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アイデア

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アイデア

DreamweaverはCSから独立してもいいと思う

Dreamweaver [http://tinyurl.com/c22tzj]は、たくさんのウェブサイト制作者 [http://www.yasuhisa.com/could/roundup/ask-twitter-web-authoring/] が愛用しているソフトウェア。毎回バージョンが上がる度に目まぐるしい発展を遂げていますし、新しいバージョンのCSを買おうと思うひとつの要因になるキーソフトだと思います。私個人は Dreamweaver を使用していませんが、それでも使うメリットを感じますし、Dreamweaver ならではの良いソリューションも少なくありません。特に印刷向けのデザイナーがスムーズにWebに向けたデザインが出来るようにした功績は素晴らしいです。ウェブサイトを制作するのにかかせない存在ではありますが、同時に改善点も少なくありません。それは「Dreamweaver」というソフトウェアの存在そのものの見直しだと感じています。 2,3バージョンくらい前からですが、わざわざ Creative Suite というバンドルの中のひとつに Dreamweaver が必要なのか疑問

UX

アンビエントライフのもつ可能性と課題

未来を思い描くことは、短期的には成果が出ないことかもしれませんが、長期的にデザインやテクノロジーへの理解を深めることが出来る大事なプロセスだと思います。先月行った WebSigのワークショップ [http://www.yasuhisa.com/could/diary/websig-semanticweb/] は、アクティビティとして具体化した一例といえます。未来が描かれたコンセプトワークやビデオをネット上でたくさん見つけることが出来ますが、Freeband Communication [http://www.freeband.nl/index.cfm?language=en] というオランダにあるリサーチプログラムが制作した The Ambient Life [http://vimeo.com/2046208?] というビデオは最近見つけた中でおもしろいなと思った作品のひとつです。 アンビエントライフで提案されている様々なシーンで共通しているのが、人からのインタラクションは限りなく少ないという点です。ボタンを押すというアクションはあるものの、押した後に行われるデータのインタラクシ

アイデア

Emergencyというモバイルアプリをモックアップしました

7月は青森でセミナー [http://www.yasuhisa.com/could/diary/seminar-in-aomori-july2008/] をした思い出に残る月ですが、同時に岩手・宮城内陸地震に遭遇した月でもあります。地震が大嫌いな私にとっては地上14階の地震エクスペリエンスはかなり恐ろしかったわけですが、同時に気付きがある瞬間でもありました。地震が発生した数分後、母からメールが来ました。青森にいることを知っていたので心配してメールをしてくれたわけですが、書き出しが「電話が繋がらないのでメールしました」になっていました。 恐らく携帯電話のネットワークが災害時はパンク状態になって繋がらなかったのでしょう。しかし、ネットではあっさりコンタクトがとれたわけです。メールだけではなく、ウェブサイトへのアクセスも同様です。地震が発生するとネットユーザーは真っ先にウェブに情報をアップしています。例えば「揺れた」「地震」と書き込む人は Twitter だけでも結構います [http://tinyurl.com/4hq4f3] (プライベートモードにしている人も含めたらもっといるでしょ

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未来の本はどんなのかな

本には独特の魅力があります。年々買う数は減ってきているものの、所有したいと思わせる魅力のある本はたくさんあります。本を買う機会は減ってきていますが、本の数は常に増えて続けているような気がします。技術書は同じトピックでも幾つか新刊で出ていますし、新書のほうにはブログネタのような題名を幾つか見かけるときがあります。雑誌も同様のことが言えますが。 どれが本にふさわしいかどうかは分かりませんが、このまま作る本を増やし続けるのが本の未来のようには思えません。若い世代になればなるほどスクリーン上で情報を収集したり、長い文章を読む傾向にあります。オンラインで読んだほうが効果的かつ分かりやすい場合も少なくないからでしょう。スクリーン上での文字も良くなってきていますし、 Kindle [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB] をはじめ電子ブックのためのビジネスモデルも出てきています。 もちろん本がなくなるとは思いませ

