感じています。 OSの多様化 リアルタイム Eco IT トラッキング & アラート 情報の民主化 アウトソーシング 情報のポータブル化 上記に挙げたキーワードは「Webサイト制作」という中で捉えるとピンと来ないのもあります。

コンテンツ

青森でコンテンツをテーマにマーケティングの話をしました

青森県主催で開催されたWeb マーケティングセミナーにて「コンテンツを活かすために私たちができること」というタイトルでプレゼンをしてきました。先月開催されたSwapSkills のセミナーに引き続きコンテンツをテーマにした話。SwapSkills の際は Web サイト制作者に向けた話だったのに対し、今回はそれだけでなく、ウェブマスターや企画に携わる側の方にも通じる内容でした。 コンテンツとマーケティングという2つの言葉が同じ記事や話にでてくる場合がありますが、今後ますますその機会は増えると思います。Web の特性を活かしたコンテンツのあり方を探求し、開発していくだけでなく、作り上げたコンテンツをいかに利用者に見てみもらうのかということを、自社の Web サイトという枠組みを超えて考えて行く必要があります。Web 上にある様々なソーシャルメディアサービスを使いこなせれたら素晴らしいですが、段階的にステップを踏みながら徐々に Web でのコンテンツの出し方を模索していくと良いでしょう。いきなりブログをする前に出来ることは幾つかあります。 「コンテンツは大事だ」というフレーズは随分前から言われていますが、未だにイメージ先行で自己主張だけが強いサイトは少なくありません。見た目は素敵だけどなんとなく使い難いと感じるサイトがその部類といえるでしょう。特に TV で見られる傾向ですが、自社ブランドを伝えるとき、視聴者/利用者にとっての利益を伝えるより、漠然としたイメージが先行するときがあります。つまり、利用者視点というより、自社の素晴らしさを抽象的に利用者に関連づけさせていると言えます。限られたスペースと時間で何かを伝えなくてはならないので、それはひとつの方法だと思いますが、

インターネット

「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用」に参加してきました

先週の土曜日になりますが、サイバーガーデンbiz主催、神崎正英さんによる「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用」というセミナーに参加してきました。2時間半という長丁場でしたが、セマンティクウェブというスケールの大きい話なので、時間がいくらあっても足りない感じがしました。その中、神崎さんの見解も交えてコンパクトにまとまった内容だと思いました。 スライドは既に公開されているので参考にどうぞ。 何が簡単でシンプルなのか 今回のセッションで「簡単」と「シンプル」という言葉が何度も出てきました。神崎さんがこの言葉をどのような意味を含めて語っているのかが重要だと思います。例えば、クライアントや利用者のためにウェブサイトを作るという仕事をしている視点から「簡単」や「シンプル」という言葉を捉えるとすると; 実装コスト (時間とお金) が低い 実装に伴うリスクが低い 今使っているノウハウでどれだけ実装が可能か 以上のことを連想すると思います。もちろん、RDFa のことを学ぶことは、プログラミング言語に比べると簡単ではありますが、神崎さんは上記のことを踏まえて「簡単」と「シンプル」という言葉を使ったわけではないと思います。その言葉のもつ捉え方が異なると、結局セマンティックウェブは「難しい」ということになるかと思います。 言葉と言葉、

セミナー

Web Directions East を終えて

もう10日も前の話になりますが、Web Directions East (WDE) が無事終わりました。夏の初めからずっと携わっていたので、4ヶ月くらいこのイベントに関係した作業やお手伝いをしていました。主に僕は執筆関連が多かったかもしれませんね。こちらでは告知していませんでしたが、東京IT新聞のほうでもミニ連載をしていました。 『スペック』がイベントの価値ではない 運営のお手伝いをしていた僕でも、WDEの参加費用はウェブ制作関連のイベントでは挑戦的だなと思いました。スピーカーを日本へ呼んだり、同時通訳のことを考えると仕方のない費用ではありますが、金額では計れない体験にどう注目してもらうかに苦労しました。海外では名が知られている方達が来日したとはいえ、海外のニュースにアンテナをのばしていなければ、ただの『外人』といっても良いかもしれません。スピーカーがどういった方なのか、そして彼等の仕事がいかに自分の仕事に影響しているのかを紹介することが自分の中では最初の課題でした。 カンファレンスとは・・・と言うとそれぞれ違った価値があるのは当然です。ただ、1時間くらいの話を聞いただけでスキルが上がるということはまずないでしょうし、ウェブというオープンな世界で仕事をしている以上、革新的に新しい情報がカンファレンスに参加することで得れることもないでしょう。むしろそれを期待していると、(WDEだけではないですが) カンファレンスはとても不満足なものになると思います。 どういった情報を得れるかといった『スペック』を求めるのであれば、ワークショップに参加したり、学校へ行ったり、書籍を熟読したほうが効率が良いでしょうし、満足度も高いと思います。 そこにいるという体験の尊さ 僕の中ではカンファレンスは、体験の場だと思っています。

