ニュースサイトならではのウィジェットを考える
先日、朝日・日経・読売3社の記事を同時に読み比べることができる新s あらたにすがオープンしました。手短に言ってしまえば3社しか見れない Google ニュースといったところでしょうか。このサイトについては、いろいろ思うところがありますが、自社サイト以外にも記事を開放することを積極的にし始めているのは事実。RSSの配信やウィジェットの公開など少しずつステップアップしているといえます。
ニュースとの接点は増えて来ていますが、ただ新着情報を電光掲示板形式で流すだけでは物足りないです。BBC Backstage ほど革新的なものは求めませんが、それでも出来ることは幾つかあるような気がします。ネットユーザーとニュースの関係をより親密にさせ、かつトラフィック増加に繋がるような形を考えてみました。
公式の情報が使えるという強み
Webにおけるニュースサイトの利用のされ方は、他の媒体のように受動的に読者が情報を受け取るだけでなく、その記事について自ら意見を発するという能動的な行動も含まれています。つまり、元記事にリンクしたり、文章を引用するといったことはよくあるわけです。こういった Web ならではのムーブメントに制限をかけるのではなく、公平な形でサポートし、ニュースサイトに誘導出来るようなサービスもあっても良いと思います。
ニュースは、文章の質が高いだけでなく、写真の質も高いです。この写真をブログに使えたらどうでしょう?質の高い写真が使えるのはブログの見た目が良くなりますし、書いているブログエントリーの質も高まるかもしれません。しかし、写真を利用するのは著作権の心配もあります。個人でひっそり書いていたとしても躊躇してしまいます。そこで、以下のようなモデルを考えてみました。
幾つか特徴があるので以下にリストアップ。
- 公式で写真を使っていいと明言している(安心して使える)
- 記事で採用出来なかった他の良い写真の露出につながる
- 写真は使えるものの、別用途に利用出来ないように記事名や概要を入れる
- 写真にはロゴが入っても良いかも
- Flashで書き出せば2次利用もある程度妨げらる
- 会員のみ機能を利用出来るようにすればトラッキングもしやすい
未だにアーカイブとして長期にわたって記事を Web 上に掲載しているニュースサイトが少ないなど様々な課題はあると思いますが、文章としてのコンテンツの開放だけでなく、写真の公開もおもしろそうです。そのひとつの解がこうしたニュースサイトをはじめとした質の高い写真をもっているサイトにしか出来ないウィジェットだと思います。