検索

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ペルソナ

キーワードから導き出す人間像と設計のヒント

SEOも人間中心 Google のパンダアップデートでは「コンテンツの質」が順位に大きな影響を与えます。2011年のリリース以来、コンテンツの質を順位に反映させるための改善が続けられています。SEO を考える上で今でも正しいマークアップや文書の構造化は重要ですが、今まで以上に機械ではなく、人のためにコンテンツをつくるという視点が欠かせなくなります。 つまり、人気がでるコンテンツを作れば良いというわけではなくなることを意味します。当然、一時的にランクを上げることができますし、SEO としても良いことのように見えます。しかし、その人気のあるコンテンツが、自社の製品やサービスとは関係のないものだったとしたらどうでしょうか。パンダアップデートでは、コンテンツの質を「信頼できるかどうか」で判断しています。一時的な人気は、中・長期を見据えた信頼には繋がるとは限りません。これは Google だろうが、人だろうが変わりません。 検索もデザインも「人のために作る」ことがますます重要になってきている現在。以前から SEOとデザインは密接になると考えていましたが、まさに現実的になってきています。 それでは、実際に何をすれば SEO のノウハウをデザインやコンテンツ運営に活かせるのでしょうか。 キーワードからストーリーを キーワード調査は SEO

ソーシャルメディア

ソーシャルと検索で見つけ出す利用者の意図

アクセス解析ツールは、コンバージョンやアクセス数を見るために使われることが多いですが、利用者像を特定するのに有効な場合もあります。データを注視すると、アクセス数を高い順に並べているだけでは見えてこない利用者像が隠れていることがあります。 私のサイトに訪れている利用者が記入しているキーワードの中で、CTR が多いものを幾つか紹介すると、以下のようなものが出てきます(表記されている数値は CTR です)。 f2p – 25.00% Free to Play の略。オンラインゲームのビジネスモデルの一種 デザインガイドライン- 31.43% ガイドラインでも UI や UX など特定の分野を探していることも ダークナイト ライジング – 10% バットマンシリーズ最新作。現在公開中 ブラウザとは何ですか – 12% 他にも「ブラウザって何」のようなストレートな質問も ゲームストーミング – 17.

UX

SEOとデザインは今後より密接になる理由

SEOの終わる部分とそうでない部分 情報が無限大に広がる Web の世界。そこから自分にとって必要な情報を見つけ出すのは至難の業です。 そこで、検索エンジンが活躍するわけですが、ただ Web サイトを作っただけで的確なかたちで検索結果に表示されるとは限りません。コンテンツ配信側が検索エンジンに対して自分たちのサイトがどういったサイトなのかを的確に知らせることを「SEO (Search Engine Optimization)」と呼びます。検索する利用者に対して効果的に露出したいという意味で「SEO対策する」という言葉が使われることがあります。この場合、SEO は瞬時にアクセス数を上げるための起爆剤として活用していると考えることができます。 SEO はこうした起爆剤的な要素だけを指しているわけではありませんが、「アクセスが上がる」というキャッチーなフレーズが付随されていることもあり、SEO と聞くとアクセスを上げるためのテクニックと連想する方がいると思います。そこだけを SEO と見なすのであればキーワードを購入したり、ソースコードを調整すれば良いと考ることができますが、それは狭い意味の SEO です。これからは SEO ではなくソーシャルメディアの最適化だと考えるのもその狭い意味からの解釈です。そういう狭い SEO であれば既に終わっているといっても過言ではありませんが。 SEO はよくも悪くも単体では存在しない要素です。「SEO

IA

探索的検索という違う時間の流れ

検索とひとことで言ってもいろいろな形があります。私たちが Google などでキーワード検索するときは、答えを導き出すためのキーワードが分かっている場合がありますが、いつもゴールへの辿り着き方が分かるとは限りません。ゴールが何か明確でない場合もありますし、辿り着くためにまずは関連情報を学ぶ必要があるかもしれません。閲覧 (Browse) と検索 (Search) が合わさったような利用者の行動を Exploratory Search (探索的検索) と呼んでおり、ここ数年様々な研究・調査がされています。概要が知りたい方は Wikipedia の記事が参考になります。 今すぐ欲しい情報を探すのであればキーワード検索でも十分ですが、調査、仕事のプロジェクト、ライフプランなど中・長期に渡って探し続ける情報をいかに補助するかが課題です。今でもブックマークを使ったりメモソフトを組み合わせることで管理が出来ているものの、別の解も考えられます。探索的検索を理解することが出来れば、キーワードから導き出されるサイトを提示するのではなく、利用者にとって意味がある情報が上位になるようなパーソナライズ化がさらに進むと思います。 もし何か調査をしているのであれば、ひとつ前に検索したキーワードが今検索しているキーワードの結果に影響しても良いと思いでしょう。今検索しているキーワードが数日前に検索した別のキーワードの関連しているのであれば、そこから答えや経路を提案しても良いでしょう。ユーザーがコミュニティに属しているのであれば、他のメンバーが検索で導いた答えやメモを参考にすることが出来かもしれません。 探索的検索ワークショップ 昨年、 National Science Foundation が

