Latest thinking
すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。
未来の本はどんなのかな
本には独特の魅力があります。年々買う数は減ってきているものの、所有したいと思わせる魅力のある本はたくさんあります。本を買う機会は減ってきていますが、本の数は常に増えて続けているような気がします。技術書は同じトピックでも幾つか新刊で出ていますし、新書のほうにはブログネタのような題名を幾つか見かけるときがあります。雑誌も同様のことが言えますが。 どれが本にふさわしいかどうかは分かりませんが、このまま作る本を増やし続けるのが本の未来のようには思えません。若い世代になればなるほどスクリーン上で情報を収集したり、長い文章を読む傾向にあります。オンラインで読んだほうが効果的かつ分かりやすい場合も少なくないからでしょう。スクリーン上での文字も良くなってきていますし、 Kindle [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB] をはじめ電子ブックのためのビジネスモデルも出てきています。 もちろん本がなくなるとは思いませ
Everything That Happens Will Happen Today
[http://www.everythingthathappens.com/]元 Talking Heads の David Byrne と、Brian Eno のコラボアルバム。この2人は 1981年に「My Life in the Bush of Ghosts [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E5N634/could-22/ref=nosim/] 」というアルバムを出しているので、今回は実に四半世紀ぶりになります。常に先を行く音楽を作り続けている2人ですが、今アルバムは配信方法も先進的です。 アルバム (CD) 自体は 11月30日 にリリースされますが、デジタル版をオンラインで先行購入 [http://www.everythingthathappens.com/order.
北京オリンピックに関するインフォグラフィック
Olympic Pictograms [http://en.beijing2008.cn/spirit/beijing2008/graphic/pictograms/] 象形文字のような競技ピクトグラムGoogle Maps Summer Games 2008 [http://maps.google.com/help/maps/2008summergames/]メダルの数も分かるスペシャル版 Google Maps。サイトに貼付けることも出来ます。他にもトーチリレー [http://ditu.google.com/help/maps/torchrelay/] もありますねBBC Sport’s Olympic Map [http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/olympics/7493757.stm] 衛星写真にオーバーレイした形で施設や競技が行われる場所が分かるようになっています。
使えそうなニュース特集ページを考えてみました
とりあえず良い兆候がみえはじめた南オセチア紛争 [http://news.google.co.jp/?ncl=1236871981&hl=ja&topic=h] 。グルジアは小さな共和国ではありますが、ワイン発祥の地としても知られており、以前キンズマラウリ [http://www.rakuten.co.jp/ichiishop/705587/723129/#757689] というワインを購入したこともあって、知っている国ではありました。それ以上のことはあまり知らなかったわけですが、今回の紛争を聞いたときはびっくりしました。 当然のごとくウェブで情報を集めるわけですが、日本のニュースサイトではどうも良い感じにまとまったページというのがありませんね。「特集」というページが設けられていますが、新着順で並んでいるだけですし、概要を知るにも深く知るにも、物足りない感じがします。結局 Google ニュースへ行くこともありますが、すべての記事が平面上に並べられているので、これはこれで不便だったりします。 文句を言うのは簡単なので、いったい何が課題でどうすると (少なくとも) 自分にとって便利な
CSS Variables と CSS の未来
ここ数年にリリースされたウェブブラウザは W3C の仕様に従いつつ、実験的に独自の要素を実装して表現の幅を広げようとしています。CSS まわりでは WebKit [http://webkit.org/] がリードしているのではないでしょうか。マルチカラム [http://webkit.org/blog/88/css3-multi-column-support/]や複数背景画像 [http://www.css3.info/preview/multiple-backgrounds/]のような CSS3 にあるものから、反射 [http://webkit.org/blog/182/css-reflections/]やマスク [http://webkit.org/blog/181/css-masks/]のような変わったものまで実に様々です。 最近 WebKit のほうにも実装され、今月の CSS WG で草案化する可能性がある仕様で
メディアの消費の仕方の進化
テクノロジーの発展により人々は多くのメディアを消費出来るようになってきました。グーテンベルクが活版印刷技術を発明することで、多くの人々が文字にアクセス出来るようになった 15世紀から、テクノロジーがメディアの流通に大きな役割を果たしてきたといえると思います。 より個人的な体験へ 文字、映像、音声と様々なメディア媒体がありますが、共通しているのが、テクノロジーが発展していくにつれて徐々にパーソナルな体験へ移行しているという点です。書籍も昔は値段が高く数も少なかったので、ひとつの本を共有して読書していましたが、今はひとりで何冊も持っており、いつでも何処でも本を持ち出して読むことが出来ます。 テレビにしてもそうですね。 最初はひとつのテレビに家族が集まって視聴していましたが、テレビも安値で小型のものが登場するようになり、ひとつの部屋に1台テレビになるほど普及しました。そして今は携帯機器にテレビが実装されているので、書籍と同じように場所を選ぶことなくメディアを楽しめるようになりました。 つまり、今のメディア / コンテンツの楽しみ方というのは個人的な体験になってきているということです。ひ
トップページの旅へ出かけてきます
今までbuilder by ZDNet Japan [http://builder.japan.zdnet.com/] のほうで、iPhoneサイトの構築 [http://builder.japan.zdnet.com/sp/07buildisite/]やサイトのローカライズ [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/builder-localize/] といったミニ連載を執筆してきました。マイコミジャーナルのライフハック連載 [http://journal.mycom.co.jp/column/lifehack/] のように長期でやるおもしろさもありますが、短期でいろいろ書くというスタイルもおもしろいですね。とはいっても書くのが得意というわけではないので『生みの苦しみ』があったりするわけですが(汗 今回、また新たにミニ連載が builder のほうでスタートしました。その名も「トップページにみる日本のウェブデザイン [http://builder.japan.
アクセシビリティPodcastに出演しました
ウェブアクセシビリティに関する情報を音声で聞きたいという方にとって 辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast [http://accessibility.mitsue.co.jp/] は欠かせない存在だと思います。既にシーズン4に突入しているわけですが、今シーズンからゲストを呼んで対談形式で放送するのが何回かあるそうです。その一人目のゲストとして出演してきました。 一見、かけ離れた存在のように感じるデザインとアクセシビリティですが、重なる部分はとても多いと思います。前編・後編に分かれていて、前編はウェブアクセシビリティ全般の話題。後編はプレゼンの話題も含めていろいろ話をしてきました。本格的なスタジオで収録したことがなかったので、少し緊張しましたが楽しい時間でした。というか、時間が足りなかった(汗 * 「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第20回 前編 [http://accessibility.mitsue.co.jp/archives/000133.html] * 「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第20回 後編
Subject to Change
ユーザー・エクスペリエンスをウェブサイト制作で実践している Adaptive Path [http://www.adaptivepath.com/] で働いている方4名が共著した本。The Long Wow [http://adaptivepath.com/ideas/essays/archives/000858.php] をはじめ、サイトで掲載されていたコラムと新たに加わった情報が一冊としてまとまった本という印象ですね。タイトルの「Subject to Change (変更する可能性)」からも分かる通り、変化を予測出来ないほど未来はダイナミックでスピードがあるので、それらに柔軟に対応出来るようにしようというのがテーマでした。 人が求めているより良い体験は、ひとつのプロダクトやサービス単体によって実現出来るものではなく、企業・機関そのものも変化する (デザインされる) ことによって初めて実現出来ることが指摘されています。その中で、顧客調査、デザイン、そしてアジャイル的な技術導入というプロセスが必要であるとされています。機械的に解析して決められたプロセスの中で『作業』するのではなく