Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

仕事

テラハウス訪問で考えた教育のこと仕事のこと

先日、東中野にあるテラハウス ICA [http://www.terahouse-ica.ac.jp/] キャリア開発研究所の見学に行きました。テラハウスは再就職訓練を実施している施設。東京都産業労働局には職業能力開発センターや職業能力開発校といった組織がありますが、テラハウスは民間委託訓練施設に属します。教務部長の金澤さま、 キョウリツネット [http://rico-web.net/]の新井さまと牧原さまにお時間をいただいて、職務訓練の現場について、そして教育する側からみた Web の仕事についてお話を伺いました。 再就職訓練という一度社会に出ている方を対象にして短期間で Web の仕事ができるためのスキルを教える場。3ヶ月の授業と1ヶ月、Webサイト制作会社にてインターンとして働くことが出来るカリキュラムになっています。週に5日の授業はトータルで360時間ありますが、その間に「使う拡張子はなに?」から具体的なワークフローの実践まで幅広く学ぶわけですからかなりハードです。しかも Photoshop, Illustrator, Dreamweaver, Fireworks, Fla

UI

決して使いやすいとはいえないタッチUI

iPhone [http://www.apple.com/iphone/] の登場以来、国内外問わず多くのスマートフォンがタッチスクリーンを採用しはじめています。これからのユーザーインターフェイスはタッチスクリーンだと感じている方もいるかもしれませんが、利用者はどのように感じているのでしょうか。 Canalys [http://www.canalys.com/]という調査会社がヨーロッパのモバイルユーザーにタッチスクリーンに関する反応をまとめています。 Survey reveals extent of shift in mobile UI preferences [http://www.canalys.com/pr/2009/r2009111.htm] この調査によると、次のモバイル機器の購入の際、指で操作するタッチスクリーンにしたいと考えている方は 38% にのぼり、スタイラス式(16%)の購入を考えている方を大きく上回ります。このようにタッチスクリーンの注目度は高いですが、既にタッチスクリーンの携帯電話を利用している方の反応は少し違います。Canalys の調査によると、47%

Adobe

アドビさんへ2

以前「アドビさんへ [http://www.yasuhisa.com/could/article/dear-adobe/]」という記事を書きました。当時 Dear Adobe [http://dearadobe.com/t] という Adobe 製品の不満や改善点を共有するサイトが話題になり、私も記事内で提案を幾つか書きました。そして、その記事を書いたおよそ1年後のAdobe MAX [http://2009.max.adobe.com/] で CS5 [http://cs5.org/] がほんの少し紹介されました。一体どのような改善点が見られるのか楽しみにしていたのですが、結果はガッカリする内容でした。 もちろん、今回が CS5 のすべてではないですし、Flash Catalyst を中心とした RIA 戦略が話題の中心でした。失望するには早すぎますが、Photoshop CS5

デザイン

U2 360° 関連情報まとめ

96,000人を動員した 10月25日の U2 コンサート [http://360.u2.com/]は YouTube でライブ中継 [http://www.youtube.com/u2official] されました。U2好きでなかったとしても一見の価値があったイベントだったと思います。音楽を楽しむだけでもよかったのですが、仕事柄どうやってこのコンサートを実現したのか気になってしまいますね。コンサート中に Twitter [http://twitter.com/yhassy] でも幾つか情報発信していましたが、そこで公開しなかった情報も含めてこちらに一挙公開。いろいろな意味ですごいコンサートでした。 YouTubeでコンサート映像今日の中継を逃した方は別の日の映像なら見れます 1 [http://www.youtube.com/watch?v=FLaLeUaAh-M] 2 [http://www.youtube.com/watch?v=I3Sng0Bl69o] 3 [http://www.

