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情報の流れの変化を意識したウェブ戦略

左にあるスライドは、私がよく講演で使う図です。1つ目のスライドが今まで利用者が Web サイトへアクセスしてたのが、Web サイトの情報が直接利用者のほうに届けられるようになったということを示しています。例えば RSS のような情報をポータブル化出来る技術がそうですし、 Netvibes [http://www.netvibes.com/] のようなマイページと呼ばれる種類のサイトもそうです。 2つ目のスライドは、Web サイトへアクセスしなくても人が集まるところに情報が届けられていることを示しています。そして、その情報が多くの人々によって共有されたり、コミュニケーションのきっかけにもなっています。 Facebook [http://facebook.com]で企業が情報配信しているのがひとつの例でしょう。Compete Inc の調査によれば [http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/02/14/BUU51C0AMN.DTL]、Web サイトへのトラフィックは Google より Facebook

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WCAN 2009 Winter で紹介したサイト一覧

12月19日、名古屋で開催された WCAN 2009 Winter [http://www.wcan.jp/index.php?ID=266] では、今年を象徴するサイト、制作においてインスピレーションになるサイト、そして来年の行方を想像させてくれるようなサイトを紹介しました。合計70サイトを駆け足で紹介したので、会場にいる方は少々混乱してしまったかもしれません。以下のリストを参考に今後の勉強に役立ててください。 * Windows 7 UX Guideline [http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa511258.aspx] * Introduction to Apple Human Interface Guidelines [http://developer.apple.com/mac/library/documentation/UserExperience/Conceptual/AppleHIGuidelines/XHIGIntro/XHIGIntro.

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「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用」に参加してきました

[http://www.flickr.com/photos/yhassy/3697215233/]先週の土曜日になりますが、サイバーガーデンbiz [http://cybergarden.biz/]主催、神崎正英さんによる「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用 [http://cybergarden.biz/semantic/] 」というセミナーに参加してきました。2時間半という長丁場でしたが、セマンティクウェブというスケールの大きい話なので、時間がいくらあっても足りない感じがしました。その中、神崎さんの見解も交えてコンパクトにまとまった内容だと思いました。 スライドは既に公開されているので [http://www.kanzaki.com/works/2009/pub/0704pcs.html]参考にどうぞ。 何が簡単でシンプルなのか 今回のセッションで「簡単」と「シンプル」という言葉が何度も出てきました。神崎さんがこの言葉をどのような意味を含めて語っているのかが重要だと思います。例えば、クライアントや利用者のためにウェブサイトを作るという仕事をしている視点から「簡単」や

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ブラウザは知るべき存在だと思う

この記事は「ブラウザって何ですか? [http://www.yasuhisa.com/could/article/what-is-browser/] 」の続きにあたります。> @zerobase [http://twitter.com/zerobase/status/2247922609] 「誰がインタビューを実施し、結果を公表したか(その意図は何か)」への批判的な考察も書かれたほうがよいかも > “回答者の多くの方が「ブラウザ=検索」という認識を持っているみたいですね” ぜひ石橋さんの意見を伺いたいところですが、私もほうも肯定的に「ブラウザは見えない存在になっているのね。良かったね!」と考えているわけではありません。 利用者がウェブから取得したデータをどのようにブラウザで表示されるかどうかといった仕組みは知る必要はありません。ただし、ブラウザが分からないとなると、セキュリティへの理解も低いのではないかという懸念もあります。特別な知識やセキュリティソフトがなくても、ブラウザという窓口を利用しているのだと理解しているだけで予防出来ることは少なくありません。例えば、アドレスバーの URL

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2009年的な影響力をもつ方法

今日 kengo [http://kengo.preston-net.com/]さんの tweet 経由で Twitter Grade [http://twitter.grader.com/yhassy] というサービスを知りました。Twitter上での影響力を調べるツールで、点数も付けてくれます。どうやって点数を付けているのかと思いこちらの記事 [http://grader.com/blog/how-does-twitter-grader-calculate-twitter-rankings/] を読んでみることに。フォローや更新数の多さから換算するような人気順ではなく RT や、@ といった他利用者とのインタラクションの頻度や誰にフォローされているのか(しているのか)といった関係も点数に影響するみたいです。ランキング [http://twitter.grader.com/location/?Location=Tokyo%2C+40%2C+Japan] をみると単にフォロワーが多かったり更新頻度が高ければ上位にいっているわけではないというのが分かります。 影響をもつためのステップ

