Latest thinking
すぐに使えるノウハウではなく、「なぜそうなっているのか」を考える記事を書いています。デザインの仕事で感じるモヤモヤに、構造から向き合いたい人のための場所です。
Powersetが提案する情報の見せ方
一部ではGoogleキラーと呼ばれている [http://www.abcnews.go.com/Technology/PCWorld/story?id=4833769]次世代検索エンジンPowerset [http://www.powerset.com/] 。キーワードだけでなく自然な文章でも検索出来るというところまでは他のサービスも行っていますが、検索結果の見せ方や情報の見せ方に幾つかの工夫がなされています。今のところ Wikipedia の記事 (英語のみ) を検索出来るだけですが、なかなかおもしろいです。個人的に「キラー」と呼ぶのは大袈裟だと思いますが、 Powerset では独自の情報の見せ方を提案しており、UIデザインや情報整理の観点からみると大変興味深いサービスです。今回は Powerset で見つけた興味深いアプローチを幾つか紹介していきます。 A. 概要 検索するとページの一番上に最も該当する項目が表示されます。通常のリスト表示ではなく写真付きで記事をある程度読むことが出来るようになっています。Googleでもこうした見せ方は一部のキーワードで行っていますが、Powe
改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目
Designer meets Designers [http://www.yasuhisa.com/could/diary/d2-03-thank-you/] は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクション [http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/#effects] を追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン [http://www.yasuhisa.com/could/entries/000981.php] 」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。 専用アプリケーションを使う今は SlideShare [http://www.slideshare.net/] のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML
D2-03: ありがとうございました
この記事は「Designer meets Designers 03 で話します [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/d2d03/]」の続きにあたります。Designer meets Designers [http://www.mdn.co.jp/webcre/d2] にて「さよなら Web標準 」というタイトルで講演をしました。今回は久しぶりに東京での講演ということもあり、かなり気合いを入れて準備をしました。主催の MdN の担当の方が早くからタイムラインを引いてくださっていたので準備もしやすかったところもあります。最新版の Keynote [http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/] を使い始めてしばらく経ちますが、以前は PowerBook G4 を使っていたのでスペックが足らず、凝ったエフェクトも使い切れませんでしたが、今回は MacBook
Webサイトはまったく同じ見た目である必要はない
Do websites need to look exactly the same in every browser? [http://dowebsitesneedtolookexactlythesameineverybrowser.com/] (Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見えていなくてはいけないのか?) リンクをクリックすると答えが分かるのでぜひどうぞ。去年の暮れから今年にかけてこんな長い URL を使った一問一答系ページが増えており火曜日かどうか [http://isittuesday.com/]、クリスマスかどうか [http://www.isitchristmas.com/]、 Twitterが落ちているかどうか [http://istwitterdown.com/]、パリス・ヒルトンは刑務所にいるかどうか [http://isparisinjailrightnow.com/]、自分はスゴいかどうか [http://amiawesome.com/] などたくさんあるみたいです。 最初に紹介した「Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見え
Google検索がすごい理由から分かること
