Latest thinking

すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。

UI

カードUIと会話化するデザイン

LINE [http://line.me/ja/], WhatsApp [http://www.whatsapp.com/], Facebook Message [https://www.facebook.com/about/messages/] のようなメッセージアプリの魅力のひとつに「情報の流れが制御できる」ところがあると思います。1対1の会話が中心なので、ノイズが少ないですし、情報を追いかけるのも容易です。 Jelly [http://jelly.co/] のように、メッセージアプリのような表現がメッセージアプリ以外で見られるようになってきているのも、今の利用者に求めらている情報の形だからなのかもしれません。 今、UI デザイン [http://www.yasuhisa.com/could/article/no-border-design/] という観点で注目しているのは、この『メッセージ型 UI [http://www.yasuhisa.com/

Feb 3, 2014 3 min read min
コンテンツ

今CMSで本当に必要とされているもの

今の CMS の現実 ここ数年で、CMSは劇的に変化しています。 マイクロCMS [http://www.yasuhisa.com/could/article/before-implimenting-cms/] が注目を集めているのは、その兆候のひとつですが、こうした変化の要因は、従来の CMS では今の利用者に届ける仕組みを作るのが困難だからです。自分の好きなデバイスでアクセスする利用者。より柔軟な表現。どのサービスを経由してアクセスされるか分からない情報経路の複雑化。 WordPress [http://wordpress.org/], Drupal [http://drupal.org/], Movable Type [http://www.sixapart.jp/movabletype/] をはじめ、5 年以上経っている CMS の多くは、パソコン向けの『ページ』や構造に最適化された設計になっていることから、今後登場するかもしれない未知のデバイスやサービスまで見据えたマルチデバイス対応が難しいわけです。 実は、従来からある CMS でも「

Jan 21, 2014 3 min read min
コンテンツ

嫌われないスマホサイトを作るための第一歩

2013年12月21日に WCAN Winter 2013 [http://wcan.jp/event/2013winter/] が開催されました。CSS Nite Shift [http://www.yasuhisa.com/could/article/making-is-great/] と同様、WCAN [http://www.yasuhisa.com/could/article/modern-times/] も毎年招待していただいている年末イベント。今回は「 スマホサイトが嫌われる理由と改善方法」と題して講演をしました。今年は全国各地でコンテンツ関連の講演・ワークショップ [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/content-seminar-workshop2/] を行ってきましたが、そのダイジェスト版のような内容。『スマホサイト』という制作者であれば身近なキーワードと合わせて話をしました。講演の詳細は 鈴木 健太郎さんの記事 [http:

Jan 16, 2014 3 min read min
デザイン

ポストPC時代のWebで注目している2014年のキーワード

タブレットの販売台数が PC を超えた [http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS24314413] 2013年第四半期。(スマートフォンは 2011 年で超えています [http://tech.fortune.cnn.com/2011/02/07/idc-smartphone-shipment-numbers-passed-pc-in-q4-2010/] )。スマートフォンやタブレットはもちろん、情報へアクセスするための『ガラス』は、今後ますます増えていきます。2014年は、Web へアクセスするための手段が文字通り多様になるといっても過言ではありません。iPhone をはじめとするマルチタッチのスマートフォンが出回りはじめた頃は『モバイル Web』という言葉が用いられていましたが、これからは『The Web(これが Web)』と言い換えたほうが良いでしょう。PC がなくなることはありませんが、「まずはパソコン版を前提」という考え方はいちはやく拭い去らないといけなくなります。 自動的に取得した睡眠のデータを、いつでもアクセスでき

Jan 8, 2014 4 min read min
ゼロ・グラビティ
映画

ゼロ・グラビティ

映画「Gravity (邦題 ゼロ・グラビティ)」のあらすじは、「事故に見舞われた宇宙飛行士が、無重力空間のなか、地球への帰還を試みる」というシンプルなもの。アクション映画と思って劇場へ向かった人もいるかもしれませんが、まったくそうではなかったと気付くと思います。 映画の設定もハリウッド映画ではあまり見ないものでした。登場人物はわずか 2 人(アポロ13 [https://www.amazon.co.jp/dp/B006QJT0C8/ref=as_li_ss_til?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B006QJT0C8&adid=1HKZMDGXE2DNSK5ZD97V&] でも司令室に立っていたエド・ハリスが声で出演しています)。舞台もほぼ一カ所で、