セミナー

WebSigで語ったセマンティックウェブの未来

先日 WebSig 24/7 で、「あなたが創るセマンティックウェブ」という題名で講演しました。RDF や Ontology といった専門的な言葉をほとんど使わないで、セマンティックウェブを啓蒙するという少し変わった視点で話をしました。個人的には、いかに技術的な側面を前に出さずにテクノロジーや未来を語るのに興味があったので良い機会でした。 このアプローチは「技術は重要ではない」という意味ではありません。技術もデザインも前面に出て自己主張するのではなく、根底を支える重要な部分です。技術、デザインを考慮することはむしろあたり前でそれらを無視して話をするのはナンセンスです。しかし根底だからこそ、いかに見せずに魅了させるのが、何かを啓蒙するときに必要なアプローチだと思います。たとえそれが専門用語が分かる同業者であったとしても、ただ聞かせるのではなく見せて表現することによってより伝わりやすくなります。 プログラマーはソースコードを公開することでウェブやコミュニティに貢献しているのと同じようにデザイナーはモックアップやアイデアを公開していくことで貢献出来ると思います。セミナーに続くという形で行われたワークショップは、それを体現したものといえます。多くの方達が参加してひとつのことに取り組むことで、様々なアイデアが生まれるだけでなく課題も見えてきます。アイデアを出し合ってまた洗練させるというプロセスを繰り返すことで初めて見えることも少なくありません。ワークショップやウェブ上で WebSig であったようなアイデアの交換が出来たら良いな。 現状維持するためのノウハウも仕事をしていく上で重要なことですが、ウェブという未来を作っている仕事についている訳ですから、未来に向けたディスカッションや情報交換は必要だと思いますし、ますます重要になってくるのではないかと考えています。 何事にもいえることですが、セマンティックウェブは良いとばかりではありません。セマンティックウェブが普及することによる課題もあります。セマンティックウェブがもたらす光と闇をバランス良く描き疑問を投げかけている例として、4年前にネット上で話題になった

セミナー

パソナテックカンファレンスに参加しました

先日、パソナテックカンファレンス2008にてえふしんさんと、「Webに携わるみんなの未来を考える」という題名でパネルディスカッションを行いました。私も含めて現状はPCメインにサイトを制作している方達としてのこれからと、ウェブと他のメディア媒体の関係がこれからどのように変化するのかといった話題が挙りました。 これからの変化が不安になることもありますが、まずは積極的なアプトプットが先見を養うひとつの糧になると思います。これは先週のセミナーでも話しましたが、アウトプットすることで何をインプットしたら良いのか分かりやすくなります。キャリアパスをきちんとプランすることは重要なことですが、同時にプランを固めすぎずに進みながら経験と直感を活かして進んでほしいなという気持ちがあります。 サイトを作っていくことで、満足いかないことも改善したいことは皆持っていると思います。私も満足していないことは少なくありません。それを改善していくには、発信と共有は大事です。ブログを書くだけでなく、小さなサイトを作るといった、仕事を通した『発信』もあると思います。たとえアクセスが少ないサイトでもそれは業界に影響を及ぼすことは意識して作って行きたいですね。大型サイトを作ることだけが影響力ではないと思いますし。せっかくウェブに携わる仕事をしているわけですから受注・サービス関係なくネットワークは作って行きたいです。 パネルディスカッションの最後のほうで技術を持っている方もビジネスを意識して欲しいというメッセージが出ていましたが、個人的にこれは逆のこともいえるかなと。ビジネスだけでなく、技術のもつ可能性や未来への展望も持ってほしいという気持ちがあります。短期的には効果のない先進の技術だったとしても、それを長期的にみて利用者の体験をどう向上させるかといった可能性にも目を向けて欲しいですね。この辺はバランスプレーなんだろうけど、すべてビジネスマインド(というか、そもそもビジネスマインドって何というところもありますが)になるのも寂しいですね。 パネルディスカッションの前に株式会社ロフトワーク林さんの「WEBプロジェクトマネジメント」を拝見しました。もう2年くらい前に林さんのプレゼンは聞いたことがあったのですが、あれから随分経っていますし、以前から鷹野さんから林さんのプレゼンは良いと聞いていたので、楽しみにしていました。

