Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

ポッドキャスト

Automagicが50回を突破しました

2011年2月からスタートした Automagic Podcast [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/automagic-podcast/] も先日50回を突破しました。体調不良やスケジュールの都合で更新がままならない時期がありましたが、ほぼ毎週のペースで続けることができました。Webデザインやソーシャルメディアなど、Webに関わる様々な話題を 15分前後にまとめて配信。記事ではあまり紹介しない、その時ホットな話題を取り上げたり、音声メディアの長所を活かした内容を取り上げてきました。 基本的にひとりで話しているわけですが、このポッドキャストの魅力は、様々な分野で活躍されている Webプロフェッショナル達との対談が聴けるところだと思います。ブログなどを通して情報発信をしている方も多いですが、声を通して、その人の『裏側』が見えるのが対談の良いところではないでしょうか。編集したり、時間のアレンジをするのが大変な対談ではありますが、反響が大きいのが対談だったりするので、今後も可能な限り続けたいところです。 過去の対談は以下のとおり。

WD101

WD101: Webのデザインは枠のない世界である

このシリーズでは Web Design101(WD101)と名付けて、ウェブデザインをより深く理解するための最初の一歩になる知識やノウハウをコラム形式で紹介していきます。 * Webは見た目のコントロールがきかない [http://www.yasuhisa.com/could/article/wd101-nocontrol-in/] * モニターの外をデザインするのが大半である [http://www.yasuhisa.com/could/article/wd101-outside-monitor/] * Webは寛容性をデザインする場である [http://www.yasuhisa.com/could/article/wd101-progressive-enhancement/] Webサイトのデザインは、グラフィックデザインやエディトリアルデザインと同じような感覚でデザインをすると、柔軟性・拡張性が欠けたものになるだけでなく、特定の環境でしか見れないものになることがあります。 こうなるひとつの要因として、グラフィックデザインやエディトリアルデザイン

コンテンツ

文脈を理解し管理できるシステムの可能性

CMSといえば、「コンテンツ / Content」を管理するためのシステム。しかし、現状はコンテンツというよりページの管理をする [http://www.yasuhisa.com/could/article/wordcamp-contentstrategy/] という要素が強いです。ページという概念から抜け出してコンテンツを管理できるシステムが増えてきましたが、今後の利用者の傾向を考えると、コンテンツの C だけでなく、文脈 / Context としての C を管理できるシステムが必要とされています。もうひとつの CMS = Context Management System を作ることは可能なのでしょうか。 文脈によって活かされるコンテンツ配信 [http://www.yasuhisa.com/could/article/context-content/] でも紹介しましたが、今でもデバイス、言語、時間という文脈を通してコンテンツの見た目を変えることができます。また、アマゾン [http://www.amazon.co.jp/?_encoding=

デザイン

Webにもある色あせない考え方

その昔、私も書籍を出していたことがありました。 2005年の春、まだ日本では「Web 2.0」という言葉がほとんど耳にされなかった時期に「Web Designer 2.0 進歩し続けるWebデザイナーの考え方 [https://www.amazon.co.jp/dp/4883374327/ref=as_li_ss_til?tag=could-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=4883374327&adid=1JAWTDWQDZ87WYPYW4N2&] 」という名の書籍を出しました。扱ったトピックが広くて浅く、中級者向けだったということもあり、それほど多く売れたわけではありませんが、今の私の考え方の基礎が執筆を通して形成された書籍です。 今はもう使えない技術話もチラホラありますし、振り返ると非常に恥ずかしい文章を書いていたので、

プレゼン

結ぶWebを作っていこう

7月9日と17日に楽天トラベルサマーフォラム 2012 [http://travel.rakuten.co.jp/forum/2012/] が開催されました。全国の宿泊施設に関わるおよそ 2,000名の方々が、東京と大阪に集結。楽天トラベルという名のひとつのコミュニティの「お祭り」と言えるイベントでした。こうした大きな舞台で話すということで当日の直前まで緊張していましたが、基調講演後にあった名刺交換の列は、フォーラム史上最長の大盛況でした。お客様の中で「今までで一番良かった」と言ってくださる方もいて、正直ホッとしました。 フォーラムでは、基調講演、分科会、ミニセッションと3つの講演を行いました。大きな世界観の話から、実践的なことまで様々な切り口で話しましたが、ひとつのテーマとして「結び」があったと思います。 世界中の人々とネットワークで繋がっていることから、 Web は情報拡散や自己アピールをする場に適しているように見えます。Webを大きなインタラクティブビルボードのように捉えた作り方をしているところは少なくありませんが、私は Web のポテンシャルを最大限に引き出すのはアピール以