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使えそうなニュース特集ページを考えてみました

とりあえず良い兆候がみえはじめた南オセチア紛争 [http://news.google.co.jp/?ncl=1236871981&hl=ja&topic=h] 。グルジアは小さな共和国ではありますが、ワイン発祥の地としても知られており、以前キンズマラウリ [http://www.rakuten.co.jp/ichiishop/705587/723129/#757689] というワインを購入したこともあって、知っている国ではありました。それ以上のことはあまり知らなかったわけですが、今回の紛争を聞いたときはびっくりしました。 当然のごとくウェブで情報を集めるわけですが、日本のニュースサイトではどうも良い感じにまとまったページというのがありませんね。「特集」というページが設けられていますが、新着順で並んでいるだけですし、概要を知るにも深く知るにも、物足りない感じがします。結局 Google ニュースへ行くこともありますが、すべての記事が平面上に並べられているので、これはこれで不便だったりします。 文句を言うのは簡単なので、いったい何が課題でどうすると (少なくとも) 自分にとって便利な

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ピクサーが考えるイノベーションの鍵

正直言って、12月の公開まで待てない Pixar [http://www.pixar.com/jp/] の新作「Wall-E [http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/]」。Pixar は初の長編 CG 映画「トイストーリー [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001VQVVU/could-22/ref=nosim/] 」以来、ひとつもハズレ映画を作っていないとんでもない映像制作会社です。圧巻の映像美も素晴らしいですが、シーンの見せ方や、ストーリーにたくさんのアイデアが盛り込まれていて、新作が出る度に驚きと感動があるのが最大の魅力だと思います。アニメーションの世界でイノベーションを続けている Pixar ですが、その秘密は何なのでしょうか。 「Mr.インクレディブル [http://www.amazon.co.

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ノキアと利用者のウェブを使った共同作業

ウェブは企業も個人も関係なくフラットな関係を築くことが出来ます。ウェブという「バーチャルな空間」ではありますが、フラットな関係性を作れるということで、今までよりパーソナルでスピード感のあるコミュニケーションが求められます。つまりウェブの特性を活かして、従来のようなカスタマーサービスとは異なる利用者と繋がる窓口が必要とされるわけです。 このサイトで何度も取り上げている [http://www.yasuhisa.com/could/entries/001069.php] Nokia は以前から携帯電話の使い方や、デバイスを利用する人のリアクションや環境に注目して様々な研究・開発を行っており、以前から注目しています。そんな人に注目している Nokia が、利用者との接点をより増やしたいと考えるのは、自然なことだといえます。Nokia Beta Labs [http://www.nokia.com/betalabs] では、文字通りまだ β版のサービスやソフトウェアを誰でもダウンロード出来るように公開しており、開発状況の公開や利用者からのフィードバックを公募しています。 コミュニケーション

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クリエイティブになるための4つの視点

クリエイティブという言葉を聞くと、何か前例のないものを生み出す力だったり、アーティスティックな部分を指す場合があると思います。しかし、クリエイティブな実際そういったアートもしくはデザインだけに特定しているものではなく、すべてに関係しているものです。実は誰でも毎日クリエイティブな瞬間はあります。 私たちは毎日のように課題や問題に出くわします。それらをいかに解決するかを考える・・・これだけでもクリエイティブです。何も考えずに済ましていることも実はクリエイティブの結果だったりします。時間がかかったり出来ないと思っていることも工夫することで解決することもクリエイティブでしょうし、限られた時間の中で出来ることをするということもクリエイティブです。 「どうなったらクリエイティブになれるのか」という言葉をたまに耳にしますが、クリエイティブになるのは意外なほど単純であると同時に難しいものだと思います。クリエイティブな状態になるには4つの視点・考え方があります。 ほんの少しだけ注意深くなる 何気なくしていることを、まるで客観的に見ているかのように意識しながらアクションにするだけでも気付きはあります

