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すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。
建設的な会話をするために気をつけておきたいこと
ウェブサイトの構築といっても、立場関係を考慮することなく、コラボレーションのようなデザインプロセスになってきています。デザインプロセスのどのフェイズにおいても、開発メンバーやクライアントを交えて意見を交換するときがあります。皆でサイトを作り上げて行くわけですから、会話をすることはとても大事な時間ではありますが、建設的な意見ばかりが出て来るわけではありません。時には会議が迷走してしまったり、開発メンバーの士気を下げてしまう可能性もあります。 チームメンバーだけでなくクライアントにも伝えておきたい、建設的なフィードバックの仕方。よりよいウェブサイトを皆で作って行くために覚えておきたい項目を5点紹介します。 感情を含む熟語を含めない 「好みではない」「違う気がする」といったネガティブな表現だけでなく、「好きだね」も使うのを控えたほうが良いです。もちろん、違う意見を言うことは悪い事ではないですし、「好みではない」と考えることは誰でもあります。そのとき感情的な表現をそのまま述べるのではなく、どうしてそう感じるのかを考えてフィードバックすると良いでしょう。 問題と言わない この言葉が入った瞬間
青森でウェブマーケティングの話をしました
この記事は「青森で3度目のセミナーをします [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/third-seminar-in-aomori/]」の続きにあたります。今回は見事に岩手・宮城内陸地震 [http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/iwate_miyagi_earthquake/] に遭遇してしまったわけですが、無事にセミナーを終え帰宅することが出来ました。今回は青森県庁が主催しているウェブマーケティングセミナーのシリーズ第1回目で「 ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り 」という題名で話をしました。第一回目ということで、「そもそもウェブマーケティングって何ですか」という部分を中心にイントロダクションのようなプレゼンを構築しました。 もちろん、ウェブマーケティングを解体していくと、様々な系統やアプローチが存在するので、それこそキリがない話ですが、今回はウェブでしか出来ない事、ウェブだからする価値があるマーケティングは何なのかを紹介しました。ウェブは大企業であったり媒体を持ってなければ人々
「Wall-E」のアニメーションは完全なる不完全
前回「ピクサーが考えるイノベーションの鍵 [http://www.yasuhisa.com/could/article/pixar-innovation/] 」で、ピクサー映画のおもしろさの秘密の断片を紹介しました。ブラッド・バード監督は映画「アイアン・ジャイアント [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002GD4K0/could-22/ref=nosim/] 」の成功でピクサーに入った方で、オリジナルメンバーではない方です。スティーブ・ジョブスが彼をスカウトしたそうですが、その理由もトイストーリーシリーズで成功を収めたピクサーがこのままの状態に留まらずイノベーションをし続けるためのの起爆剤としての役目だったとか。結果的に今でも先進的なアニメーションをピクサーは作り続けているわけですから、ジョブスの英断だったといえるかもしれません。 新作「Wall-E [http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/]」は、「ファインディング・ニモ [http://www.amazon.co.
ピクサーが考えるイノベーションの鍵
正直言って、12月の公開まで待てない Pixar [http://www.pixar.com/jp/] の新作「Wall-E [http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/]」。Pixar は初の長編 CG 映画「トイストーリー [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001VQVVU/could-22/ref=nosim/] 」以来、ひとつもハズレ映画を作っていないとんでもない映像制作会社です。圧巻の映像美も素晴らしいですが、シーンの見せ方や、ストーリーにたくさんのアイデアが盛り込まれていて、新作が出る度に驚きと感動があるのが最大の魅力だと思います。アニメーションの世界でイノベーションを続けている Pixar ですが、その秘密は何なのでしょうか。 「Mr.インクレディブル [http://www.amazon.co.
ノキアと利用者のウェブを使った共同作業
ウェブは企業も個人も関係なくフラットな関係を築くことが出来ます。ウェブという「バーチャルな空間」ではありますが、フラットな関係性を作れるということで、今までよりパーソナルでスピード感のあるコミュニケーションが求められます。つまりウェブの特性を活かして、従来のようなカスタマーサービスとは異なる利用者と繋がる窓口が必要とされるわけです。 このサイトで何度も取り上げている [http://www.yasuhisa.com/could/entries/001069.php] Nokia は以前から携帯電話の使い方や、デバイスを利用する人のリアクションや環境に注目して様々な研究・開発を行っており、以前から注目しています。そんな人に注目している Nokia が、利用者との接点をより増やしたいと考えるのは、自然なことだといえます。Nokia Beta Labs [http://www.nokia.com/betalabs] では、文字通りまだ β版のサービスやソフトウェアを誰でもダウンロード出来るように公開しており、開発状況の公開や利用者からのフィードバックを公募しています。 コミュニケーション
あなたを進化させたツールは何ですか?
