Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

UCD

UCDがもたらすビジネスメリット

利用者のニーズやどのように使うのかを理解して作られたサービスや製品を「利用者を中心にしたデザイン (UCD/User Centered Design) 」といいます。作り手であるデザイナーやプログラマーの方は UCD を意識している方はいると思いますが、言葉だけに注目していると作り手視点でビジネスと結びつかないように見受けられます。Apple, BMW, IKEA, Nike をみても分かるように、サービスや製品を『デザイン』することで、人々に愛される企業になる [http://www.businessweek.com/innovate/content/sep2008/id2008093_827961.htm?chan=innovation_innovation+%2B+design_top+stories] ことさえあります。表層的なデザインではなく、利用者中心としたデザインをすることのメリットは何でしょうか。 戦略の統一化 UCDアプローチをとることで、サービスと製品に機関戦略のフレームワークがつくりやすくなります。また、縦割りの組織からコラボレーションが生まれる組織へ生まれ変わ

プレゼン

プレゼンワークショップを開催しました

あまりイベントを企画するということをしない私ですが、先日 bookslooe [http://www.bookslope.jp/blog/] の坂本さんとの共催で「プレゼンテーション」をテーマにワークショップを開催しました。話す側と聞く側に分かれているセミナーではなく、ワークショップ形式で何かしたいよねという坂本さんの発案からスタートした今回の企画。何か有益な情報を得たか得てないかという表層的なものではなく、アイデアを共有したときに何がおこるのかという雰囲気やエネルギーに興味があったのでワークショップは以前からやってみたかったです。 ミツエーリンクス [http://www.mitsue.co.jp/] さんのご協力も得て、設備も揃ったセミナールームで広々とワークショップを行うことが出来ました。 ワークショップは来ている方も能動的なアクションを必要とするのと、プレゼンの経験がないとなかなか発表し難いだろうということで、今回は告知をほとんどしない招待制をとりました。初めての試みで不安もあったわけですが、今回来ていただいた参加者の方のフィードバックを元にして再び同じトピックでワークショ

Adobe

アドビさんへ

既に Adobe Labs [http://labs.adobe.com/] では、次期バージョン「CS4」の話題が出てきています。特に Fireworks CS4 は、プロトタイプを作るのに便利そうな機能があるので期待している方もいるのではないでしょうか。しかし、「もう CS4 か」という思いも同時にありますね。もちろん、今回はスキップするという選択はありますが、機能が増えても安定性やスピードは低下している一方のように思え、次買うのが不安だったりします。 アドビ製品がなければ仕事が出来ないというくらい毎日使っているわけですが、それと同時に不満も少なくありません。どうやらそう考えている方は少なくないようですね。先日立ち上がった Dear Adobe [http://www.dearadobe.com/] では、人々が不満を書いたり、投票することが出来ます。ちなみに現時点でのトップ10はこんなかんじです。 1. ただ PDF が見たいだけなのに、立ち上がるのに時間がかかったりアップデートが何回もある Adobe Reader ってどうよ? 2. OS のインストールより時

UX

UX を構成する要素と測定方法

ユーザーエクスペリエンス (UX) という言葉は、体験という意味も含まれていることもあり、曖昧で測定し難いもののように捉えがちです。作る私たちがよく使う言葉ですし、今やセールストークとして使われている場合もあるかもしれませんが、「じゃ、実際どうやって効果を報告するの?」ということになると、難しい課題です。しかし、主観的な感想を述べることだけが UX の測定方法ではありません。UX はウェブサイトやアプリケーションを構成するひとつの独立した要素ではなく、以下の 6 つの要素の集合体といって良いでしょう。 * コンピュータとのインタラクション * 情報構造 (IA) * インタラクションデザイン * ユーザーインターフェイスデザイン * ユーザビリティ * ビジュアルデザイン 上記に挙げた要素の中には、既に解析や分析がされているものもあると思います。つまり、今まで使ってきたツールやメソッドを採用し、それらを複合することで、UX を測定することは難しくないわけです。 まず、UX が改善されたらどうなるかを想像してみると、分かりやすいでしょう。Nielsen Norman G

