Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

アクセシビリティ

自信をもってアクセシビリティに取り組むための課題

2月11日、アクセシビリティ・ビギナー(初心者)向けのセミナーAccSell Meetup 008 [http://accsell.net/info/accsell-meetup008.html] へ参加しました。「アクセシビリティはよく分からないし、難しそう」と考える方に向けて合計 8 回開催されているイベント。私は今回で 2 回目の参加になります。 対象外というのは十分承知していますが、伝える仕事をしている自分としてはビギナー相手にどうアクセシビリティを伝えるのか大変興味がありました。 私はアクセシビリティ [http://www.yasuhisa.com/could/tag/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%83%93%E3%83%AA%E3%

コンテンツ

コンテンツをスマートにするための3つの施策

理想ではなく必須の課題 今後ますますマルチスクリーン化が加速していきます。どのデバイスが流行するか … というより、特定のデバイスのためにひとつひとつ作り込むことが難しくなります。アクセスするためのデバイスは増え続けると同時に、デバイスとの接し方も千差万別です [http://www.yasuhisa.com/could/article/accessible-content/]。 Apple Watch [https://www.apple.com/jp/watch/] のようなデバイスでコンテンツを消費するということはないかもしれません。しかし、そこがコンテンツへの窓口になるとしたら、その小さなスクリーンを使った誘導の仕方や表現を考えなければいけなくなります。コンテンツを消費する場が従来と同様パソコン、スマートフォン、タブレットだとしても、キッカケを与えてくれる入り口は多種多様です。まったく新しいデバイスかもしれませんし、聞いたこともないアプリやサービスを経由して訪れる可能性もあります。 どのような形状にも耐えられるコンテンツとデザインが必要とされる時代。従来のような『ペー

デザイン

デザインにおける公平とは

公平と平等はイコールの意味ではない ひとりでデザインするということは、そうはありません。クライアントだけでなく、様々な技能や背景をもった人たちと一緒にデザインを進めることになります。 作業をするのがデザイナーひとりだったとしても、彼等はデザインに対して意見を出してきます。新しい視点を学ぶ機会になるので意見を出し合うことは重要ですが、すべての意見を実践しようとすると、 らくだをデザインする [http://www.yasuhisa.com/could/article/we-just-made-a-camel/] ということになります。デザイン批評 [http://www.yasuhisa.com/could/article/design-talk-feedback/] をする機会がもてない場だと、デザインという行為が少しずつ本来するべきこととは離れたところへ進むことがあります。 誰かと一緒に考えて進める工程はデザイン批評だけに留まらず、プロダクト開発のすべてに言えることです。私は常に公平であること を意識して会話をするようにしています。『公平』という言葉を聞くと、誰もの意見に耳を

サービス

デザイナーも知っておきたいIFTTTレシピ

自動化は便利で面白い 使っていないようで、実は常に使っているサービスといえば IFTTT [https://ifttt.com/]。「If This Then T hat(これをしたらあれをする)」の略で、文字通り何かが起こったら、自動的に特定の処理をしてくれます。例えば Instagram で撮った写真を、自動的に Flickr に転載するといった処理を何もしなくてもやってくれます。 似たようなサービスだと昔から Yahoo! Pipes [https://pipes.yahoo.com/pipes/] がありますし、Mac OS X だと Automator [http://support.apple.com/en-us/HT2488] もあります。最近だと iOS に特化した Workflow [https://workflow.is/

プレゼン

自己陶酔にならない、伝わるプレゼンのヒント

2014年11月から2015年1月にかけて、青森で『プロから学ぶ「伝え方」講座』というレクチャーシリーズが開催されました。日本マイクロソフト [http://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspx]の春日井良隆さん、西脇資哲さん。株式会社スイッチ [http://swwwitch.com/]の鷹野雅弘さんという錚々たるメンバーの中に私も講師として参加させていただきました。私もセミナー・ワークショップ [http://www.yasuhisa.com/could/tag/講演/] は場数をこなしているいますが、他の方々は桁ひとつ違うくらい講演しているベテラン陣。プレッシャーもありましたが、参加者のプレゼンの審査を含めて良い経験になりました。 自分中心になっていないか プレゼンテーションのスライドは SlideShare [http://www.slideshare.net/yhassy] や Speaker Deck [https://speakerdeck.com] へアクセスすれば、たくさん見ることができます。

デザイン

指標を見つけるための3つの質問

まずビジネスを知る プロには敵わないものの、デザイナー自ら Web 解析をする理由は、Web解析士が見ている部分がデザイナーが見たいデータと異なる場合があるからです。もちろんページビュー、滞在時間、コンバージョン率といった共通する指標項目はありますが、それらの解釈の仕方や、測定したいディメンションが異なる場合があります。利用者がどのような道筋を辿ったのかをデータを見ながら想像することは、デザインのインスピレーションになります。 しかし、問題になるのが何を指標値にすれば良いのかを決めるところです。見ることができるデータは膨大にありますし、マーティングとデザインとで指標にしたいポイントが異なることもあります。また、設計している Web サイトによって指標が変わってきますから「これを見ておけば良い」と言えるようなオールマイティな指標も存在しません。 私の場合、以下のことをクライアントと話したり調査をしながら、今のその企業に必要な指標を探すようにしています。 1. 企業・団体のミッションはなにか?何を目指しているか? 2. Webサイトの目的はなにか? 3. そのサイトを通して

コンテンツ

リセットして考えるデザインプロセスが必要な理由

[http://www.yasuhisa.com/could/content/images/wordpress/2015/01/wcan2014_session.jpg] CSS Nite [http://www.yasuhisa.com/could/article/how-to-be-a-superhero/] と同様に、年末恒例になっているのが WCAN Winter [http://wcan.jp/news/report-wcan2014winter.html] 。例年、ビジュアルデザインやコードの書き方など、「作り方・見せ方」をテーマにしたセッションが必ずひとつありましたが、今年は 3 つあるメインセッションがすべて「コンテンツ」をテーマにしていました。200名以上集まる Web サイト制作系のイベントで、全編「コンテンツ」をテーマにして話せたのは、大きな意味があったと思います。 昨年は「

UI

2015年以降のUIデザイン展望

消えるハードとソフトの境界線 Apple Watch のドキュメンテーション [https://developer.apple.com/library/prerelease/ios/documentation/UserExperience/Conceptual/WatchHumanInterfaceGuidelines/] には、以下のような言葉がデザインコンセプトとして記載されています。 > Even the physical border of the Retina display has been considered, resulting in edge-to-edge UI design that effectively renders that border invisible. Thoughtful app design should contribute to this experience of hardware

デザイン

Year in Review 2014

無言語なものを言語化する 2014年は「デザインの言語化」として重要な年だったと思います。昨年くらいから、ようやくフロントエンド側のスタイルガイド作成 [http://www.yasuhisa.com/could/article/frontend-styleguide/] が注目されたことで、デザインをいかに柔軟で拡張しやすいものを作れば良いのかという話がしやすくなりました。しかし、コードだけでなくビジュアルや感覚のところまで共有するツールを揃えなければ、本当の意味でデザインの拡張性は望めません。 緊急時にデザインが崩れる [http://www.yasuhisa.com/could/article/why-design-goes-wrong/] のは、特定のデザイナー(又は制作会社)にデザインをすべて任せてしまっている可能性があります。これでは、Web サイトはいつまでもチラシのような存在から抜け出すことができませんし、運営という考えも根付かないでしょう。 デザイナーの手を借りなくても、ある一定の水準を保ちながらデザインされたコンテツを出し続けることが運営での大きな課題です。今年は