セミナー

人にマッチさせた広告をつくるには

2回ほど欠席していたのですが、久しぶりに百式の田口さんが主催する勉強会に参加してきました (前回のレポート)。今回のテーマは「コンテンツマッチ広告」。ブログをやっている方は AdSenseがお馴染みではないでしょうか (僕もgreenhugで使っています)。詳しくは IDEA*IDEA のレポートをチェックすると良いでしょう。僕個人的にはあまり馴染みのない分野ではありましたが、技術的な視点も含めて大変興味深い情報が幾つかありました。 コンテンツをいかにマッチさせるためのアルゴリズムの精度を上げるのはもちろん重要ですが、それよりシステムの最適化やスピードアップに力を注いでいるなという印象でした。この業界は「生き物」のようなもので、トラフィックのボリュームも全く予想が出来ません。また、不正クリックや勘違いクリックなど『広告をクリックする』という同じ行為でも様々な例外が生じます。そういった予測が出来ない状況にいかに早く最適な形で解決していくのが、コンテンツマッチ広告サービスを作るのに重要だと言われていました。この視点はウェブサイトを作る際にもいえる重要なことですね。 コンテンツマッチ広告という言葉はウェブページにある情報を元に広告を表示させるところから生まれたのだと思いますが、今後はさらに観覧している人をマッチングさせたものになるでしょう。既にこの業界でも純粋にコンテンツマッチだけで広告を出しているというのはなく、行動ターゲティングも組み合わせているのがほとんどだそうです。これがさらにプロフィールを元にしたり、蓄積されているデータから予測するディスカバリー的な広告も出るのではないかと思います。 実は僕の mixi プロフィールはここ数ヶ月女性にしています。なぜそうしているのかというと、性別で広告がどう変わるのか見てみたかったというのがあったからです。今のところそれによる変化は見られず、今までと似たようなものばかりなので、性別がトリガーになっていないのかもしれません(もしくは性別を変えるだけが広告を変えるほどの変化になっていないのかも)。プロフィールに応じたピンポイントの広告はこれからさらに重要視されるでしょうし、コンテンツにはないキーワードでもプロフィールから予測して、

セミナー

青森でウェブマーケティングの話をしました

この記事は「青森で3度目のセミナーをします」の続きにあたります。 今回は見事に岩手・宮城内陸地震に遭遇してしまったわけですが、無事にセミナーを終え帰宅することが出来ました。今回は青森県庁が主催しているウェブマーケティングセミナーのシリーズ第1回目で「ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り」という題名で話をしました。第一回目ということで、「そもそもウェブマーケティングって何ですか」という部分を中心にイントロダクションのようなプレゼンを構築しました。 もちろん、ウェブマーケティングを解体していくと、様々な系統やアプローチが存在するので、それこそキリがない話ですが、今回はウェブでしか出来ない事、ウェブだからする価値があるマーケティングは何なのかを紹介しました。ウェブは大企業であったり媒体を持ってなければ人々にリーチ出来ないというわけではありません。小規模だから出来る事、有利なことも幾つかあります。 このサイトでも書いてきたことではありますが、ウェブの長所と短所を理解することで、そのポテンシャルを引き出すことが出来ると思います。特に利用者・顧客との関わり方は紙媒体や TV よりリアルでスピードを求められているような気がします。ウェブというバーチャルスペースにも関わらず、よりリアルな関係性を築く必要があるのは何となく矛盾した言い回しのように聞こえますが、ウェブマーケティングでもサイトを構築するときも共通して大事なところだと思います。ノウハウとはまた違うレイヤーではありますが、知っておきたい部分ではあります。 セミナー後と次の日は A+デジのメンバーをはじめ青森でウェブサイト制作をしている方達と食事をしました。ネットではコミュニケーションをとっている方もいますが、こうして会って話をする機会というのは貴重ですね。セミナーはこちらの一方的なので会話ではありませんし、懇親会以外でも会うというのも気楽で楽しいものです。 このサイトで告知したということもあり、セミナーではウェブサイト構築に携わる方も少なくなかったですが、