99年頃に Google をみたときは「おいおい、いまさら検索ってないだろう」と最初は思いました。当時はポータルサイト真っ盛りでどこも検索サイトやディレクトリをもっていたので、これ以上あっても仕方ないと感じたわけですが、当然のことながらその考えは大きな間違いだったと後に気付くことになります。他のサイトで見つからなかった情報が Google で見つかるなんてことが当時はよくありました。結果的に今でも最初に検索するのは Google だったりします。 Google 検索が他より優れた結果を出していたのは、すぐれたアルゴリズムがあったからなのかもしれませんが、それより重要なことは、従来の検索の概念と正反対のアプローチをとったところです。手動のディレクトリ制作や登録サイトといったオーソリティと呼ばれるサービスや企業が正しいと思う情報を表示させていたのに対して、Google は被リンク数を情報の精度のヒントに使いました。非リンクとはつまり普通のインターネットユーザーが付けたレコメンデーションと考えても良いでしょう。一部の人たちによって決めていたものを大衆に任せたところが大きなシフトチェンジだっ
デザイナーといってもいろいろです
今月も再び百式の田口さん [http://www.100shiki.com/]が主催の勉強会に参加してきました。今回はなんと「デザイン (全般的なデザインというより Webに特化していたかと)」がテーマでした。テーマがテーマなのでポッドキャストで対談 [http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=111] した種村さんにもご一緒してもらい、開発者、デザインしている人合わせて 20人くらいが集まりました。エンジニア、プログラマー(デザイナー以外の視点ですね)からデザイナーに向けて質問というのがメインでしたが、受け答えるデザイン系の方が 4人だったのでもう少しデザイン系の方が多かったらいろんな意見が聞けたのかもしれません。 幾つかあがった質問をみて感じたのが、装飾という意味でデザインを捉えている方は少なくないなという点。種村さんが「絵はイラストレーターという方がやっていて、デザイナーはどちらかというと情報を整理したり、見えないものを引き出すような仕事」みたいなことを言っていて正にそのとおりだと思いました。もちろん絵が描けたらそれにこしたことないで
Leopard最強アプリは辞書
Mac OSX Leopard には様々な魅力的な機能 [http://www.apple.com/jp/macosx/features/] が実装されていて、使えば使うほどその良さが分かるという印象がありますが、その中でも特に素晴らしいのが辞書 [http://www.apple.com/jp/macosx/features/japanese.html] です。ディテールにこだわった美しいアイコンも素敵ですが、これぞ Mac OSX を使っていてよかったと思えるアプリケーションです。前のバージョンにも辞書はありましたが、英語版の辞書をそのまま乗っけただけ(つまり英英辞典)なので使い物になりませんでしたが、今回は英和はもちろん大辞泉、和英、ウィキペディアも実装されています (環境設定から英英辞典の表示を On に出来ます)。日本スタッフの気合いの入れ方が違いますね。 辞書は Spotlight と同様インクリメンタル検索なので、文字を入力しはじめたらすぐに結果が出てきます。結果は説明文も含めてすべてリンクになっているので、言葉を次々と辿って行くのも容易です。ウィキペディアも他の記事へ
今必要とされている『IT』
IT (Information Technology) はみなさんにとってどういった意味をもつ言葉でしょうか。効率的に情報を行き来させる技術の総称と 説明することが出来ます [http://ja.wikipedia.org/wiki/情報技術] 。「IT革命」という言葉のようにバズワード化してしまった部分もあるので、逆に意味が分からない怪しい領域に見られている可能性もなくはないでしょう。未だに IT 業界と呼ばれるところはどうも別世界に見られているような印象もあります。 技術を見えなくする 技術という言葉があるので確かに技術的なことではありますが、人に使ってもらうものを作るために技術だけで簡潔した例は今までありません。今のケータイ・インターネットの火付け役になった i-mode にせよ、新しいゲームプレーを提案した Wii にせよ、最新の技術を使ったわけでもなければ、ほとんどの方が技術をきちんと理解して利用しているわけではないです。技術中心ではなく、人を注意深く観察した上で、それを解決するにはどういった技術が必要だろうと考えた結果に出来上がったもののようにみえます。 本当の意味で普
最近使ったアプリを Stacks に置く方法
QuickSilver [http://www.blacktree.com/] ユーザーにとって Dock にすべてのアプリケーションを放り込んでおく必要はないわけですが、時にはマウスで操作したほうが早い場合もあります。 最近使ったアプリケーションはまた立ち上げたいと思うことも少なくありません。[アップルメニュー > 最近使った項目] からアクセスすることが出来ますが、結構面倒だったりします。そこで最近使ったアプリケーションを自動的に保管してくれる Stacks [http://www.apple.com/jp/macosx/features/desktop.html] を作っておくと便利です。 [アプリケーション > ユーティリティ] にあるターミナルとを立ち上げて以下のコマンドラインをコピー&ペーストして [return] キーを押します。 defaults write com.apple.dock persistent-others -array-add '{ "tile-data" = { "list-type" = 1; }; "