サイトの方向性を考える (前編)
masayaさんのコメント
でもそれをやるにしても最初にある程度方向性は示さないと難しいのでは?
これは正に仰るとおり!
コンセプトも何もない状態でいきなり「サイト作ります」では、表面的でつまらないサイトになるでしょうし、宣言する意味もないですね。何か方向性があることで、それを起点にしてあなたとの会話もしやすくなると思います。誰でも分かる明確な形として説明出来るかどうか分かりませんが、頭の中で描いているイメージを書いていきたいと思います。
これからの Webサイトにおける基本3要素
サイトを構築するにおいて、従来のように『ページ』や『サイト』という単位での考え方から脱するのがスタートになります。Webアプリケーションを構築する方にとっては当たり前の考え方だといえますが、これは中小企業のサイトを作る際にもいえることですし、今回フォーカスになるブログについても同じことです。もちろんページを実際作り上げて行く作業段階では『ページ』をこしらえていくわけですが、その前段階でそういった単位は不必要ですし、かえって広がりのないサイトになってしまいます。
それではどのような要素を考えて行けば良いのでしょうか。そして、今回のようなブログ的サイトを作っていく際に何が課題になってくるでしょうか。
インタラクション
利用者にとって分かりやすい表現でアクションを助長したりフィードバックを提供するのがインタラクションの役目です。技術的に言えば Ajax のようなページという概念に捕われずにデータのやりとりが出来る環境を作り出すことでしょう。それでは、このサイトでそのようなインタラクションが必要な場所は何処でしょうか。何を改善するとより分かりやすくなるでしょうか。
体験
「Content is King」なんて言葉があるように Webサイトにおいてコンテンツは重要な存在ではありますが、尊重されていないときもあります。ニュースサイトの記事ページ、そして Webマガジンと呼ばれるサイトの記事ページをご覧になってください。広告やメインコンテンツに関係ない『サブコンテンツ』と呼ばれるエリアが全体の半分、もしくはそれ以上占めていると思います。十分にコンテンツが活かされない状態は、サイト全体の体験も悪くなります。
メインコンテンツの周りのスペースを埋めるためだけに、何かを入れるのではなく、メインコンテンツを起点に読者にとって意味のある情報を掲載したり、補助するような機能を加える必要があります。それは結果的に読者が Webサイト内を自由に動き回るきっかけになりますし、「このサイトおもしろいし使えるね」という感覚的なものへ繋がるかもしれません。では、メインコンテンツに関係のある情報とは何でしょうか、そして何が補助的な役割をもつ機能だと思いますか。
関係
ここ数年で Webマスターと読者の関係は劇的に変わって来ています。従来はコンテンツプロバイダー/デザイナーが最適だと考えるルールや見た目をつかった、一方的なコンテンツ配信でしたが、今はあなたも含めて誰もが Webマスターといえます。コメントやトラックバックといった入り方から、Wikiのようなさらにダイレクトな参加方法もあります。最近だとソーシャルブックマークや Tumblr のようなサービスを使って間接的な参加も作れるようになりました。
Web というデジタルな環境でも、人間と人間との関係が最も大事で、それを助長するためのツールが出そろって来ているわけです。全員が Webマスターになってきてるという関係もひとつですが、筆者と読者、そして読者と読者といった様々な関係が生まれて来ています。どういった機能やサービスがあると、密接かつ多方面に関係が作りやすいかを考えないといけません。
3要素からの展開
これらの3要素はそれぞれ密接に繋がっていますし、サイトによってバランスも考えないといけません。今後この3要素は個別にみなさんと一緒に探索出来たら良いなと考えています。
しかしながら、3要素考えて作れば Webサイトが完成するわけでもありません。これらを繋ぎ合わせたり、それぞれの要素の良さを引き立てる『異なる部品』が必要になります。それについては次回の記事に書きます。後編はこちらから。