セミナー

SwapSkills for Happy Web Weekend

15日にアクトリンク株式会社主催のイベント Happy Web Weekend に参加してきました。既にイベントレポートがちらほら出てきていますね。特に necozeさんのと坂本さんのがエクセレントなので、技術的な側面を含めた詳細はそちらを参照してください。 こちらの記事の冒頭に書きましたが、セミナーは情報を得る場というより、同じような考えを持っている方達が集まることによって起こるエネルギーを体験する場だと思っています。RDF や CSS3 の可能性を具体例を含めて紹介していたので、新たな情報を得て刺激を受けたという意味でも十分なイベントでしたが、John Allsopp や神崎正英さんの講義を聞いたり時間を共にするというのは大変貴重なものでした。 作らない人がどう応用させることが出来るかが鍵 今回はマークアップエンジニアをはじめ Webのフロントエンドに携わる方や Webでサービスを運営している開発者にとっては胸躍るイベントだったと思います(僕もその一人でしょうね)。良い Webサイトを作るためのモチベーションは上がったわけですが、それと同時に Webディレクターやプロデューサーといった直接手を動かしてサイトを構築しない方にはこうした技術はどう映るのか気になりました。 イベント後、少しだけ名村さんと話をしたのですが、彼は「これをどうサービスへ繋げていいのか考えないといけない」と言っていました。彼のようにプロジェクトの先頭に立ってマネージメントやディレクションを行っている方が濃い作り手のイベントに参加していたのは流石ですね。彼のように「考えないといけない」と前向きな姿勢の方もたくさんいますが、同時に「すぐに使えない」「お金にならない」「費用対効果がない」「分かり難い」と感じて放置する方もいるのではないかと思います。

インターネット

課金サービスの行方

4月の回に引き続き百式の田口さんが主催する勉強会に参加してきました。毎回、当日までテーマが分からないドキドキな集まりですが、今回のテーマは「課金」。最初にどんなサービスにお金を払っているかみんなで出し合いました。ISPやサーバーをはじめ皆さんいろいろなサービスにお金を払っている模様。自動的に購読が更新されているものや、一度クレジットカードを登録しておくと短いプロセスで購入出来るサービスは強いなという印象がありました。 コンビニ決済をはじめネットでものを買うための方法は幾つかありますが、どうやらカード決済が 57% で現在最も多いそうです(20歳以下だと別ですが全体的にみて)。数年前だと「カードは敷居が高いよね」というイメージがありましたが、徐々にそうとはいえなくなっているようです。それより敷居が高いのが購入完了までのプロセス。ショッピングカートのページから購入完了までのページでおよそ 50% が離脱しているとか。フォームが分かりににくい、信用出来るのか不安、エラーが分かり難い、面倒になってきた・・・など様々な理由があると思います。 今はサービスの一部として課金システムが組み込まれているものや、ASP, オープンソースもありますし、PayPal や Kagi のようなサービスを使うのもアリでしょう。開発のコストが下がったともいえますが、デザインを組み込むのが CMS のテンプレートレベル止まりのものがほとんどですし、全く別ページへ移動することもありえます。ユーザーの動き(フロー)やエラーに対するケアを考えた課金システムとなると、現存のでは物足りなく感じますし、離脱のソリューションも中途半端になるかなと。

セミナー

デザイナーといってもいろいろです

今月も再び百式の田口さんが主催の勉強会に参加してきました。今回はなんと「デザイン (全般的なデザインというより Webに特化していたかと)」がテーマでした。テーマがテーマなのでポッドキャストで対談した種村さんにもご一緒してもらい、開発者、デザインしている人合わせて 20人くらいが集まりました。エンジニア、プログラマー(デザイナー以外の視点ですね)からデザイナーに向けて質問というのがメインでしたが、受け答えるデザイン系の方が 4人だったのでもう少しデザイン系の方が多かったらいろんな意見が聞けたのかもしれません。 幾つかあがった質問をみて感じたのが、装飾という意味でデザインを捉えている方は少なくないなという点。種村さんが「絵はイラストレーターという方がやっていて、デザイナーはどちらかというと情報を整理したり、見えないものを引き出すような仕事」みたいなことを言っていて正にそのとおりだと思いました。もちろん絵が描けたらそれにこしたことないですし、実際出来るデザイナーさんもいますが、絵やアイコンが作れるのがデザイナーに絶対必要なスキルかといったらどうなのかな。 それより必要なのはクライアントや同僚とコミュニケーションをとってどう具現化する能力でしょう。2月の集まりでもプログラマー VS. デザイナーが少し話題になりましたが、今回の集まりで挙った質問の中にはデザイナーだからどうこうというより、その人の性格によるような気がします。具現化する際に必要な道具やスキルは仕事をしながら覚えて行けるわけです。いつも自分がもっているスキルセットだけで判断して「出来る、知らないからやらない」だと話し難いでしょうね。その仕事をすることによってさらにステップアップするんだという向上心と好奇心はデザイナーをはじめ誰でも必要なことでしょうね。 個人的にデザイナーと接するときに気に留めておいた方が良いなと思うことが、時間とスペースを与えることかなと思います。これは別に遠ざかっていたほうが良いですよという意味ではないですからねw 先にも書きましたが、デザインは目に見えないものを具現化しなくてはならないプロセスであることが多いです。仕事場でパソコンの前に座ったり、