テクノロジーは常に進化し続けていますが、それと同時に使っている我々も進化し続けています。何か新しいテクノロジーに触れることによって自分の仕事の仕方やライフスタイルを向上させてくれることもあります。また、人のライフスタイルの変化に応じてテクノロジーも進化していることもあります。つまり、お互いが影響し合いながら進化し続けているといっても良いでしょう。 ここ 5年という短いスパンで見たとしても、めまぐるしいテクノロジーの進化がありました。その進化の中、自分も変わってきたと思います。Webサイトやパソコンという小さな枠でみても影響を受けたテクノロジーは幾つかあるのではないでしょうか。今回は自分が影響を受けたテクノロジーを個人的な視点を含めて紹介したいと思います。 MovableType [http://www.movabletype.jp/]ええ。このウェブサイトは WordPress [http://wordpress.org/] ですよ。MT は仕事でもそれほど使う機会がないわけですが、MTの存在がなければ自分で CMS を作って 4 年間もそれを運用することはなかったですし、今ほどプ
無料で使えるワイヤーフレームツールのまとめ
Firefox 上で動作するワイヤーフレームツール Pencil [http://www.evolus.vn/Pencil/Home.html] をはじめ、無料でしかも便利なツールが増えてきました。紙とペンでワイヤーフレームを描くのは基本ですが、より本物に近いプロトタイプを作るのであればソフトウェアを使うのが最適です。以前紹介した「 プロトタイピングの基礎の基礎 [http://www.yasuhisa.com/could/article/prototyping-basics/] 」も併用に読んで今回紹介するツールの中から自分に合ったツールを探してみてはいかがでしょうか。 DIA: a drawing program [http://www.gnome.org/projects/dia/] UMLダイアグラムに特化していますが、ワイヤーフレームも作れます。基本的にデータは XML で保存されますが、EPS, SVG, PNG といった別形式にも書き出せますDENIM [http://dub.washington.edu:2007/denim/] タブレットで操作すると快適そうなプロ
時間でお金を請求出来ない仕事
たくさんの時間を費やせば、それだけ良いプロダクトになる可能性はありますが、一概にすべてがそうとはいえません。単純に時間が必要なタスクもありますが、クリエイティブに関していえば、時間とは全く関係のないプロセスといえるでしょう。時には一瞬で思いつくこともありますし、一晩中考えた末に編み出すアイデアもあるでしょう。では、時間を費やしたほうが価値が高いのかといえば、そうではありません。 何かを作り出すという仕事は時間では測り難いですが、他にも時間では測れない仕事はたくさんあります。ひとつの場所に長時間居座ることが仕事をしているかしていないかの評価に繋げるのも難しくなっていますし、大勢が一カ所に長時間いるということが生産性が高いことであるとも言えないと思います。「仕事時間」といっても常にフルスピードで働いているわけでもないですし、無駄に時間を過ごしている場合もあるわけです。疲れてくれば当然脳の働きも鈍くなってきます。疲れがたまり脳への負担も増えれば、ストレスもたまり仕事そのものも好きでなくなってくるでしょう。 年収制度やフレキシブルアワーというのは以前からありますが、他にも様々な試みがされて
オフラインとオンラインの口コミのバランス
毎日 35億の口コミ会話がアメリカで行われていると言われています。Keller Fay Group [http://www.kellerfay.com/] の 調査 [http://www.bizreport.com/2008/06/offline_wom_more_effective_than_online_buzz.html] によると、そのうちオンラインで行われている口コミはわずか 7%。実際会って行われる口コミが圧倒的に多く (75%)、次に多いのは電話 (17%) だそうです。SNS やブログなどオンラインにおけるコミュニケーションは多様なものになってきてはいるものの、オフラインの口コミは依然最も強いわけです。 上記と似たような結果は BIGresearch [http://www.bigresearch.com/] が、15,727人を対象にしたアンケート結果 [http://www.bigresearch.com/news/