IA

探索的検索という違う時間の流れ

検索とひとことで言ってもいろいろな形があります。私たちが Google などでキーワード検索するときは、答えを導き出すためのキーワードが分かっている場合がありますが、いつもゴールへの辿り着き方が分かるとは限りません。ゴールが何か明確でない場合もありますし、辿り着くためにまずは関連情報を学ぶ必要があるかもしれません。閲覧 (Browse) と検索 (Search) が合わさったような利用者の行動を Exploratory Search (探索的検索) と呼んでおり、ここ数年様々な研究・調査がされています。概要が知りたい方は Wikipedia の記事 [http://en.wikipedia.org/wiki/Exploratory_search]が参考になります。 今すぐ欲しい情報を探すのであればキーワード検索でも十分ですが、調査、仕事のプロジェクト、ライフプランなど中・長期に渡って探し続ける情報をいかに補助するかが課題です。今でもブックマークを使ったりメモソフトを組み合わせることで管理が出来ているものの、別の解も考えられます。探索的検索を理解することが出来れば、キーワードから導き

google

Google Waveがもたらす心理の変化

数日前に Google Wave [http://wave.google.com/] の招待状をいただき、いろいろ使ってみました。従来からあるメール、IM、Wiki そして WebEx [http://www.webex.co.jp/]のような Web 会議システムが混ざり合った独特の形といえます。具体的に何が出来るのか知りたい方は、動画 [http://www.youtube.com/watch?v=v_UyVmITiYQ]や記事 [http://www.atmarkit.co.jp/news/200905/29/wave.html] を確認してください。ブレインストーム、レビュー、共同で文書作成などコラボレーションをする際に使えそうな印象があります。 多くのサイトで既に語られている Google Wave

microsoft

マイクロソフトが提案する次世代マウス

先週、マウスとキーボードの代りになる可能性を示すデバイスとインターフェイスのデモ 10/GUI [http://www.yasuhisa.com/could/article/10gui/]を紹介しました。Microsoft のほうでもマルチタッチ機能をマウスに組み込むことが出来ないかといろいろ模索しているようです。10月初旬にカナダで開催されたUser Interface Software and Technology conference [http://www.acm.org/uist/uist2009/] で、5つの次世代マウスのプロトタイプが発表されました。Webサイト [http://www.microsoft.com/appliedsciences/mouse20.mspx] のほうで、5つのプロトタイプに関する書類と動画を観覧することが出来ます。 FTIR Mouse形状はマウスに似ていますが、マルチタッチ操作がしやすいように軽く曲線がかかったフラットな表面が特徴Orb Mouse マウス全体がマルチタッチインターフェイスなので、違う場所を触ることで違う操作が出来ますC

ユーザビリティ

見た目と使いやすさの素敵な関係

Web は、受動的に「観覧する」というより、能動的に「利用する」という特色が強いです。それゆえ、高いユーザビリティ [http://www.yasuhisa.com/could/tag/ユーザビリティ/] が求められますし、試行錯誤を続けている方もいると思います。ユーザビリティを洗練させることで、より人に使ってもらえる (売り上げに貢献する) Web サイトになると考えがちです。極端な例だと Google がそうで、見た目はともかく使いやすいさ、使い心地を徹底的に追及しています。では、使いやすければ好感度も高く満足されるサイトなのかといえば、実はどうでもないようです。 Wichita State University にある Software Usability Research Laboratory [http://www.surl.org/] で、サイトの見た目とユーザービリティの関連性について調査を行っており、その結果が Web サイトに公開されています。 Visual

コンテンツ

リクリでコンテンツとデザインについて話しました

先日スピーカーとして第2回 Re:Creator’s Kansai [http://www.re-creators.jp/vol2/]に参加しました。WDE [http://east.webdirections.org/] の菊池さんも加わり、これから何をしようかといった将来の話題が中心のイベントになりました。大阪でセミナーをするのはかなり久しぶりだったので、こうした機会が巡ってきて嬉しかったです。今年は執筆している記事も含め コンテンツ [http://www.yasuhisa.com/could/tag/コンテンツ] にフォーカスした講演が多かったですが、リクリでも再びコンテンツをテーマにした話題でした。今までは概念的な部分が多かったのに対し、今回は「 コンテンツ戦略を意識したデザインアプローチ」という題名で、コンテンツにフォーカスしたサイトの組み立て方を、実際あるサイトを例に挙げて解説しました。 テレビ、紙媒体、ラジオでは顧客・消費者を「視聴者」「読者」「観覧者」と呼びます。受動的な呼び名が使われているのに対し、Webでは「利用者」という能動的な表現を使います。ちょっとした違い