セミナー

VCもエキサイティングな仕事だ

先月に引き続き、百式の田口さんが主催の勉強会に参加してきました。今回はエンジニアの方、アニメーター、企画やプロデュースをしている方など10人くらいが集まりました。ベンチャーキャピタル (VC) の方に基本的なことを教えていただいたり、質問や疑問に応えていただくという形式で、前回より勉強会の色が濃かった集まりでした。 短い時間ではありましたが、VCの特徴やビジョン、そして VC と組むときに気をつけること、逆に VC が投資をするときに気をつけていることなど貴重な話を聞くことが出来ました。「知らない」「分からない」という感覚が「怪しい」や「不安」に繋がってしまうことがあります。これは様々なことにいえることで、今回勉強会に行く前に VC に対して抱いていた感覚も (ほとんどステレオタイプかもしれませんが) そういうところが多少あったと思います。しかし、勉強会と懇親会の後は、逆に共感をもてる業種だなと思いました。 懇親会のときに VC の方に「VCの仕事をする魅力は何ですか?」と聞いてみたところ「世の中を変えることが出来るかもしれないビジネスのお手伝いが出来るところ」と仰っていました。VCも他の業種と一緒でリスクの高い仕事です。その中、未来を見据えて自分たちが信じるビジネスのお手伝いをしていくわけですから、

セミナー

湯川鶴章さんの勉強会へ行ってきました

前回ポッドキャストで対談した安田さんからのお誘いで、AMN 共催の広告代理店や企業のマーケ担当の方向けの勉強会に参加してきました。Webマーケティングに関して鋭い視点をもつ湯川鶴章さんの生の声と最新事情が聞けた貴重な時間でしたが、広告に携わる方が大半を占める中で、彼らの言語や視点を体感出来たという意味でも有意義な時間でした。 先月あった百式の田口さん主催の勉強会に参加されていた VC の方が、儲けたい人とおもしろいものを作りたい人の接点が足りないと指摘されていました。田口さんの勉強会が「おもしろいものを作りたい人」が多く集まった場だとしたら、今回のは「儲けたい人」が多く集まっていた場所なのかもしれません。何が軸になっていて、そこからどう展開していくかという考え方が作り手とは違うなぁと思いつつ、同時に関心するところも幾つかありました。 20世紀に確立された TV や紙媒体を利用した広告モデルをそのまま Web へもっていくのではなく、新しいモデルが必要となってきます。しかしそれは全く新しいものではなく、いわゆる昭和またはそれ以前まであった人と人との親密な関係をいかに Web で再現するかが課題だと湯川さんは指摘していました。パーソナライズということだと思いますが、これをいかに機械的に見せずにプライバシーや生活の邪魔にならないように提供するのかが課題にはなってくるでしょうね。世の中すべて広告になってしまうのかという恐怖もあると同時に、もしかすると今よりずっと便利で楽しい世の中になるのかもしれない希望もあるような気がしました。 広告モデルやテクノロジーについて最新事情を盛り込みながら紹介がされていましたが、新しい広告モデルを先に述べたような課題を解決しつつ形作るにはデザインが不可欠だなと改めて感じました。もちろん、ここで言うのは魅力的かつ使いやすいインターフェイスだけでなく、利用者がどのようにデバイスに触れてデータを活用するのかといったインタラクションデザインにまで及びます。こうしたデザインの考え方をマーケティングや広告とどのように組み合わせるのかは今後さらに重要になってくると思います。それをどのように実現するか・・・それにはまず企業内外が協力しあえる環境作りは不可欠。縦割りではなく横で繋がれる組織作りが出来るかも重要になってくるでしょう。 湯川さんは何かアイデアを提案するとき、まず究極の未来を想像するそうです。