Dec 31, 2013 4 min read min
アイデア

作れることは正義である

撮影:飯田昌之 12月14日に CSS Nite Shift7 [cssnite.jp/lp/lp31/] が開催されました。基調講演ということで、少し先の未来を話すようにしていましたが、今回は未来に備えるための『今の話』をしました。「スクリーンの先、私たちの仕事の先 」という題名で話した今回の講演。スクリーンの外を見ようというメッセージは伝わったと思いますが、仕事の先の意味が捉え難かったかもしれないので、この記事で解説しようと思います。 アイデアと完成品との間 アイデアがあるからこそ、新しいサービスやプロダクトが生まれます。しかし、この間には大きな溝があって、なかなか繋がらないことがあります。素晴らしいアイデアでも製品にしてみるとそうでもなかったり、どこかで質が低下してしまったり、アイデアが製品にうまく反映していなかったり、いろいろです。 Web サイト制作の世界では、この溝が広く深いことがあります。アイデアを生み出したり、設計に関わる「考える人」と、実際手を動かして構築する「作る人」が完全に分離(分業)していることがあります。作るひとが、考える側に立ち入る余地がないこともあ

Dec 27, 2013 4 min read min
ガイドライン

問題解決のためのスタイルガイド入門

定義が広いスタイルガイド フロントエンド開発者からスタイルガイドという言葉を耳にするようになりました。効率的、かつ一貫性のある見た目とコードをつくるための共有ツールとして、スタイルガイドが使われることがあります。一見、目新しくみえるスタイルガイドですが、最近生まれた新しいアイデアではありません。 ロゴやコーポレートカラーの使い方を記したスタイルガイド [http://www.logodesignlove.com/brand-identity-style-guides]は昔からありますし、 ライターにもスタイルガイド [http://web.calstatela.edu/library/styleman.htm]があります。 このように、開発者も、デザイナーも、ライターも同じように「スタイルガイド」という言葉を使っています。人によって、その言葉から受ける印象も異なれば、必要としている要素も異なります。 YUI 並の UI アセット [http://yuilibrary.com/] をスタイルガイドに含めることを期待している人もいます。アプリや Web サイト開発におけるスタイルガイ

Dec 17, 2013 2 min read min
UX

知りたい人にも伝わるUXにするために必要なこと

謎のUX [https://www.amazon.co.jp/dp/0123849683?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=0123849683&adid=1C81V1MSV8QG67WQ1X4M&] UXを科学する?今年のはじめ「Quantifying the User Experience [https://www.amazon.co.jp/dp/0123849683?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&

Dec 11, 2013 4 min read min
アクセシビリティ

コンテンツからみるWebアクセシビリティの課題と提案

コンテンツは本当にアクセシブルか Webアクセシビリティは、大きく分けて 2 つの『デザイン』があります。ひとつは、情報を分かりやすく整理し、目的の情報へた辿り着くための Web アクセシビリティ。この要素は、色、形状、動き、スピードなど、UI デザインの課題と重なるところが多いです。もうひとつの要素は、情報の構成や文章のスタイルといった「編集」とも呼べる Web アクセシビリティです。 前者の情報構造や操作性は、明確なガイドライン化がしやすく、チェックもしやすいですが、後者の編集の部分は、パッと見では判断がしにくいだけでなく、ガイドラインとして共有するのも難しいです。 Webアクセシビリティにある 2 つの『デザイン』 もちろん JIS X 8341–3:2010 [http://waic.jp/docs/jis2010-understanding/] でも「利用者が理解できるコンテンツ」を制作・維持できるようにすることが重要であると書かれていますが、

Dec 10, 2013 6 min read min