デザイン

デザイナー育成のための3つのキーワード

Don NormanEngineering Design Education Engineers are trained in narrow specialties but do not get the broad systems thinking or the appreciation of human-centered design necessary for engineering design in the 21st century. 2008年なので、少し古い Don Norman 氏のインタビューですが、共感するところが多々あったので紹介。近年のエンジニアや徹底的に狭い分野で技術力を磨いていくものの、広い視野をもって思考できる者が少ないと指摘しています。彼の「エンジニア」という言葉は「デザイナー」と置き換えて考えることができます。複雑な課題に対して「何か」を作る際に、特殊化されたスキルは役に立ちますが、そもそもの課題の解決のプロセスには、

Webデザイン

レスポンシブとか、そういうことの前に

レスポンシブWebデザインに関する話題を見渡すと、そこまで気にして実装を踏みとどまる必要ってあるのかな?と思うことがあります。 もちろん、レスポンシブWebデザインがパーフェクトなソリューションではありません。しかし、Webにおいてパーフェクトなソリューションが存在するのでしょうか。簡単に作れるツールがないから。古いブラウザへの対応が困難だから。レスポンシブに画像を対応するための最適な方法がないから。実装をしないための理由はいくらでも作ることができますが、実装しない理由は、スマートフォン専用サイトを作ることでも、CSSレイアウトにすることでも、たくさん並べることができます。 Webは完璧な世界ではありません。そして、完璧な世界が訪れることを期待してはいけない場でもあります。予測不可能な世界 [http://www.yasuhisa.com/could/article/unknown-future/] であり、すぐに新しいものスタンダードになる世界。不完全でありながらも、進化を繰り返すのが Web です。Webが不完全であるのと同じように、ソリューションも不完全なものばかりです(普及

意見

私たちはすべての人と友達になれるのか

ソーシャル。ソーシャル。ソーシャル。 今、この言葉を聞かない日がないくらい耳にしています。そして、様々な言葉がソーシャルと組み合わせて使われることがあります。ソーシャルリーディング、ソーシャルラーニング、ソーシャルファンディング、ソーシャル医療・・・。おそらく私たちの行うすべての行動はソーシャル化され、ソーシャルという言葉を使う必要がなくなる日が来るのかもしれません。 ソーシャル化される・・・これは、私たちの情報が公の場にさらされ、すべての人が何かしらの形で繋がっているネットワーク化された状態です。人との繋がりや影響力がネットワーク化された社会では重要と考えられているからこそ、評価経済や評判経済という言葉が生まれてきたのでしょう。 人と人とが繋がり合い、新たな可能性を生み出すソーシャルな世界。常にネットワークにいるからこそ、心を支え合うこともできるかもしれない。Sean Parker 氏が、彼の新しいスタートアップ Airtime を語るときに使った言葉が「Eliminate Loneliness [http://thenextweb.com/apps/2012/06/05/se

コンテンツ

設計のヒントを生み出すコンテンツ要素の視覚化

今後のコンテンツ配信、これからの Web と人との関係を考えると、ページというメタファが足かせになることがあります。Webサイト設計者はページという概念を捨ててデザインをしなければならないと、CSS Nite in TAKAMATSU vol.6 [http://www.yasuhisa.com/could/article/cssnite-takamatsu/] をはじめ、幾つかの講演を通して話してきました。 とは言うものの、現状 Webページという情報を束ねる単位は必要とされていますし、何か枠組みがなければデザインすることもできません。もちろん、ページを作るなと言っているわけではなく、ページを作る前に、まずはページから離れてコンテンツの設計を始めたほうが良いという意味です。ページという四角形の枠組みの中に、コンテンツやナビゲーションといった要素をパズルのように置いていく作業に入る前に、コンテンツの全体像を掴む必要があります。 コンテンツを細分化し、関連づけさせることで、実際のページ設計に役立つだけでなく、運営やシステム構築にも重要な役割を果たします。 ここで言う細分化とは、プレ