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企業がTwitterをするべきではない10の理由+

海外では Twitter をカスタマーサービスや利用者とのコミュニケーションツールとして利用しているところが増えてきています。自動車メーカーではFord [http://twitter.com/scottmonty]、GM [http://twitter.com/gmblogs]、Honda [http://twitter.com/Alicia_at_Honda]。スポーツだとChicago Bulls [http://twitter.com/chicagobulls]、San Diego Chargers [http://twitter.com/chargers]。他にもComcast [http://twitter.com/comcastcares]、 Travel Channel [http://twitter.com/travelchannel]、DirecTV [http://twitter.com/DIRECTV]、Best

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10年以上前からあったライフストリーム

ライフストリーム [http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/column/ore01/01.html] (Lifestream) といえば去年あたりからよく耳にするようになった言葉。様々な利用者のネット活動をリアルタイムに追うことが出来るライフストリーム。FriendFeed [http://friendfeed.com/yhassy]のようなサービスを使って複数の利用者の活動を観覧することも出来ますし、自分で作る [http://www.yasuhisa.com/is/lifestream/]ことも可能です。 最近出てきた情報の見せ方なのかと思っていましたが、10年以上前から「ライフストリーム」とい言葉は同じような意味合いで使われていたみたいです。イェール大学では、1996年に The Yale Lifestreams Project [http://cs-www.cs.yale.edu/homes/freeman/lifestreams.html] というプロジェクトを立ち上げています。「Lifestream とは」

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Year in Review 2008

以前から、時が経っても古くならない記事を書くように心がけていましたが、今年はさらにその傾向が強かった1年だったような気がします(もちろん告知 [http://www.yasuhisa.com/could/category/announcement/] のような時間にセンシティブなのもありましたが)。その結果、年の初めのほうに書いた記事も息が長いものが増えてきました。『残せる』記事が増えてきたので、いい加減にアーカーブの仕方も工夫しないといかんなと思うわけですが。 雑誌だけでなく、他のサイトで書く機会が増えてきたこともあり、このサイトの更新数も減ってしまったのが残念でした。もちろん、読者との接点が増えるという意味では嬉しいのですが、原点であるこの場所のコンテンツが少なくなるのもちょっと寂しかったりします。サイトに関する課題を多く残したまま 2008年が終わるわけですが、それらをぜひ 2009年には形にしないといかんなと思いながら今こうして書いています。 以下が今年特に人気があった記事トップ10になります。まだ読んでいないのがあればぜひチェックしてみてください。そして、来年もよろしくお

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インテルのソーシャルメディアガイドライン

インテルは比較的早い時期からブログを始めており [http://blogs.intel.com/]、更新頻度も高くコメントも受け付けています (日本語版はこちら [http://blogs.intel.co.jp/] )。ブログというツールは気軽に導入出来たとしても、顧客と企業を繋げるひとつの窓口として運営していくのは大変なことです。インテルほどの大きな企業がどのようにソーシャルメディアと付き合っているのでしょうか。インテルでは Intel Social Media Guidelines [http://www.intel.com/sites/sitewide/ja_JP/social-media.htm] というガイドラインを設けています。ブログだけでなく Wiki や SNS にも通じるこのガイドライン。当然インテル向けに書かれている内容ですが、応用出来そうな内容です。 ブログを長くしている方にとっては『当たり前』な内容かもしれませんが、社内やチームの共有ツールとしてこうしたガイドラインはあったほうが良いでしょう。 透明であることブログを書く際は本名を書き、何の仕事をしてい

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モノとネットを繋げるサービス

最近、日本でも chumby [http://www.chumby.jp/] のようなパソコン以外からのインターネットととの関わり方が注目を浴びています。chumby だけでなくても、ネットに繋がるデバイスというのは幾つかありますが、その他にネットと実世界を繋げるサービスというのも幾つか出てきています。つまり、名刺、おもちゃ、鉛筆といったモノがネットに繋がる窓口に変わるといったら良いのでしょうか。 ネットと実世界のリンクとして代表的なのが QRコードだと思いますが、今はそれだけでなく様々なものがあります。chumby もそうですが、特徴になっているのが、開発可能な環境も同時に整えられていて独自のサービスや楽しみ方を提案することが可能な点です。以下に4つほど注目のサービスを挙げておきます。 tikitag [http://www.tikitag.com/]RFID が埋め込まれている小さなステッカーに、URLだけでなくメッセージやアプリケーションの起動といったコマンドなど様々なデータを埋め込むことが出来ます。埋め込むことが出来るデータタイプは現在10種類ですが、APIが公開されてい