デザイン

デザインにもあるアジャイルプロセス

プログラマでインタラクションデザイナーとしても知られている Alan Cooper。日本でも「About Face 3 インタラクションデザインの極意 [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048672452/could-22/ref=nosim/] 」という書籍が最近出ました。そんな彼が最近 Agile 2008 [http://www.agile2008.org/] というプログラマー向けのカンファレンスで基調講演をしたそうです。「The Wisdom of Experience [http://www.cooper.com/journal/agile2008/]」という名のプレゼンでスライドも観覧することが出来ます。 行程を分割し、成果物を明確に定義した後で次のフェイズへ移る「ウォーターフォール型」の開発では柔軟性に欠け、結果的にコストの増加やデザインの失敗に繋がると指摘。アイデア/企画フェイズからデザイン、設計、構築という大まかな流れは従来のウォーターフォール形式を継承するものの、それぞれのフェイズは重なり合うことで、

セミナー

人にマッチさせた広告をつくるには

2回ほど欠席していたのですが、久しぶりに百式の田口さん [http://www.100shiki.com/]が主催する勉強会に参加してきました (前回のレポート [http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-may2008/] )。今回のテーマは「コンテンツマッチ広告」。ブログをやっている方は AdSense [http://adsense.google.com] がお馴染みではないでしょうか (僕もgreenhug [http://www.greenhug.net/]で使っています)。詳しくは IDEA*IDEA のレポート [http://www.ideaxidea.com/archives/2008/08/post_660.html] をチェックすると良いでしょう。僕個人的にはあまり馴染みのない分野ではありましたが、技術的な視点も含めて大変興味深い情報が幾つかありました。 コンテンツをいかにマッチさせるためのアルゴリズムの精度を上げるのはもちろん重要ですが、それよりシステムの最適化やスピードアップに力を注いでいるなという印象でした。この

アイデア

未来の本はどんなのかな

本には独特の魅力があります。年々買う数は減ってきているものの、所有したいと思わせる魅力のある本はたくさんあります。本を買う機会は減ってきていますが、本の数は常に増えて続けているような気がします。技術書は同じトピックでも幾つか新刊で出ていますし、新書のほうにはブログネタのような題名を幾つか見かけるときがあります。雑誌も同様のことが言えますが。 どれが本にふさわしいかどうかは分かりませんが、このまま作る本を増やし続けるのが本の未来のようには思えません。若い世代になればなるほどスクリーン上で情報を収集したり、長い文章を読む傾向にあります。オンラインで読んだほうが効果的かつ分かりやすい場合も少なくないからでしょう。スクリーン上での文字も良くなってきていますし、 Kindle [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB] をはじめ電子ブックのためのビジネスモデルも出てきています。 もちろん本がなくなるとは思いませ

Everything That Happens Will Happen Today
ダウンロード

Everything That Happens Will Happen Today

[http://www.everythingthathappens.com/]元 Talking Heads の David Byrne と、Brian Eno のコラボアルバム。この2人は 1981年に「My Life in the Bush of Ghosts [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E5N634/could-22/ref=nosim/] 」というアルバムを出しているので、今回は実に四半世紀ぶりになります。常に先を行く音楽を作り続けている2人ですが、今アルバムは配信方法も先進的です。 アルバム (CD) 自体は 11月30日 にリリースされますが、デジタル版をオンラインで先行購入 [http://www.everythingthathappens.com/order.

視覚化

北京オリンピックに関するインフォグラフィック

Olympic Pictograms [http://en.beijing2008.cn/spirit/beijing2008/graphic/pictograms/] 象形文字のような競技ピクトグラムGoogle Maps Summer Games 2008 [http://maps.google.com/help/maps/2008summergames/]メダルの数も分かるスペシャル版 Google Maps。サイトに貼付けることも出来ます。他にもトーチリレー [http://ditu.google.com/help/maps/torchrelay/] もありますねBBC Sport’s Olympic Map [http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/olympics/7493757.stm] 衛星写真にオーバーレイした形で施設や競技が行われる場所が分かるようになっています。