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コラボレーション・イノベーション

「コラボレーション」「イノベーション」という言葉はここ数年、日本でもよく聞くようになった言葉だと思います。Webを利用することによって場所も時間も関係なくコラボレーションが出来るようになってきました。年齢も立場も気にすることなく意見交換も出来るわけですから、良いですよねぇ。集団の知識をつかうことによって、ひとり、もしくは小規模では実現することが出来ないようなことも形になることもあります。より多くの方とコラボレーションすることが新たなイノベーションに繋がる可能性もありますね。 以前マイコミの連載で Behance Network を紹介 [http://journal.mycom.co.jp/column/lifehack/060/index.html] しました。ここは基本的にクリエイターと呼ばれる方の SNS で、自分の作品を公開するのに便利なサイトですが、ひとつユニークな部分もあります。「Circle」は同じ趣向をもった人たちが集まるグループ機能のようなものですが、ひとつのプロジェクトを進めるのに集まるスペースとしても使われています。例えば Webサイトを作るという Circle

microformats

Social Graph と hConnect

Google が今月初めに Social Graph API [http://code.google.com/apis/socialgraph/] を公開しました。Social Graph API について知りたい方はマイコミジャーナルの記事 [http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/04/032/] を参考にされると良いと思います。自分と友達の関係を特定のサービスに限定させることなく視覚化出来るという意味で非常に興味深いです。今後具体的になってくるであろう Google によるソーシャル検索のための伏線でしょうし、これが他サービスとどう組合わさって行くのかも楽しみですね。 もちろん、これにはプライバシーをどのように保護するのかといった課題も出てきます。例えば自分自身は Social Graph API を利用していなかったとしても、自分の友達が Social Graph API を利用して「友達である」と示していれば関係性が表に出てしまうのではないのでしょうか。つまり、自分が求めているかどうか関係なく自分に繋がっている誰かが API を利用

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ニュースサイトと新聞サイト

> インターネットの普及をはじめ、メディアの多様性が進んでいるが、我々3社は新聞こそが最も信頼性の高いメディアであり、今後もそうあり続けたい 新s(あらたにす) [http://allatanys.jp/ ]の記者会見に出て来たことばです。この言葉が Web に対する意識のズレを表していると同時に、これから良くなるかもしれない希望も隠れているような気がします。 「ニュースサイトならではのウィジェットを考える [http://www.yasuhisa.com/could/article/news-widgets/] 」で書きましたが、新聞の読まれ方とニュースサイトの読まれ方は違いますし、読者との関係も違います。異なる媒体なわけですから当然のことです。媒体がもつ独自の良さを、別媒体に移行したとしても、それはギミックにしかならず、扱っている媒体の良さを最大限に活かしているとはいえません。 ポッドキャストで種村さんと対談 [http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=111] したときに、彼が興味深いことを言っていました。 > 本の魅力を Web

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ニュースサイトならではのウィジェットを考える

先日、朝日・日経・読売3社の記事を同時に読み比べることができる新s あらたにす [http://allatanys.jp/] がオープンしました。手短に言ってしまえば3社しか見れない Google ニュース [http://news.google.co.jp] といったところでしょうか。このサイトについては、いろいろ思うところがありますが、自社サイト以外にも記事を開放することを積極的にし始めているのは事実。RSSの配信やウィジェットの公開など少しずつステップアップしているといえます。 ニュースとの接点は増えて来ていますが、ただ新着情報を電光掲示板形式で流すだけでは物足りないです。BBC Backstage [http://backstage.bbc.co.uk/] ほど革新的なものは求めませんが、それでも出来ることは幾つかあるような気がします。ネットユーザーとニュースの関係をより親密にさせ、かつトラフィック増加に繋がるような形を考えてみました。 公式の情報が使えるという強み Webにおけるニュースサイトの利用のされ方は、他の媒体のように受動的に読者が情報を受け取るだけでなく、その