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メディアの消費の仕方の進化

テクノロジーの発展により人々は多くのメディアを消費出来るようになってきました。グーテンベルクが活版印刷技術を発明することで、多くの人々が文字にアクセス出来るようになった 15世紀から、テクノロジーがメディアの流通に大きな役割を果たしてきたといえると思います。 より個人的な体験へ 文字、映像、音声と様々なメディア媒体がありますが、共通しているのが、テクノロジーが発展していくにつれて徐々にパーソナルな体験へ移行しているという点です。書籍も昔は値段が高く数も少なかったので、ひとつの本を共有して読書していましたが、今はひとりで何冊も持っており、いつでも何処でも本を持ち出して読むことが出来ます。 テレビにしてもそうですね。 最初はひとつのテレビに家族が集まって視聴していましたが、テレビも安値で小型のものが登場するようになり、ひとつの部屋に1台テレビになるほど普及しました。そして今は携帯機器にテレビが実装されているので、書籍と同じように場所を選ぶことなくメディアを楽しめるようになりました。 つまり、今のメディア / コンテンツの楽しみ方というのは個人的な体験になってきているということです。ひ

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シニア向けの SNS のまとめ

次々と SNS が立ち上がった時期と団塊世代が引退する時期に備えてサービスを提供したいというニーズが重なってシニア向けの SNS が次々と立ち上がったのがもう2,3年前。今は SNS という言葉すらそれほど聞かなくなりましたが、日本でも小僧.com [http://www.kozocom.com/]や STAGE [http://www.stage007.com/] のように今でも積極的な活動を続けているサービスは少なくありません。 日本だけでなく海外でもシニア向けの SNS やコミュニティサイトはたくさんあります。シニアという年齢層でセグメントしているものもあれば、さらに細分化しているサービスもあり様々。Webサイトデザインの視点から見てもアプローチが様々で興味深いです。今回はシニア向け SNS やコミュニティサイトを幾つか紹介。 Boomj [http://www.boomj.com/]シニア向けの SNS ですが、エキスパートという特権会員が情報発信したり質問を受け付けたりしています。オンラインショッピングと連動していますEons [http://www.eons.com/

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課金サービスの行方

4月の回 [http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-april2008/]に引き続き百式の田口さん [http://www.100shiki.com/] が主催する勉強会に参加してきました。毎回、当日までテーマが分からないドキドキな集まりですが、今回のテーマは「課金」。最初にどんなサービスにお金を払っているかみんなで出し合いました。ISPやサーバーをはじめ皆さんいろいろなサービスにお金を払っている模様。自動的に購読が更新されているものや、一度クレジットカードを登録しておくと短いプロセスで購入出来るサービスは強いなという印象がありました。 コンビニ決済をはじめネットでものを買うための方法は幾つかありますが、どうやらカード決済が 57% で現在最も多いそうです(20歳以下だと別ですが全体的にみて)。数年前だと「カードは敷居が高いよね」というイメージがありましたが、徐々にそうとはいえなくなっているようです。それより敷居が高いのが購入完了までのプロセス。ショッピングカートのページから購入完了までのページでおよそ 50% が離脱しているとか。フォー

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Google検索がすごい理由から分かること

99年頃に Google をみたときは「おいおい、いまさら検索ってないだろう」と最初は思いました。当時はポータルサイト真っ盛りでどこも検索サイトやディレクトリをもっていたので、これ以上あっても仕方ないと感じたわけですが、当然のことながらその考えは大きな間違いだったと後に気付くことになります。他のサイトで見つからなかった情報が Google で見つかるなんてことが当時はよくありました。結果的に今でも最初に検索するのは Google だったりします。 Google 検索が他より優れた結果を出していたのは、すぐれたアルゴリズムがあったからなのかもしれませんが、それより重要なことは、従来の検索の概念と正反対のアプローチをとったところです。手動のディレクトリ制作や登録サイトといったオーソリティと呼ばれるサービスや企業が正しいと思う情報を表示させていたのに対して、Google は被リンク数を情報の精度のヒントに使いました。非リンクとはつまり普通のインターネットユーザーが付けたレコメンデーションと考えても良いでしょう。一部の人たちによって決めていたものを大衆に任せたところが大きなシフトチェンジだっ