UX

bingのデザインアプローチについて

6月に公開された Microsoft の新しい検索サービスbing。先日 comScore が発表した検索エンジン市場の調査報告書によると、7月が公開月に比べてシェアが 5% 増だったそうです。公開されたばかりということもあり、試しに使っているという方も少なくないでしょう。今後どうなるか分かりませんし、吸収する形になるであろう様々な Yahoo! 検索の技術がどのように bing に影響を及ぼすかが注目です。特に自分の検索エンジンが作れるプラットフォーム BOSS や、セマンティック検索を可能にする SearchMonkey は何かしらの形で bing で移植してほしいところです。 技術的な面で今後の動向が気になる bing ですが、Google やYahoo! Search といった今までの検索サイトと異なるデザインアプローチをとっている点で私は注目しています。トップページを見るとわかりますが、他の検索サイトに比べて非常にグラフィカルです。検索結果はシンプルですが、ページ上位にはグラデーションがかかっています。他の検索サイトはサイトの色を極力削いで、検索結果をインターフェイスとして扱っている印象がありますが、bing はサイトそのものにも性格があると思います。マイクロソフト的なデザインにしているのではなく、bing としてのブランドを作ろうとしている姿勢がみられます。 提案する検索

OSX

ヘルプメニュー検索を使って楽々選択

アプリケーションの起動や簡単な操作、そしてファイルナビゲーションは QuickSilver で問題ないですが、各アプリケーションでの詳細な操作をするにはあまり適していません。例えば Photoshop のように何階層もメニューがあるアプリケーションは大変です。QucickSilver でも、Proxy Objectと組み合わせることによって、なんとなくメニューを辿ることが出来ますが、使い勝手が良いともいえないですし、可能な限りビジュアルで操作したいところです。 Mac OSX Leopard で実装された数々の機能の中で結構使えるのが、ヘルプメニューの検索です。これは起動しているアプリケーションに特化した検索で、「Cmd⌘+?」で呼び出すことが出来ます。ヘルプファイルの検索だけでなく、同じキーワードがあるメニューも表示してくれるようになっていて、実際そのメニューが何処にあるのかも見せてくれます。選択後、「Return」を押せば実行も出来ます。 アプリケーションによって「Cmd⌘+?」が別のアクションに割り当てられている場合がありますが、多くの場合このコマンドを利用することが出来ます。例えば Photoshop でも「反転」と書いただけで、使いたいコマンドをすぐに見つけ出すことが出来ます。 使いたいコマンドがメニューのどの辺にあるのかを詳しく覚える必要がなくなる便利な機能です。Safariだと、メニューだけでなくブックマークや履歴もヘルプメニューの検索から探し出すことが出来るようになっています。 Webサイト開発者にとって見ているページが他のブラウザでどう表示されるのか気になるところ。Safariのヘルプメニュー検索にブラウザ名を書き込めば、

ユーザビリティ

年々検索されなくなっているユーザビリティ

検索語を比較・解析する Google Trends というのがありますが、それとは別で Google Insights というツールがあります。地域・時間枠などで検索語の傾向を調査出来るのが特徴です。ウェブマーケティングに役立ちそうなツールですが、検索をする人たちの趣向と自分の興味がどれだけマッチしているのか確かめるのにも使えそうです。 試しに「interaction design」「web analytics」「information architecture」「usability」というウェブサイト制作において重要なキーワードを入力してみました。以下がその結果になります。世界全体で調べた比較グラフ 日本語で同じように書くと違う結果になるかもしれないと思い、今度は「インタラクション」「サイト解析」「情報構造」「ユーザビリティ」と入力して調べてみました。以下がその結果になります。日本語で調べた比較グラフ 全体的な傾向は国内外それほど変わりませんね。特に興味深いのが年々 Usability / ユーザビリティの検索数が減ってきているという点でしょうか。検索する人たちは年々ユーザビリティに興味を失っているのか、それともユーザビリティのエキスパートは Google を使って検索しなくなってきているのか、ユーザビリティという言葉を使わずユーザビリティに関連した詳細なキーワードを使うようになってきたのか・・・このグラフを見ただけでは答えより疑問のほうが増えてしまいそうですが、興味深い傾向だと思います。

microformats

セマンティック・ウェブ検索の現在

セマンティック・ウェブはひとつの理想論であって現実にはほど遠いと考えていた時期がありましたが、徐々に形になってきているようです。簡易なかたちであれば、セミナーで話したこともある Microformats がありますし、Social Graph もその一環といえるでしょう。数年前に比べると随分 RDF やメタデータも増えてきているわけですが、それらを効率的に検索したり、オントロジーを利用して情報をつなぎ合わせるツールや、使いやすいインターフェイスをあまり見かけません。どうせなら hConnect のようなものを誰か作ってほしいわけですが、こうした夢の話ではなく、実際に使うことが出来るセマンティック・ウェブ検索を幾つか紹介。 Swoogle University of Maryland が開発した検索エンジン。230万の RDF を検索。オントロジー検索も可能で RDF の関連データの引き出しも可能 Yahoo! Microsearch Yahoo! が開発しているセマンティック検索。RDFだけでなく Microformats もインデックス。検索結果は通常のリストのプラスα的な見せ方になっています Falcons 7百万の RDF